映画レビュー0653 『フォレスト・ガンプ/一期一会』

〈突然プチレビューコーナー〉

続けて今回も一つ観終わったのでプチレビュー。

[デアデビル(シーズン1)]

マーベルヒーローモノの連続ドラマ。舞台はアベンジャーズ後のニューヨーク・ヘルズキッチン。そのヘルズキッチンにはびこる悪を倒す、昼は弁護士・夜はクライムファイターという盲目の主人公が「デアデビル」。

ちなみに「ヘルズキッチン」とはニューヨーク市の中のマンハッタン区の中の一区域とのことで、言ってみればさいたま市の大宮区の桜木町だけを守るヒーロー、みたいな感じ。若干「雅楽戦隊ホワイトストーンズ」を感じさせますね。札幌市の白石区のみ守る愛の戦士的な。

「アベンジャーズ」後の世界ということからもわかる通り、映画とは(今のところ)直接はつながらないようですが、世界観としてはMCUと共有しているお話のようで、あちらは宇宙を股にかけた戦い、こちらはより一般市民に近い戦いという感じ。「ヒーロー」であって「スーパーヒーロー」ではありません。敵もどちらかと言うとヤクザとかマフィアとかそっちに近い、一般的な悪いヤツ。腕力よりも知力で追い詰めてくる感じで、そこが面白かった。

全体のイメージはまさに(あちらはDCですが)「ダークナイト」シリーズのような、とにかく暗いダークヒーローモノのイメージ。日中のシーンなんてほとんどないですからね。事務所で乾杯の時ぐらい電気つけろや、ってぐらい常に暗い。

そんなヒーローモノではありますが、弁護士という昼の顔も相まってややサスペンス風な味付けもあり、全体的に大人向けでとても見応えのある、重厚なドラマでした。すごく面白かった。悪役がヴィンセント・ドノフリオボブ・ガントンと、映画好きにはたまらないキャスティングなのも嬉しい。オープニングムービーのセンスも抜群。ドッドッ ドッドッ。最終的には9.0点あげていいのではないかなと。

これがドラマで作れちゃうっていうのは…日本とアメリカの格の違いみたいなものを感じざるを得ません。シーズン2も楽しみです。

ちなみに、他にもマーベル系の連続ドラマとして「ジェシカ・ジョーンズ」「ルーク・ケイジ」「アイアン・フィスト」と続き、これらが一堂に会するアベンジャーズ的な「ディフェンダーズ」というドラマにつながるとのことです。これまた楽しみ。てかマーベルはドラマも作りがうまくて金儲けに余念がないな!!

ということで長くなりましたが今回の本題。またも出ました今さら初鑑賞シリーズ。ようやくですよ。ようやく観ました。

これまた配信終了が近いので観ただけで、トム・ハンクスが続いたのはたまたまです。

フォレスト・ガンプ/一期一会

Forrest Gump
監督
脚本
原作
『Forrest Gump』
ウィンストン・グルーム
音楽
公開
1994年7月6日 アメリカ
上映時間
142分
製作国
アメリカ

フォレスト・ガンプ/一期一会

バスを待っている青年、フォレスト・ガンプ。同じくバスを待つ女性にチョコレートを勧めながら、自らの半生を語り始める。

これまたファンタジックなヒューマンドラマ。童話っぽい。

7.5

やや知的障害らしい主人公フォレスト・ガンプが、自らの半生を語るテイで幼馴染・ジェニーとの出会いや、軍隊に入隊後に出会った親友・ババや上官であるダン中尉とのアレコレ、そして除隊後のいろいろを語り、それらを前フリにした後、今現在に戻って…というお話。

これまた「ターミナル」同様、お話としてはややファンタジーっぽい部分があり「ちょっと色を付けた伝記」みたいな感じ。

そんなうまく行くかよ、みたいなのが結構出てきますが、逸話として面白くする分それも当然な気もするし、良い意味で絵本のような、童話のような優しさのある素敵な物語だと思います。

