映画レビュー1070 『ビバリーヒルズ・コップ』

今回もネトフリ終了間際シリーズですが、タイトルはもはや説明不要の超有名作です。初鑑賞。

ちなみに同日「2」も終了になったんですが、こちらは時間的に間に合わず断念しました。

ビバリーヒルズ・コップ

Beverly Hills Cop
監督
脚本

ダニエル・ペトリ・Jr

出演

エディ・マーフィ
ジャッジ・ラインホルド
ジョン・アシュトン
リサ・アイルバッハー
ロニー・コックス
スティーヴン・バーコフ
ジェームズ・ルッソ

音楽

ハロルド・フォルターメイヤー

公開

1984年12月5日 アメリカ

上映時間

105分

製作国

アメリカ

視聴環境

Netflix(PS4・TV)

ビバリーヒルズ・コップ

思ったよりちゃんと刑事モノしてた。

7.5
幼馴染を殺された刑事、管轄外で勝手に捜査開始
  • ご存知エディ・マーフィの出世作
  • そこまでコメディ色は強くなく、割とちゃんと刑事してる
  • 80年代らしい人情味溢れる内容
  • 際立った良さは無いものの、嫌味なく無難な良さ

あらすじ

例によって僕はまた「ハイテンションでまくし立ててゲラゲラ笑わせるコメディ刑事モノ」みたいな、なんならブルース・ブラザースに近いノリなんじゃないかと的外れな予想をしていたんですが、そんな内容よりもよほどちゃんと刑事してましたよ。正直もっと「寒い」感じなのかと思っていたので、思いの外良かったです。

♪ペーペーペーペペッペッペー ペーペーペーペペッペッペー ペッペッペッペッペッペレッペッペーっとおなじみの例の曲がメインテーマのこの映画。「あーこの曲! この映画だったのか!」と思うことウケアイです。

オープニングは何やら怪しげな取引の様子から。高値で卸そうとしたものの値切られた挙げ句捕まったエディ・マーフィ演じるアクセル・フォーリーさん、彼は実はデトロイト市警の刑事で勝手におとり捜査をしてましたよ、ということで上司から叱られスタートです。

ある日彼が自宅に帰ると幼馴染のマイキーが勝手に侵入してまして、「お前いつ(刑務所から)出てきたんだよ!」ということで親友同士の再会で盛り上がりーの街へ繰り出しーの、一通り遊びーので家に帰ると襲われーのでマイキー早くもグッバイ。

最初に殴られて気を失っていたアクセルは事なきを得たものの、久しぶりに再会した親友は亡き者となってしまった上に、事件の管轄は別の(おそらくあまり優秀ではない)刑事のものになることを伝えられ、こんなのやってられねーぜということでおなじみの“休暇願い”を出して一人ビバリーヒルズまで向かいます。

なぜビバリーヒルズなのかと言うと、ここにはもう一人の幼馴染仲間である女性・ジェニーがおりまして、彼女にマイキーが殺されたこと、そしてマイキーに関する情報を聞き出そうとやって来たわけです。

彼女からマイキーの雇い主を聞き出したアクセルは、単身その雇い主にカチコミに行きますが追い出された挙げ句(またも)逮捕。

当然刑事なので早々に釈放され事情を話すこととなり、やがてビバリーヒルズの刑事たちも巻き込んだアクセルの復讐劇が始まるわけでございます。あとはよろしくどーぞ。

80年代らしい娯楽感

単身復讐に向かう刑事が現地警察と揉めつつも真相に迫っていく姿をややコメ仕立てで追う映画。基本は“単身”なんですが、ジェニーだったりその他(一応伏せておきます)だったりを連れての勝手捜査もあってほんのりバディームービーっぽさもあります。

事前の予想では「なんでこいつ刑事やってるんだよ」ぐらいのグダグダお笑い刑事がてんやわんやの騒動を巻き起こす話なのかと勝手に思っていましたが、実際は主人公のアクセルさんはかなり優秀な刑事っぽく、少々独断専行の傾向はあるものの、実力自体は真っ当で「独断もやむなし」な印象。柔らかいジャック・バウアー的な。

