映画レビュー1619 『ワイルド・スピード EURO MISSION』

今週のステイサム番外編。
いやー正直ワイスピは追うつもりなかったんですが、もう在庫が尽きてきたので渋々手を付けるか…と。なぜ渋々なのかは後ほど。

ワイルド・スピード EURO MISSION

Fast & Furious 6
監督

ジャスティン・リン

脚本
原作(キャラクター創造)

ゲイリー・スコット・トンプソン

出演
音楽
公開

2013年5月24日 アメリカ

上映時間

130分

製作国

アメリカ

視聴環境

U-NEXT(Fire TV Stick・TV)

ワイルド・スピード EURO MISSION

いろいろあり得なくてもやり切ってるのでOK!

7.5
死んだはずの恋人が犯罪組織に関与していると言われ、捜査に協力するドム他ファミリー
  • シリーズ6作目、足を洗ったはずの面々が再び集結
  • 奪われるとヤバいチップを狙う犯罪組織に元恋人がいたので確かめるためにも作戦に加わる
  • 完全にCIAやら特集部隊やらそっち系のムーブをかます面々に衝撃
  • 最後にチラッとステイサム

あらすじ

かなりひどい「おまえら何回死んでんだよ」的な内容でしたが当初の想定より全然面白かったので結果オーライです。

前作においてブラジルで大金を手にしたらしいドム(ヴィン・ディーゼル)とブライアン(ポール・ウォーカー)はそれぞれの恋人&妻とともに足を洗ってカナリア諸島でのんびり生活、ブライアンの息子が生まれるということでなぜかバッチバチのバトルで我先にと病院にたどり着きます。開始早々なんなんだこのシーン。
その後ドムの元にアメリカ外交保安部の捜査官、ホブス(ドウェイン・ジョンソン)が「盗まれるとヤバい衛星部品のパーツを狙ってるやつらがいるからそいつらの捜査に協力してほしい」とやってきます。
なんで俺が? ホワイ? と思っているところに「これを見れば協力する」と一つの書類を置いていくホブス。書類には死んだはずのかつての恋人、レティ(ミシェル・ロドリゲス)の姿が。
これは確かめなければなるまい…ということでブライアン他チームメンバーを招集し、ロンドンに集まって作戦を開始する“ファミリー”ですが…あとはご覧ください。

なぜ6からなのか

ということでまずはちょっと本編から逸れた話が続きますがご容赦ください。
僕がワイスピを観たのは1だけで、その1も「うーんイマイチ」となって録画してあった2も観ずにそのまま今に至ります。今調べたところ10年前の出来事でした。まじかよ。
ただ今回最初に書いたようにステイサム企画的に避けては通れない形となり、「あんまり興味ないけど…観るか〜〜〜」と重い腰を上げて今回、という形です。そもそも自分向きのシリーズとは思っていなかったので、渋々。
とは言えステイサムが出ていない過去作全部観るのもダルすぎるので、「シリーズは1から観る」己の信条に反しますがそんなの己のルールでしか無いからいいじゃねーかと今作から観ることにしたよ、と。
ただ今作においてはステイサムは1シーンしか出てきません。エンディング終わりのいわゆるミッドクレジットで。
なのでこれも飛ばして次作(スカイミッション)からでも良かったんですが、なぜステイサムが参戦することになったのかと、2以降すべてすっ飛ばしているので「そもそも今の(と言っても今作はもう13年前の映画ですが)ワイスピはどうなってるんじゃろ」と予習も兼ねて今作から観ようかな、っつーことで選んだよ、という経緯です。
なので「死んだはずのあいつが!?」とか言われてもピンときておらず、フーンと流してしまいましたがそれはそれとして今作から入ったところでそんなに支障もないかな、という気はしました。
すでにチーム(ファミリー)は出来上がっていますが、まあ別に最初からこういうチームですと言われて始まる映画でも似たようなものだしもっと知りたければ過去作を観ればいいんじゃない、ぐらいのものでそんなに気にはならなかったですね。

