映画レビュー0396 『カレンダー・ガールズ』

ネット界隈では「2015年の映画がすごい!」って話題になっているようなんですが、見たら続編大衆向け大作だらけで、正直あんまり惹きつけられる作品が無いという…。

確かに興行収入的にはすごいことになりそうなんですが、面白いかどうかというとまた別かなと。そんなことよりそろそろダンカン・ジョーンズの新作の一報でも聞きたいもんです。

カレンダー・ガールズ

Calendar Girls
監督
脚本
ジュリエット・トウィディ
音楽
公開
2003年9月12日 イギリス
上映時間
108分
製作国
イギリス・アメリカ

カレンダー・ガールズ

最愛の夫が夫が白血病で亡くなってしまい、落ち込むアニー。彼女の親友のクリスは、彼女を励まそうと所属する婦人会で毎年作っているカレンダーを「自分たちのヌードのカレンダーにしよう」と提案。売上を病院に寄付し、また自分たちの思い出作りにもしようとするのだが…。

思ったより平坦。

6.0

おばさんというかおばあさんというか、結構な年齢の方々がヌードになってカレンダーを作るぞ、っと町内会的な婦人会で一発企み、それが巻き起こすアレコレ…というお話。実話がベースになっているらしいです。

イギリスの田舎町で、おばさんたちが非日常活動を通して親友を勇気づけよう…みたいな話の導入は結構好きなものだったので、その分期待もしつつ観ましたが、想像以上に平坦で大きな感動も無く、結構な肩透かしを食らった感じ。

ボチボチと友人同士、家族間の葛藤なんかも描かれてはいるんですが、基本明るくこざっぱりとした雰囲気のまま進むので、あまり重くはならない分、響くものも無かった感じでした。

どこまで事実に即した内容なのかはわかりませんが、周りのフィーバーぶりもやや大げさな感は否めず、なんならちょっとファンタジーに近いような感覚のコミカルドラマという感じ。結局「ヘレン・ミレンが脱ぐぞ!」みたいなちょっと変わった出歯亀根性にお応えします、的な内容以上のものは感じなかったな…。

ただ、もちろん主役たちは女性、おまけにそれなりの年齢の方々なので、同じような境遇の人にはかなりグッと来る面もあるかもしれません。僕が「ファンダンゴ」を観て、何も成し得なかった青春時代への郷愁と憧れを感じたように、この映画を観て「私もこんなことしてみたかった」「こんな仲間が欲しかった」みたいな思いを抱くことは不思議ではありません。「平凡な田舎でときめきもなく残りの人生を過ごしていく女性」という環境にシンパシーを感じられるなら、名作足り得る映画なのかもしれません。

イギリスの田舎風景と、おなじみイギリス映画らしい良い意味での「普通さ」はこの映画にも感じられるものなので、僕も全体的な雰囲気は好きでした。

もう少し笑いを強めるか、人間ドラマを強めるかしてくれたらもっと変わったような気がする、そんな映画です。

このシーンがイイ!

序盤ですが、ヘレン・ミレンの「ヘルプ・ミー」。あとはベタですが彼女の演説。

ココが○

普通の人たちが主人公、という時点で結構自分としては○。

あとは当たり前ですが、老年ヌードという題材でも、やらしくもみすぼらしくもない、絶妙な描き方が良かった。綺麗というか、愛らしい感じで。

ココが×

やっぱりやや起伏に乏しい人間ドラマの部分でしょうか。一番起伏がある部分は彼女たちの置かれる環境なんですが、そこも少し現実離れしている感じなので、リアリティにやや欠けるのが残念。こうなったら素敵だなぁ、とは思うんですけどね。

MVA

おばさん女優だらけ、っていうのはなかなか目の保養にはなりませんが味があって良かったです。でも選ぶならもうこの人でしょう。

ヘレン・ミレン(クリス役)

素なんじゃないかと思えるほどの自然体な演技、きっぷの良いおばさん的雰囲気が最高。

この人も大スターと言っていいと思いますが、そう感じさせない親近感がありつつ、やっぱりビシっと決めるところは決める感じ。さすが。

あと一応触れずにはいられないので書いておきますが、年齢の割におっぱいが綺麗でお見事でした。はい。

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