映画レビュー0336 『世界侵略: ロサンゼルス決戦』

最近重い映画が多い気がしたので、気楽に観られそうなB級感漂うこちらの映画をチョイス。

世界侵略: ロサンゼルス決戦

Battle: Los Angeles
監督
ジョナサン・リーベスマン
脚本
クリストファー・バートリニー
出演
ラモン・ロドリゲス
ニーヨ
コリー・ハードリクト
音楽
公開
2011年3月11日 アメリカ
上映時間
116分
製作国
アメリカ

世界侵略: ロサンゼルス決戦

突如として地球上に現れた未確認飛行物体は、あからさまな敵意を持って地球を攻撃し始めた。そんな中、アメリカ軍海兵隊のナンツ2等軍曹は、3時間後に予定されている一斉空爆の範囲内にいる民間人を救うべく、地球外生命体との戦いに身を投じていく。

気持ちいいほどお決まりのコース。

5.5

今、最もアゴが割れていると評判のアーロン・エッカート主演、地球外生命体侵略モノでございます。

主人公はアメリカ海兵隊で輝かしい戦績を残した優秀な兵士(割れアゴ)。ただ最近は体力の衰えも感じてきていて、退役しようとしていた矢先、まさかの地球外生命体来襲。その経験を活かして世界を救うべく戦いに身を投じていきます。

やつら(地球外生命体)はどうも空からは攻撃してこないようで、地上の連中を掃討すれば勝てると踏んだアメリカ軍は、防衛線を定めた上で、何時何分に一斉空爆を行うぞ、と決めます。これはつまり、その防衛線から外にいる人たちの命は保証しません、ということにつながるので、まずはその防衛線外にいる民間人を助けださねば、とそのミッションに駆り出された割れアゴが、地球外生命体の弱点を探り、やがてその中枢に攻撃を仕掛けに行く…という物語。

突如としてやってくる地球外生命体の地球侵略、ということで、まず僕が真っ先に思い浮かんだのは「宇宙戦争」。アレとの違いは、あちらはただひたすら逃げる一般人が主人公、こちらは戦いを挑む兵士が主人公、というところでしょう。

もっとB級臭の強い映画なのかと思ってましたが、実際は最初から最後までかなり真面目に戦いを繰り広げていて、白兵戦中心の構成はなかなかの迫力。圧倒的な戦力差に終始苦戦を強いられながらも希望を見出し、なんとか地球を守るんだ、というシリアスタッチの戦争SFと言った感じ。

が、なんというかこれはこの映画のメリットでもありデメリットでもあると思いますが、とにかくもう使い古された“型”のオンパレードで、もう何から何まで既視感たっぷり、とっくに味が無くなったガムをひたすら噛み続けるような感覚に陥りました。自己犠牲あり、小粋なアメリカンジョークあり、上司と部下のいがみ合いあり、その解決もあり、お涙頂戴要素もあり、その他諸々あり、と。おまけにしっかりフラグを立てて、そのままフラグを回収してくれるという丁寧さで、まーなんとも観ていて“裏切らない”映画だと思います。

そもそも僕は(気楽に観ようと選んでおいてなんですが)この手の映画はあまり好きじゃないのと、イマイチ登場人物に魅力を感じなかったのとあって、もう半分以上流しながら観ちゃったような感覚だったんですが、ただ上に「メリットでもありデメリットでもある」と書いたように、「そうそうこれこれー!」というキタキタ感たっぷりに楽しめる人もいるんじゃないかな、という気もしました。おそらくそれはアメリカ人であればもっと強く感じる部分だろうと思われるので、本国では熱狂的に観た人もいそうな気が勝手にしています。「ストロングアメリカイエーー!」みたいな。

でもそういう「イエーー!」と言うほどスカッとした感じもあまりなく、劣勢劣勢で我慢して我慢してジリジリ、というある意味では今風の「一筋縄ではいかない」戦いになっているので、その辺のストレス解消的な楽しめ方もやや消化不良な感じがして、どっちに寄せたいのかちょっとはっきりしないような印象もありました。

結果的には、大体予想してた内容をそのままアメリカンテイストで見せてくれましたよ、という感じの映画で、ある意味では他の国には真似できない、“いかにも”な内容に仕上がっています。

おそらくこの映画に対して観る前から頭の中でイメージできるものが好きな人ならそのまま観て楽しめるだろうし、特に、っていう人なら多分「特に」で終わる感じかな、と。

僕は後者でした。ハイ。

このシーンがイイ!

特にコレと言っては…。ただ戦闘シーンはなかなかの迫力でがんばってました。

ココが○

もう使い古された「地球外生命体からの侵略」を、真正面から真面目に描こうとした姿勢はいいと思います。

それと、「宇宙戦争」はまさかのエンディングに拍子抜けした人が大半だったと思いますが、こちらはド定番とは言えそれなりにケリを付けてくれるので、ああいうガッカリ感はなかったのが良かった。

ココが×

まあやっぱり、「予想以上のものがない」点に尽きるでしょう。1作目でありながらマンネリ、という不思議な映画です。

MVA

あまり役者陣に光るメンバーがいなかったのが残念でしたが、一人挙げるならこの人かな。

ブライス・キャス(ヘクター・リンコン役)

割れアゴが救い出した男の子。結構子供の割に目力があって、賢そうな雰囲気がなかなかでした。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

CAPTCHA