映画レビュー0164 『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』

さー、行って参りましたハリー・ポッター最終章。

腰痛を押して! 腰痛を押しての!!(まだ痛い)

ちなみに劇場公開中の作品の絵については、後でパッケージ化されてから描いたりしてます。「インセプション」とか。どうでもいい情報でした。

ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2

Harry Potter and the Deathly Hallows PART2
監督
脚本
出演
音楽
ニコラス・フーパー(テーマ曲)
公開
2011年7月15日 世界同時公開
上映時間
130分
製作国
イギリス・アメリカ
視聴環境
劇場(IMAX 3D)

ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2

ヴォルデモートvsハリー・ポッター最終章。

ドキドキが止まらない! しっかり楽しく見納め!

9.0

まず自分自身のハリー・ポッターシリーズの立ち位置みたいなものを語るとですね、正直「終わるのが寂しい」というほど好きなわけではないとです。(ヒロシ)

むしろ「最初から観続けてるから一応観るか」程度のもので、特に圧倒的にこのシリーズいいぜ! という風には思っていません。ちょー期待に胸膨らませて観に行った! というワケではないということよ。

で、結論として。

これはもう率直に、「すんげー面白かったよ」と言いましょう。

アンチ・ハリーもたくさんいると思います。心情的にもわからないでもないです。ですが、今作はそんなアンチの意見も「うるせーばか! ばーかばーか」と言いたくなるぐらい、しっかり楽しめました。自分の中では期待以上。

「期待」という意味では、やっぱりハリー・ポッターはシリーズが長いこともあり、ある程度自分の中で「この程度じゃないか」という予測が立ってたんですね。今までは。で、良くも悪くもその期待通りの味わいというか「可もなく不可もなく」感がすごく強かったんですが、今回最後にしてその壁をぶち破ってくれた気がします。

「最後だからじゃないの?」という風に思うかもしれませんが、最後は最後できっちり落とし前を付けないといけない以上、逆に難しいと思うんですよね。「散々引っ張ってこれかい!」みたいな流れにもなりかねないので。それに加えて、もうネームバリューたるや相当な映画なので、「よくできてないわけがない」みたいな世間的な視線もあるだろうし、そういういろんなプレッシャーを引き受けて正面から堂々と作りきった感じがして、ひじょーに清々しい観賞でした。

泣いたり笑ったりということはないんですが、きっちり真剣勝負してくれた感というか、逃げずに作りきってくれた感じがして、監督・出演者のみならず、今まで観た中で最長であろうながーいスタッフロールに出てきた皆さんに感謝申し上げたい! これだけ世界的なメジャータイトルを真っ当に作り上げた、その勇気に拍手。よかったです。面白かった。

で、何が面白かったんかいな、というと、やっぱり「話の最後」なので、いろいろ今までの伏線や、人間関係が収束されていくまとまり感が一つ、もう一つは…やっぱり何と言っても「総力戦」という雰囲気。これに尽きます。善と悪が全力で戦う、この構図はやっぱりド安定というか、そこに魔法というファンタジーが加わる時点でワクワクしないハズがない。

戦争の舞台がホグワーツなのもよかった。前作で主要舞台から外れた効果もあって、「戻ってきて戦うんだ!」みたいなワクワク感がすごいよかった。この辺はシリーズならではの良さでしょう。きちんと今までの財産を活かした作りはさすがです。

そんなわけで、「こりゃ10点付けてもいいか…?」と思いつつ観てましたが、おっとっとそれはちょっと甘いぜハリー。

やっぱり何と言っても8作目、前フリがえらい長大なだけに、「誰でも楽しめます」という映画ではない、というのが不満その1。

始めからわかってたこととは言え、あの長い長いと思ったゴッドファーザーシリーズなんてかわいいぐらい、前フリが長い。もちろんすべてが前フリという扱いではありませんが、「ハリー・ポッター面白いよ! 観ちゃいなよユー」なんて気軽に言えないものがあります。

もう一つ、やっぱりどーしても専門用語が多い。

のめり込んでる人からすれば関係ないんでしょうが、僕のようにライトなハリーウォッチャー(そんなのあるのか)からすれば、「あれ? これってなんのことだっけ?」みたいなのが結構あります。いまだに。ついでに同じ感じで登場人物も「それ誰?」みたいなのも多い。この辺はシリーズモノの性でもあり、「お前がもっとちゃんと復習しとけばいいんだよ! ばか!」と言われても仕方のない面がありますが、でもやっぱりファンタジー=架空のお話なので、いつだったか前にも書きましたが、もう一つ何か理解しやすい工夫があってもよかったんじゃないかなーと思います。

例えば、劇場鑑賞者にはちょっとした用語辞典をプレゼント、とか。これ読んでおくと十倍楽しめます的な。散々儲かってるんだろうからそれぐらいやってくれてもいいでしょーに!

