映画レビュー0021 『アメリカン・ギャングスター』
少し遅れましたが、あけましておめでとうございます。
読者0、視聴率で言えば※マークでお馴染みのこのブログですが、とりあえず今年も細々と続けていく予定です。よろしくお願い致します。
俺は誰に言ってるんだドチクショウ!
アメリカン・ギャングスター
ナゲーっす。
最後の20分ぐらいは結構盛り上がったんですが、いかんせん序盤が長すぎます。
重厚なギャングモノ=長い方が雰囲気出る、みたいなイメージもわかるんですが、でも序盤の1時間ぐらいはかなりカットできる気がします。正直、序盤は集中力が途切れてしまいました…。
話の内容としても、少し意地悪な言い方をしてしまえば、実話だからこそそれなりに面白く思えましたが、仮にこの話がフィクションだった場合、やっぱり物足りない感じが出てしまう気がします。
逆に言えば実話だからこそ味付けしにくく、割と平坦に流れていってしまう部分があって、その辺りが「長い」と感じる所以にもなっているのかもしれません。
2時間以内にまとめていればもっと良い作品だと思えたので、「長さ」がつくづく残念です。
ココが○
やっぱり主演二人はよかったですね。意志を感じる演技が観られました。
ココが×
デンゼル・ワシントンの奥さんがどうしても瀬戸カトリーヌに見えたのが残念でしたね。きっと僕だけでしょうが。
あとはもう「長さ」。これに尽きます。
長いからダメ、というわけではなく、長い映画を長いと感じさせてしまう作りがダメ。
MVA
この映画はやっぱり主演のどっちか、になると思いますが、
デンゼル・ワシントン(フランク・ルーカス役)
ですかね。
ギャングだけど紳士的な振る舞いと、優しい表情だけど平気で人を殺せる冷酷さと、時に激昂する存在感と、すべてがさすがの演技で。
でも一番感じたのが、スーツの着こなしのかっこよさ。終盤を除いて終始高そうなスーツをパリっと着こなしているサマがかっこよかったですね~。
途中でセリフでもちらっと匂わせますが、派手に着るのではなくシックに着こなすのは実は結構役柄上大事なところだと思うので、その辺りの「見え方」が際立っていたのはさすがだな、と。