映画レビュー0625 『ニューヨーク 眺めのいい部屋売ります』

レンタル最後の1本。

タイトルとビジュアル、そしてモーガン・フリーマンってことでこんなの外さないわけがないぜ、と劇場に行くつもりでしたが、やっぱり埼玉ではやってないという。

※やってたかもしれないけど気付かなかった的なことでスルー推奨

まあ都内出ろってことなんでしょうけどね。わかるんですけどね。都内行きたくないんですよね。

いい加減、もうちょっと埼玉でもいろいろ公開して欲しい。ほんとにねぇ、埼玉はなまじ都内に近いが故に色々疎かにされがちで、下手な田舎よりも不便だったりするんですよ。まじで。そんでもって田舎だしね。実際。

東京に最も近い地方、それが埼玉。嗚呼埼玉。

でも好きだぜ埼玉。

ニューヨーク 眺めのいい部屋売ります

5 Flights Up
監督
リチャード・ロンクレイン
脚本
チャーリー・ピータース
原作
『眺めのいい部屋売ります』
ジル・シメント
出演
シンシア・ニクソン
クレア・バン・ダー・ブーム
コーリー・ジャクソン
音楽
公開
2015年1月28日 ベルギー
上映時間
92分
製作国
アメリカ

ニューヨーク 眺めのいい部屋売ります

ブルックリンを一望できる古いアパートの最上階に住む老夫婦、アレックスとルース。そろそろエレベーターのない住まいはキツイ、ということで部屋を売りに出し、新しい住まいを探すことに。しかし内覧会の迫る時期に愛犬ドロシーは入院、さらに近くではテロ騒ぎが起きて…。

ド安定ハートフルコメディ。

7.5

モーガン・フリーマンとダイアン・キートンが夫婦を演じるハートフルコメディ。もうその時点で「ああ、つまらないわけがないよね」と思うわけですが、まさにその通りの安定した作りで面白かったです。ただ、それ以上の突き抜けたものがなかったのは…まあ想像通りですが、ちょっと残念。

モーガン・フリーマン演じるアレックスは画家で、“眺めのいい部屋”で絵を描き続けてきたお人。ダイアン・キートン演じるその奥さん・ルースは元教師で、姪の不動産エージェント・リリーに頼み、部屋を売りに出そうとします。さすがに思い出詰まった部屋なだけに、初めて入居した日や愛犬ドロシーが来た日など若かった頃を思い出し、感傷に浸りつつ新たな住まいを探すわけですが…。

もうのっけから旦那のアレックスは未練たっぷりな雰囲気で、「まあどうせ結局売らないで終わるんでしょ」と思いつつ観ていましたが…結果は観てのお楽しみ。この手の映画らしい、至極真っ当な夫婦の日常を描きつつ、少し珍しい「若かりし頃の二人」を時折挟みながら、やかましい姪のリリーとやいのやいのしながら、果たして高く売れるのか、もっといい部屋は見つかるのか…的な映画です。

そこにただ部屋を売る買うだけではキツイからなのかはわかりませんが、愛犬ドロシーのトラブルと近所で起こったテロ事件(犯人は逃走中!)も絡め、ほんわかしつつもなかなか先の読めない、少しひねったハートフルコメディでした。

まず、もう愛犬家としてはドロシーの行く末が気になって気になって、もうそれだけでズルいわけですよ。ある日突然歩けなくなり、病院に連れて行くと手術が必要であることを伝えられ、でもお金もないしどうしたものか…という愛犬家にはかなり他人事に思えない“事件”に胸が痛みました。正直、これが無かったらイマイチだったかもしれない。それぐらい犬はズルい。観終わって速攻我が家のワンコの様子を見に行ったのは言うまでもありません。

ドロシーの入院中にも内覧会(部屋を見に他人が大量に押し寄せる悪夢の日)がやってきて、まあこれは落ち着かないだろうなぁ…と二人が気の毒になる序盤戦。内覧会って初めて見ましたが大変ですねあれ。アメリカじゃ普通なのかな。チラシまで作ってお金もかかりそうだし、いわゆる等身大な悩みが微笑ましくもありました。

うーん、あとは特に書くことがないという。いやほんと、老夫婦が過去を振り返りつつ「部屋を売って新しい住まいを探す」日常を描いているだけなので、どこがどうだの言う話でもないんですよね。ところどころ笑いどころもあるし、キャスティングと雰囲気に惹かれれば観て損はないと思いますが、かと言ってこの映画ならではの良さって言うのも特にはないし…。なんだろう、良かったんだけど、期待以上のものがない寂しさというか。

本当に主演二人は素晴らしくて、すごく安心して観ていられたんですが、予想外の出来事が起こるわけでもなく思い通りの映画だったので…そこが良いとも言えるんですが、もう一歩何か欲しかったかな、とは思います。

ただ、過去の描写が結構ちょこちょこ出てきて、そこは結構良いな、と。特に旦那さん(モーガン・フリーマン)の昔の姿は正直そんなにピンとこなかったんですが、奥さん(ダイアン・キートン)の方の昔の姿がすごくビタッとハマってたのが印象的でした。めっちゃ美人ってわけじゃないんだけど、なーんかキュートで魅力的な感じ。そのまま歳を取ってこうなった、って一本繋がっているイメージで、そこがとても良かったです。

かなり気楽に見られる部類の優しい映画なので、それこそこの時一緒に借りた「マジカル・ガール」とか「ボーダーライン」みたいなハードな映画を観た後に、ちょっと疲れちゃったからと選ぶには良い映画かな、と。そういう意味でも今回は我ながらかなりいいチョイスをしたと自負しております。

パーフェクト・ルーム」は忘れてください。

このシーンがイイ!

メガネの女の子! あの子がかわいくてね~。あの子が出てくるシーンはどこもすごく良かった。「チャイルドロックよ」とか最高でしたね。

ココが○

やっぱり愛犬家としてはドロシーの存在がとても良かったです。作り物とわかりつつも、本当に一緒になって心配していました。しかも我が家の愛犬も同じ年という。いろいろ考えちゃいますね…。

ココが×

特に目立ってこれがイカン! っていうのは無いですが、やっぱりもう一歩ガツンと来る何かが欲しかったかな、という点でしょうか。

MVA

主演二人はどう考えても素晴らしいので、今回はあえて除外します。しかしモーガン・フリーマンの大笑いはかわいくて癒されるということだけは書いておきたい。

クレア・ヴァン・ダー・ブーム(若き日のルース役)

メガネが似合っててねぇ~。なーんかかわいい雰囲気がとても良かったです。

若き日のアレックスと比べると、お母さんとのやり取りがあったりやっぱり少しだけウェイトが上だった気がしますが、それに見事に応える演技と存在感、お見事でした。

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