…と毒づいてはいますが、前にも書いたように、このシリーズはこれだけ全世界的なメジャータイトルで、簡単に言えば儲かっているシリーズでありながら、「話の好き嫌いは別として、映画としては全力を尽くします」みたいな真面目に作っている感じ、やっぱり評価してあげたいと思います。話自体も、最後まで観ての感想として、僕は好きですね。絶対子供向けじゃないけど。

振り返ると、やっぱりヴォルデモート登場からのシリーズが本番なのかな、と思います。そして本番が始まると同時にお子さまお断りという。なんというジレンマ!

ということで長くなりました。本日はこの辺で。アタクシはこれからWikipediaでじっくり世界観をおさらいしてみたいと思います。機会があればもう一度、映画も全部観直したいですねぇ。主要メンバーの成長を観る、という意味でも。

何はともあれ、ハリーおつかれ!

このシーンがイイ!

もうどうでもいいところなんですが、序盤、滝から落下してハーマイオニーの魔法でいったん空中停止するシーン。

ここ、当然というか…きちんとエマ・ワトソンのかわいい谷間を正面から捉えるアングルなわけですよ。さすが監督、よーくわかっていらっしゃる。こういうファンサービス大事だぜ

ココが○

お決まりのように上にほとんど書いたので、3Dについて書こうと思いますが、今回さすがのIMAXデジタルシアター3Dだっただけあって、やっぱりこの前観た「マイティ・ソー」とはだいぶ違いました。暗いのは暗いけど、明るさ3割減→1割減、という感じ。

3D自体もあんまり出しゃばってなかったので、変に浮いた3Dになってないというか、良い意味で普通の2Dっぽいシーンも多く、前回のような不満はほとんど感じませんでしたね。この辺は映画がいいのか劇場がいいのかはわかりませんが。さすがIMAXといった感じ。

ただ、相変わらず「3Dいいね!」とまでは思いませんでした。この程度なら、映画は2Dでいいです。まだ。AVは3Dで観てみたいです。

ココが×

展開としてすべて納得、というわけではないです。「結局あの話どうなったんだよ」みたいな点もありました。そう言う意味では、特に「終わらせ方」に痛く感動したとか、すげー納得! というわけではありません。

それと、これはハリー・ポッター関係無いんですが、109シネマズ菖蒲さん。せっかくあんなにいい劇場なんだから、3Dメガネぐらいちゃんと拭こうぜ。細かいようだけど、そのメンテナンスを怠っちゃうのはもったいないです。

料金だってきっちり割り増しなんだし、レイトショー割引とかも無いんだから、そこはしっかりやってくださいよ、と。というかそういうのがわかってこその商売だと思うんですが。

最後にもう一つ、これこそ本当にどうでもいいんですが、「NO MORE 映画泥棒」のCMが観られなかった!(ほんとにどうでもいい)

いやどうでもいいって言いますけどね、あの「劇場に来た感」、大事ですよ。「おーし、始まるぞ~!」っていう。PRIDEの煽りVTR的な。言い過ぎだけど。

MVA

最後はやっぱり、ずっとメインお疲れさまでした! ということで主人公の…と言うほど優しくないわよ。クックックッ。ということで今回も。

エマ・ワトソン(ハーマイオニー・グレンジャー役)

またかよ、って感じのエマ・ワトソン。いやもうこの子はほんとにイイ。

かわいいし、強くて意志を感じる顔立ちが役に合ってるし、演技もしっかりうまいし。一番表情で語ってたと思います。彼女にとってはこれからがスタートみたいなものだと思うので、本当にいろんな映画に出てみて欲しいですね。一ファン(もうファン宣言)として観てみたい。

ロン役のルパート・グリントもやっぱりいい顔になってきて、結局3人の中ではダニエル・ラドクリフが一番残念な感じに。ダメってわけじゃないんですけどね。他の二人がよく育ち過ぎちゃったのかも。

あとは悪役の二人、ベラトリックス役のヘレナ・ボナム=カーターとヴォルデモート役のレイフ・ファインズ、この二人の存在感もさすがでした。

が、エマには勝てない。

あの白い肌、反則。おなじみの「結局そこかよ」的展開でお別れです。

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