映画レビュー0171 『おしゃれ泥棒』

私事ですが、僕も久方ぶりに「カレ」と呼ばれることに…。そう…

「オツカレ」ってね!

ドッ…。(笑いで会場が沸いた音)

最近自虐ネタしか言えない自分がまた悲しい。そして実はずっとお疲れという罠。

明日はお盆休み。明日も一人、映画観るぞぉー

おしゃれ泥棒

How to Steal a Million
監督
脚本
出演
ヒュー・グリフィス
音楽
公開
1966年7月13日 アメリカ
上映時間
123分
製作国
アメリカ

おしゃれ泥棒

贋作画家の父が美術館に出展した偽物のヴィーナス像を鑑定されることを恐れた娘・ニコルは、奇妙な縁で親しくなった泥棒・デルモットにヴィーナス像を盗んで欲しいと依頼する。

コメディ&サスペンス風味で今でも楽しめます。

8.0

今までも書いてきましたが、基本的にヘプバーンの映画って「ヘプバーンを観る映画」なんですよね。彼女の魅力とそのファッションを観るのが主目的で、シナリオなんて二の次だぜ、みたいな面があると思うんですが、これは「シャレード」以上にストーリーがよかった。THE ENDの字幕と同時に「あー、面白かった」と言える映画で僕、満足

盗みのテクニックとしては「うそーん」と笑っちゃうようなシーンも結構ありましたが、それがコメディタッチの作風と相まって観てて楽しかったです。

「どうやって盗むんだろ」っていうサスペンス的な推理面での楽しさもあったし、犯罪のロジック的にも(大枠では)無理のない流れだったので、今観てもよくできてると思います。いつもは簡単に男になびいちゃう役の多いオードリー・ヘプバーンも、この映画では今で言う“ツンデレ”風味で、これまたちょっと僕が今まで観た映画とは違った感じで面白かった。まあ、それでもかなり「攻めやすい女性」っぽい感じではあったので、その辺の「隙がある感じ」で世の殿方はやっぱりメロメロ、的な。

それにしても当時37歳。くどいですが、ビックリするほどかわいい。30代のヘプバーンは本当に魅力的ですねぇ…。自分が生まれる前の女性とは思えません。

「盗みのホーム」的な物置での一挙手一投足はどれも彼女の魅力全開で、思わず唸りましたね。やっぱすごいなヘプバーンは! と。演技的にどうこうではなく、生まれ持ったものがすごいな、という感じ。

男性目線的には、やっぱり絶妙に「かわいいけど隙がある」感じがいいのかなぁと言う気がします。役もそうですが、「お高い」雰囲気がないというか…。もちろんそういう役をやればまた別なんでしょうが、「綺麗」ではなくて「かわいい」というところに大女優っぽい取っつきにくさみたいなのも無いし、陳腐な言い回しですが「等身大で身近にいそう」な雰囲気がいい、って感じでしょうか。いや絶対いないんだけど。そう勘違いさせるような雰囲気、オーラを持ってるのがこの人の魅力だったりすごさだったりするのかなぁと思います。

37歳なのに親と同居で「パパ」っていうセリフの似合いっぷりもすごい。今さら言うことでもないですが、この人はもう永遠に語り継がれる女優さんでしょうね。

そんな彼女が主演で、ストーリーもしっかりしてると来れば、そりゃあ良い映画ですよねと言わざるを得ません。当然のように恋愛要素も絡んでは来ますが、ド恋愛ではないのもまた良かった。いろいろ前半から伏線を用意しつつ、回収の楽しませ方もお見事。指輪なんて笑っちゃったなぁ。すごくよかった。

古い映画ではありますが、この時代らしい映画の良さもすごくよく出てると思うし、前に「オーシャンズ」シリーズのレビューでも散々書いたような、「誰も不幸にならない幸せ感」みたいなのがすごくいい。観てハッピーになれる映画です。

おすすめ!

このシーンがイイ!

物置内でのヘプバーンはどれも見所でしたね。特に出ていく時の「見渡しての笑顔」がいろいろ物語っててすごく良かった。

ココが○

「盗む」ということについて、この頃の技術だからこそあり得そうなテクニックだったり人々の描写だったり、時代背景を味わいつつも楽しめる、という良さはこの映画らしさとして光ってたんじゃないかと思います。初めて観るけどノスタルジックな楽しみ、味わいがある感覚というか。

あとは「オシャレ感」と「ハッピー感」。これに尽きます。

ココが×

特にないです。コメディっぽさがあるだけに、無理矢理なところも許容できるんですよね。その辺もウマイ。

MVA

今回のお相手役、ピーター・オトゥールは今までの「相手ただのオッサンやん」みたいな感じもあまりなく、イイ男感があったのでよかったと思いますが、まあやっぱりこればっかりは。

オードリー・ヘプバーン(ニコル・ボネ役)

毎度毎度お決まりで申し訳ないんですが。イイモンはイイ。というか、この人に勝てる人はいないでしょう…。

そもそも映画の作り自体、この人を引き出す映画ばっかりですからね。で、それに耐えうるすごさがやっぱりあるな、と。

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