そんな彼が現地警察も巻き込みながら親友の敵を取るべくアレコレするわけですが、内容的には(年代的に当然ですが)今観て目新しい何かがあるわけでもなく、至ってオーソドックスに展開する刑事モノと言えます。

ただ今であれば良くも悪くもここからさらにひねってくるであろうところですが、さすがこの頃の映画らしくストレートに人情味のある良さに寄せた作りになっていて、この辺りがいかにも「80年代だなぁ」と、そして「マーティン・ブレストだなぁ」と思わせてくれます。

マーティン・ブレストと言えばなんと言っても「ミッドナイト・ラン」ですが、あの映画ほどの傑作感は無いとは言え、“人の良さ”は双方に通底したものが感じられるし、そこにある種の安心感のような、裏切らないからこその良さみたいなものは確実にあったと思います。本当に安心して観られる80年代らしい娯楽感がある映画ですね。

ただそれはそれで意外性のなさにつながる面もあるので、やや物足りなさを感じたのも確か。コメディ仕立てとは言え笑いに強く振っているわけでもないし、エディ・マーフィが演じるキャラクターとしても面白さより優秀さを強調した印象が強いので、ある意味では刑事モノとしてもコメディとしても中途半端ではあるかもしれません。

やっぱりこの頃の映画は結構雰囲気が似通っていて、「キンダガートン・コップ」とか「見ざる聞かざる目撃者」とか、この辺の映画ともどこか似たような“あの頃感”がある気がしますね。それが何なのかは言語化できないんですが。パトカーが大量に出てきたときは「ブルース・ブラザースかよ!」と思ったり。

それは映像的なものかもしれないし、当時の風俗が感じられる髪型だったり小道具だったりが醸し出すものかもしれないし、最終的に裏切らないであろう展開から感じられるものかもしれないし。

それが(これほどまで有名なタイトルでありながら)突き抜けた良さにつながらない残念感も確かにありましたが、とは言えやっぱりこの頃の映画が好きな人間としてはどこかほっこり出来る心地よさも感じられて、「目新しさのない物語」という感想以上のノスタルジックな良さを感じた面はありました。

途中眠くなったけどね。昼過ぎだったんでね。

今観ても悪くない

相変わらずなかなか書くこともなくですね。最近ブログ始めたんだっけ、って感じに内容が薄いわけですが、もう10年以上やってます。

結構言い方としては微妙な感じにはなっちゃいましたが、続編も観たかったなーと思うぐらいには良かったです。ただ続編は監督が変わってるんですよね。まあ変わった監督がトニー・スコット、っていうのも違う意味で気にはなるんですが…だいぶ毛色は変わってそうな気がするけどどうなんだろう。

こう言っちゃなんですが、当時飛ぶ鳥を落とす勢いだったエディ・マーフィも今はだいぶ下り坂だし、今あえて観るほどの映画かと言われると結構微妙かな、という気はするんですが、とは言えエディ・マーフィも「エディ・マーフィらしいうるささ」みたいなものは割と控え目で役にしっかり寄り添った演技だったとも思うし、これはこれで今観ても悪くない映画だと思います。

他に今も売れている人が出てたりすればまた違った楽しみがあってよかったなとは思いますが、まあこの辺は仕方ないですね。僕としては「殺したい女」に出てたジャッジ・ラインホルドが観られて嬉しかったです。

このシーンがイイ!

ホテルマンに差し入れさせるところとか好きですね。それを食べちゃうのも。

ココが○

コメディによりすぎず、割としっかり刑事モノしている点。笑い一辺倒よりも時代を感じない…かもしれない。

ココが×

まあどうしても今観て「うおおおおー!」となるほどのものがないのは残念です。仕方がないとは言え。

キャスティング含め、今あえて観るには少し引きが弱いかなと思います。

MVA

まあ順当に…。

エディ・マーフィ(アクセル・フォーリー役)

上に書いた通り、僕のイメージしていたハイテンションコメディ感とは違って“ちゃんと”刑事してたし、無理なくスマートな印象をもたせる演技が良かったですね。

ちょっと見直しました。エディ・マーフィ。

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