映画レビュー0633 『ヘイル、シーザー!』

レンタル2本目。これも観たかったんですが、ただ劇場行くにはちょっと賭けな気がする、少し外しそうな雰囲気があったのでレンタルまで待ちました。

ヘイル、シーザー!

Hail, Caesar!
監督
脚本
ジョエル・コーエン
イーサン・コーエン
音楽
公開
2016年2月5日 アメリカ
上映時間
106分
製作国
アメリカ

ヘイル、シーザー!

1950年代、歴史スペクタクル大作「ヘイル、シーザー!」撮影中に、ハリウッドの大スター俳優ベアード・ウィットロックが誘拐されてしまう。スタジオの重役であるエディは事件解決のために奔走するのだが…。

雰囲気映画で豪華役者陣の無駄遣い。

5.0

まったくねぇ…。コーエン兄弟らしいっちゃーらしい気がしましたが、話自体はもうあってないようなもので、「1950年代のハリウッドスタジオのいろいろ」を誘拐事件も絡めつつ描いた、ちょっと変わったハリウッドの日常、みたいな感じですかね。うーん。サスペンスを期待していたんですが、全然そういう感じじゃなくて。つまらなかったわけではないんですが、でもまあ面白くなかったですね。ぶっちゃけ。それに違いはあるのか、と聞かれると微妙なんですが、ただ一応最後までそれなりに観られたので。途中すごい眠かったけど。スカヨハのセリフ2つ見逃したのは気付いてたけど。じゃがりこ食って乗り切った。

一応筋としては、大スターとされるベアード・ウィットロック(ジョージ・クルーニー)が誘拐され、その対応に主人公であるスタジオ重役のエディ(ジョシュ・ブローリン)が追われ、その間にゴシップ記者(ティルダ・スウィントン)がいろいろ探りを入れ、若手女優(スカーレット・ヨハンソン)がワガママを言い、ド大根の新人俳優(アイデン・エーレンライク)に頭を抱える監督(レイフ・ファインズ)がいて、一方ではイケメンマッチョ(チャニング・テイタム)主演のミュージカル映画を撮影していて…と非常に豪華キャストを無駄に配し、中身のない話をダラダラ進める感じの映画でした。

もーね、ホントに豪華な人たちがこれでもかと出ては来るんですが、それなりに出番が多いのはジョージ・クルーニーとジョシュ・ブローリンぐらいで、レイフ・ファインズとかジョナ・ヒルなんてほぼ1シーンですからね。出番。そういう贅沢使いをしつつ、結局何がやりたかったのかよくわからないという。

当時のハリウッドを皮肉っている面はいろいろと気が付きましたが、ただおそらくは元ネタもあるんだろうし、もっとそういう元ネタを直接的に思い浮かぶようであれば、またもう少し面白かったのかもしれません。そこまでピンとこない僕のような人間からすれば、全体的に「上滑りした映画への愛情」みたいな雰囲気がどうも好きになれず、斜に構えた「映画って良いでしょ」みたいなスタンスが気に入りませんでした。映画愛を出したいならもう少しストレートに出して欲しい。

コメディにしても映画賛歌にしても中途半端だった印象で、特段オススメできる映画ではないかな、と思います。コーエン兄弟に対して愛があるなら観てもいいかもね、という感じ。

やっぱり映画は監督のものであって、役者のものではないな~というのを改めて実感しました。

このシーンがイイ!

チャニング・テイタムのミュージカルシーンはとても良かったですね。唐突に本格的なミュージカルを流されて困惑はしましたが。何この時間、って。全然本編と関係ないんでね…。だからこそ何をしたいのかよくわからん、ってなったんですが。

ただ、その完成度はとても高く、素晴らしかったです。

ココが○

とにかく豪華キャストなので、そういう意味での観る楽しみは間違いなくあると思います。個々の演技はすごく良かったんですよね。

レイフ・ファインズの困惑する監督っぷりとか最高だったし、スカヨハのぶっちゃけ女優っぷりもなかなかレアだし。

ココが×

単純に話が面白くないというか…本当に「愛情の上滑り」感がすごかった。

MVA

悩みつつこの方でしょうか。

ジョシュ・ブローリン(エディ・マニックス役)

特に変わった感じも無かったんですが、やっぱりこの人は物語の善し悪しとは別に、安定感あっていいですね。

バカっぽいジョージ・クルーニーもレアでしたが、やっぱりジョシュの良さの方が上だったかなー。

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