映画レビュー1227 『憂鬱な楽園』
例によってJAIHOです。
前日は自分の中では結構なハズレ感があり、JAIHOにはロードムービーと書いてあったしこっちは良いだろうと「ゴッドスピード」的なものを期待して観ましたが…。
憂鬱な楽園
ホウ・シャオシェン
チュー・ティエンウェン
ガオ・ジェ
リン・チャン
伊能静
シュウ・グイイン
キン・ジェウェン
リェン・ピートン
リン・チャン
1997年4月12日 日本
112分
台湾・日本
JAIHO(Fire TV Stick・TV)

何がいいのかさっぱりわからない。
- 兄貴分と弟分二人のチンピラの日々を描く
- トラブルを起こしがちな弟分に振り回される兄貴分
- 儲け話に誘われるも相変わらず冴えない
- アンニュイな台湾の風景だけは良い
あらすじ
鑑賞から少し時間が経ってしまったこともあり、もうすでに内容はほとんど覚えていませんが「まったくハマらなかった」ことだけは明確に覚えています。好きな方はすみません。
ヤクザの下っ端のガオ(ガオ・ジェ)は弟分のピィエン(リン・チャン)と共にうだつの上がらない毎日を送っております。
ある日賭博の胴元として小さな町に赴く二人ですが、そこでもピィエンはトラブルを起こし、なんだかんだうまくいかない毎日。
そこに二人にちょっとした儲け話が舞い込むんですが…あとは観てちょーだい。
まったく面白さがわからず
かなりテキトーなあらすじですが、これは覚えていないこともありつつ、それ以上にもう終始ダラダラだらだら話が展開し、これと言ったピークもなく「あの話はどうなったんや」と思う間もなく次の話、次のトラブルが生じてこれまたダラダラだらだらオチもなく話を続けていく映画なので、「こういうお話ですよ」と説明しづらい映画というのも事実です。
もう本当に「うだつの上がらない日常」としか言いようのない、何かをするでもなくただ流されてその日その日をテンション低く過ごしていく様を切り取っている印象で、正直何が面白いのかサッパリわかりませんでした。
ただネットでは結構評価も高く、この空気感が好きな方は結構いるんでしょう。それもわかる気はする。なんとなく郷愁を感じる面もあるし。
ただまあタイミング悪く前日観た「スウェット」と同じようにパッとしない話だったことでうんざりしてしまった面もあり、また「ナンバー・スリー」と同じぐらい画質が悪かったのもあってとにかく最後まで観るのがなかなか苦痛ではありました。
本当に画質が悪い映画だけはなんとかして欲しいJAIHO…。
「日常とはそんなもの」と言ってしまえばそれまでですが、それにしても映画としては珍しいぐらい「前のエピソードにケリをつけない」で次へ移り、それもまたケリをつけずにまた次へを繰り返すので、どこに面白さを見い出せば良いのかすらわからず、そこそこ早い段階で飽きてしまってあとはただ流し見してました。(それでも最後まで観たのは我ながら偉いし多分ブログが無ければ途中でやめてた)
我ながら良くないとは思うんですが、どこかで「うーん、この映画合わないかもしれない」と思うと一気に興味を失ってしまう面があり、この映画も結局その形で最後まで「つまんねー映画だな」と思いながら、まるで登場人物と同じようにダラダラと画面に向かうだけ。
好きな人が多いっぽいだけに本当に申し訳ないなぁと思うんですが、ただまあ合う合わないはどうしても出てきちゃうのでそこはご容赦くださいねと。
この映画の面白さがわかる、最高だと思える人は本当に羨ましいです。すごく感受性が豊かなんじゃないかなと。
よく見るパターンの映画には「またかよ」と文句言いつつ、そうではない映画でもそれなりにメリハリがないとこれまた文句を言う、自分でもめんどくさい客だなと思います。
感情移入しづらいのもつらい
もう本当にこれ以上特に言うこともなくですね…。これほどピークがない映画もなかなか珍しいと思います。
やたらとキレてトラブルを起こす弟分のピィエンも好きになれず、なおさら感情移入しづらいのもつらかった。
やっぱりダメ人間を描くにしても、「愛すべきダメ人間」感は出して欲しいよなぁと思います。ダメ人間主人公の映画は好きですが、それがDQNだともう受け付けにくいというかね…。
ただ繰り返しますが好きな人は好きらしいので、合いそうな人は観てみると良いでしょう。
このシーンがイイ!
話的にはどうでもいいところなんですが、1シーンだけ主人公のガオが料理するシーンがあって、それがめちゃくちゃ上手いんですよ。もう完全に本職じゃねーか、ってぐらい中華鍋の振り回し方が上手すぎて。そこだけやたらと印象に残りました。
ありゃ料理も絶対美味しいはず…。
ココが○
この頃の台湾の空気感みたいなものが感じられるのは良かったと思います。日本の田舎とも似たような感じで。
ココが×
とにかく「すべてのエピソードに答えがない」ところがサッパリ面白く無い。それが一番。
そういうのも表現としてアリだとは思いますが、それでも面白く感じられるほど登場人物が好きになれないのがつらい。
MVA
ぶっちゃけ誰でもいいんですが、この人に。
リン・チャン(ピィエン役)
すぐトラブルを起こすDQNの弟分。通称「絶壁」。
人間的には嫌いでしたが、こと演技と見るとそれだけ良かったとも言えるのでチョイス。一番印象的な人でした。
ちなみに音楽も担当しているとのことです。


