映画レビュー0032 『グラン・トリノ』

ゴブサタしてます。1ヶ月ぶりぐらいになっちゃいましたね。

グラン・トリノ

Gran Torino
監督
脚本
原案
デヴィッド・ジョハンソン
ニック・シェンク
出演
クリント・イーストウッド
ビー・ヴァン
アーニー・ハー
クリストファー・カーリー
ブライアン・ヘイリー
音楽
マイケル・スティーヴンズ
公開
2008年12月12日 アメリカ
上映時間
117分
製作国
アメリカ

グラン・トリノ

差別主義の頑固な元軍人と、その彼の車を盗みに入った隣家のアジアンとの不思議な交流。

生と死と、家族と友達。

8.5

いわゆる「死生観」を描いた映画で、内容的には「ミリオンダラー・ベイビー」とだいぶ重なる部分があります。

  • 全体的に割と淡々としていて
  • 少し偏屈な爺さんが主役で
  • 登場する家族に少し問題があり
  • 最後の選択が物語の鍵になる

といった辺りが共通点でしょうか。

失礼ながら、はっきり言って“俳優クリント・イーストウッド”としての演技は代わり映えがしないし、上記のように他とダブって見える部分も多いんですが、なぜか心に触れるし、淡々としながらも不思議と飽きずに観られるんですよねー。

それはテーマの重さもそうなんでしょうが、やはりところどころをしっかりと丁寧に描いているからではないでしょうか。

特に、当然ですが物語のフックとなる「グラン・トリノ」の使い方がうまくて、始めから終わりまでそれこそ助演男優賞(男なのかは別として)をあげたくなるような存在感がありました。

またもネタバレになるから書けないんですが、“最後の選択”のすごさというか、彼の芯の強さを考えると身震いすら覚えますね。

ココが○

泣けますよね、やっぱり。わかっちゃいるけど泣けちゃうってやつです。

押しつけがましいわけでもなく、説教臭いわけでもなく、物語を味わいながら死生観を考えさせてくれる辺りはさすがといったところでしょうか。

ココが×

クリント・イーストウッドがコップを落とすシーンがあるんですが、あれはないだろ、と。もうちょっと自然な形に撮り直して欲しかった。

MVA

それこそグラン・トリノといきたいところですが、今回はこの人で。

アーニー・ハー(スー・ロー役)

ですよねぇ。

頑固な爺さんの心を開いていく役柄なわけですが、若くて生意気だけど優しい女の子、というイメージそのままに、適度な「ふつうっぽい」かわいさを持ち、でもかわいすぎて別の印象を持たせることもないという、まさに適役だったんじゃないかな、と。

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