そんな経緯で観始めた今作、当然テーマがテーマなのでカーアクションバリバリではあるんですが、ストーリーの根本には「捜査協力」があり、普通に銃もガンガン(銃だけに)撃ちまくってさながら元CIAみたいなメンバーにまず面食らいましたね。そういう話だった…?
リュダクリスなんてハッキングのプロ的なポジションで出てくるので、確かにスパイものではおなじみのポジションではあるもののワイスピもそういう人必要になったの…? と結構困惑。
僕の記憶ではワイスピと言えばストリートレース(今回も一応ちょっと出てきますが)でやり合って最終的には男の友情が熱いぜ的な内容の印象だったんですが、どうやら路線転換したようで車を絡ませたスパイアクションっぽい内容になっております。
まあ毎回毎回ストリートレースでやりあって熱い友情かまされても暑苦しくて困っちゃうのでこれはこれでいい路線転換なんでしょう。その代わりまったく素人感もなく、その分嘘臭さは倍増していますがまあファンタジーみたいなものなのでいいです。このシリーズはこの世界観でみんなキレッキレのアクションをかましてくるものだと思って観るのが正解なんでしょう。
物語としては(想像通りですが)大味で、ところどころ「いやそんなわけないだろ」みたいなシーンも散見され、また「なんで死なないんだよwww」みたいなシーンも何度も登場しますがそれはそれとしてやっぱりファンタジーなのでまあよし、やりたいことをやってくれよ! みたいな映画でした。
はっきり言って類似の展開を見せるスパイ映画やその他スリラーものからすればお笑いの展開でしか無いんですが、まー本当に最後までたっぷりと見せ場を用意してやりきってくれるのでこれはこれで許せちゃうな、って勢いがありましたね。
これ中途半端だったら相当に腐していたと思うんですが、もう本当にこれでもかとぶちかましてくれるのでなんかもう許しました。サービス精神の塊で殴ってくる感じで。
何度も断ってるのに「一回だけお願いします!!」って土下座を繰り返されたから許した、みたいな感じですね。一回だけやらせて!! みたいな。そんなお願いをすることもなく人生が終わりそうですけども。

次から本番

なにせ1の印象があんまり良くなかったので不安でしたが、時を経てだいぶ雑とは言え娯楽の塊となっていたワイスピは思わず笑っちゃうぐらいバカバカしい凄さがあってとても楽しめました。
「いや〜思ったより全然面白かったな」ってエンドロール始まってトイレ行ったらステイサム出てきて「あっそうだステイサムじゃん」って座り直す、みたいな謎の行動も目撃されましたからね。目的忘れちゃうぐらいなんだかんだ集中させられてたな、と。
俄然楽しみになってきたステイサム×ワイスピ、次週以降観ていこうと思います。よろしくどうぞ。

このシーンがイイ!

女性同士の格闘シーンがすごく良かったですね。どっちもいい動きしてて。しかも1回目と2回目で観客の応援する方が切り替わるのも面白いなと。

ココが○

本当にバカバカしいぐらいお金がかかっている上にバカバカしいぐらい不死身なので勢いで笑っちゃうのが良いですね。最後もゲラゲラ笑いました。

ココが×

一つすごく気になったのが、ドムの現カノの扱い。
元カノが生きてたぞってなって送り出すのは良いんですが、最終的にすごく「都合のいい女」にさせられてるのがなんだかなぁという感じで。
本人(役)が良いなら良い…ではあるんですが、なんだか“そうさせる”ところにすごい前時代的な男性像が見えてそこは今観ると気になるところだなと思います。
この頃はまだギリギリセーフというかあまり指摘されないところだったので良かったのかもしれませんが…。

MVA

ヴィン・ディーゼルはあんまり好きじゃないので、それもあってこのシリーズを追うのは渋々だったんですが今作でも相変わらずあまり好きになれずで…。
ポール・ウォーカーはこの頃はまだ存命だったのも感慨深いところです。
ガルガド姉さんが出てたのは知らなかったのでちょっと盛り上がりましたが、ただ彼女はガザ侵攻を支持しているので最近僕の中でかなり評価が下がりました。無念。
同じイスラエル出身女優の代表格、ナタリー・ポートマンは反対しているようなので、軍出身とは言えガルガド姉さんにはガッカリですね…。

そんな周辺事情をつらつらと書きつつ、こちらの方にします。

ドウェイン・ジョンソン(ルーク・ホブス役)

パワー系捜査官。最初の取り調べが無茶苦茶すぎてここでも笑いました。
ヴィン・ディーゼルってなんかカッコつけてる感じが強くて(役のせいも大きいんでしょうが)そのせいもあってあまり好きになれないんですが、ドウェイン・ジョンソンはいい感じに笑いも混ぜてくれるキャラが多いので割と好きなんですよね。お高く止まってないというか。
次点でリュダクリスとタイリース・ギブソンのコンビ。この二人好き。
エンディングでドウェイン・ジョンソンの返しにリュダクリスが飲み物吹き出してたんですが、あれ絶対アドリブですよね。吹き出し方がマジで笑いました。

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