この物語の面白いところは、実在する人物や現実の時間軸とリンクしているところ。「幼少期に家に泊まりに来たお客さんがプレスリーだった」とか、「有名人になってテレビに出たらジョン・レノンが一緒にいた」とか、その他アメリカ大統領との合成も何度か登場する感じで、そういった現実とのリンクでちょっとした楽しみを加えてくれるのがなかなか秀逸。

知的障害ながらも優秀な身体能力と、親しい人にはどこまでも尽くす優しさが起こす“奇跡”の数々は、最初に書いた通りややファンタジーっぽさはありつつも、嫌味のない面白さと優しさに溢れていてナルホドこれは確かに良い映画だね、と。核となる幼馴染・ジェニーとのお話で芯が一本通っているのもわかりやすくていいと思います。

ただ、「良い映画だな」と飽きずに楽しめはしましたが、そこまで突き抜けてよかったな、感動したな…とまでは行かなかったんですよね。なんでかよくわかりませんが。やっぱりちょっとファンタジーだったからかな…。そっちに染めきるならいいんですが、やや偽善を感じないでもないリアル風ファンタジーという感じで、ちょーっとどっち付かずな気もしました。

あと、全体的になーんかどっかで観たことあるような気がして考えていたんですが、話の流れ的に「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」にすごく似ています。もっともこっちの方が先なので、「ベンジャミン・バトン」が似ている、と言うのが正しいでしょう。奇想天外な人生を歩み、でも心には一人の女性を思う、という。

なので(本当に今さらなアドバイスですが)これから観るぞ、という人はああいう映画だと思っておけば間違いないです。ややファンタジーな一人の半生を描いたヒューマンドラマというか。

一つ思ったのは、ジェニーの心情をもっと観たかったな、ということ。もちろん、「フォレスト・ガンプ」としてはこれで良いんだと思います。が、ジェニーの人生もまたかなり起伏に富んでいたようなので、彼女中心の物語も観てみたかったですね。彼女が生きていく中で、ガンプをその時その時でどう見て、どう思っていたのか。「ガンプ目線」で言えばこの映画の内容で十分なんですが、スピンオフ的に彼女側の物語も観たかったなぁ、と。彼女の行動は理解はできるんだけども、ちょっと思うところもあったので。

ということで良い映画ではありましたが、そこまで心に残る一本とまでは行かなかった、と思います。

このシーンがイイ!

オープニングの羽のシーンはエラいお金がかかってるそうですが、まあ驚きましたね。どうやって撮ったんだこれ、って。いいシーンでした。

あとベトナムから帰国後にジェニーと再会するシーンも良かったんですが、一番は…やっぱり隊長(ダン中尉)が最も言って欲しいセリフを言った場面、かな。あそこは泣いた。

ココが○

やや長めの映画ですが、さすがに現実の歴史も絡めつつの半生なので、盛りだくさんであまり長さは感じません。観る前はもっと「ドヒューマンドラマ」なのかなと思ってましたが、意外と軽くて笑える場面もあって、観やすい映画だと思います。

ココが×

特にこれと言って何がダメ、っていうのはなかった気はするんですが、でも思ったよりも感動できなかったんですよね…。なんでだろう。そもそもガンプにあんまり感情移入できなかったからかも。

MVA

トム・ハンクスが細い! 若い! でもこの頃のトム・ハンクスってあんまり好きじゃないんですよね。今は好きなんですが。だから感情移入できなかったのかも。ちょっと訛りの表現も強調しすぎな気もして。

ということで…消去法ですがこの人かな。

ロビン・ライト(ジェニー・カラン役)

ガンプの幼馴染。

コングレス未来学会議」で「フォレスト・ガンプの頃は輝いていた」と言われたロビン・ライトですが、僕が勝手に予想していたキラキラ純粋な女性という感じではなく、良い意味で今のロビン・ライトのイメージに近い、紆余曲折ある難しい役どころをしっかり演じていたように思います。

途中はゲッソリ見えてあんまり魅力的に感じなかったものの、最終的にはすごくスッキリとしたいい顔になってたし、さすが評判になっただけあるな、という感じ。

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