映画レビュー1337 『ロボフォース 鉄甲無敵マリア』

JAIHOで見つけた瞬間「これはインフラマンの再来では!?」と約1名が騒然となったので即観ました。

ロボフォース 鉄甲無敵マリア

I Love Maria
監督

デイヴィッド・チャン
ツイ・ハーク

脚本

ツイ・ハーク
ユエン・ガイ・チー

出演

ジョン・シャム
ツイ・ハーク
サリー・イップ
トニー・レオン
ラム・チェンイン
ベン・ラム
チョン・プイ
トニー・リュウ
デニス・チャン
ポール・チュン
カーク・ウォン

音楽

ロメオ・ディアズ
ジェームズ・ウォン

公開

1988年2月13日 台湾

上映時間

96分

製作国

香港

視聴環境

JAIHO(Fire TV Stick・TV)

ロボフォース 鉄甲無敵マリア

笑えるけど乗り切れず。

6.0
敵組織幹部そっくりなロボを味方につけ、戦えパッとしない男たち!
  • 悪の組織から追われる羽目になった男たち、逃げながらもロボを味方に
  • 転々としつつピンチの連続もなんとか逃げ続ける
  • 話はよくわからないものの香港映画らしい勢い
  • トニー・レオンの黒歴史の可能性

あらすじ

途中までは笑いつつツッコミながら観ていたんですが、どうにも眠くなってしまい終盤はほぼ記憶にありません。久々にやらかしました。

ある夜、厳重警戒態勢の警察の元にザク感溢れるロボットが襲来、抵抗虚しく警察は壊滅状態に陥ります。

ロボットは「英雄党」という組織が送り出したもので、金庫を丸々奪って逃走。

一方、警察の開発部門で働くカーリー(ジョン・シャム)がバーに行くとひどく酔っ払った男・ウイスキー(ツイ・ハーク)が他の客にからかわれていたため止めに入ると彼も一緒に袋叩きにあってしまいますが、たまたまやってきた記者のチェン(トニー・レオン)が銃を拾ってくれたことで発砲しまくり、なんとか窮地を脱します。

泥酔がすぎるために自宅にウイスキーを連れ帰ってきたカーリーですが、ウイスキーは問題の英雄党から足を洗おうとしている人間だったため、カーリーと一緒にいたところを目撃されてしまったことで後日「警察と一緒にいただろ」と詰められることになり、結果カーリーも合わせて追われる羽目に。

やってきた追手は英雄党幹部でウイスキーの幼馴染でもあるサリー(サリー・イップ)そっくりのロボット・マリア。なんとか窮地を脱したカーリーは密かにマリアを回収・修理し、自らの命令を聞くロボットに改造しますが…あとはご覧くださいませ。

トニー・レオンファンは必見かもしれない

もう話がかなりとっちらかっていてよくわからず、それ故にあらすじもよくわからないというか書きにくくて自分でも何を言っているのかわかりません。

最近は眠くなったら一旦停止して仮眠を取ってから再開するようにしているんですが、今回はなんか途中からどうでも良くなってしまい、そのまま観たんだか観てないんだかわからない状態で最後まで終えた感じでマジサーセン、といったところなんですが、ただ一応それなりにストーリーは追ったはずです。一応。

それでも終盤は「なんでこうなっとるんじゃろか」と記憶が定着しない爺さんのような状態になってしまい、結局「話が雑だな」で片付けちゃった感じです。話が雑ならレビューも雑。

タイトルの「鉄甲無敵マリア」は、裏切り粛清のためウイスキー(とカーリー)の元に派遣されたロボットの名前なんですが、このロボットは元々「英雄党」のボスが愛人であるサリーの「美貌を永遠に残したい」と思って製作したロボットで、もうその時点で結構狂ってて笑うんですが、それをなんとか返り討ちにして味方につけて一緒に英雄党と戦うぞ、というお話です。一応。

そしてカーリーとウイスキーはコントのようなコンビ芸を延々と繰り広げる(感電コントもうええわ)んですが、そこにもう一人お仲間になりそうな存在として記者のチェンがいます。

彼はオープニングに出てきてもいるんですが、「なんかえらいかわいい顔してるなこの記者さん」と思いながら観てたんですよね。子役が成長した、みたいなかわいさで。

んで観てる最中は全然知らなかったんですが、鑑賞後に調べたらトニー・レオンだった、ってことでひどくびっくりして目が覚めました。ここで起床。

まさかトニー・レオンがこんなB級に出ていたとは…そしてこんなにかわいかったとは…。

彼にとってこの映画がどのような思い出になっているかは知る由もありませんが、観ている方としては結構な黒歴史じゃね、と思わなくもない。

ただ役どころが悪いこともなく、ドジでかわいい記者だったのでトニー・レオンファンはむしろなんとしても観るべき一本かもしれません。

期待が間違っていたためにガッカリ

もうあとは本当に…特に言うこともなく…。

なにせ「インフラマンよもう一度」のつもりで観ただけに期待ほど面白くなくてションボリしてしまい、あとは消化時間になってしまったような感覚。

もっともその期待が間違っている、いい迷惑なのも確かで、こればっかりは勘違いして鑑賞に臨んだ自分が悪いとも思います。申し訳ない。

ただそれでもかなり話がとっ散らかっていたのも事実で、結構いろいろ大目に見てあげないと今鑑賞するにはしんどい面も多々あるでしょう。

嘘か真かわかりませんが、とあるレビューによると尺を短くするためにかなりのシーンをカットしたせいで話のつながりがわかりづらくなっているそうです。完全版はもっとちゃんとしているとか。

それを聞いてなんとなく納得しました。確かにいろいろ切っちゃったからピンとこない話になっているような気はします。

僕はまったく詳しくないんですが、特撮という意味ではこの時代としてはなかなか良く出来ているという評価もあるようで、そっち方面が好きな人も一度観てみるといいのかもしれません。

まあでも一番はやっぱりトニー・レオンファンにオススメしたいところ。男の僕でも母性本能を刺激されるかわいさがありました。ほんとかよ。

このシーンがイイ!

カーリーがウイスキーと出会ってすぐ、チェンに銃を渡してもらって乱射するシーンはさすがに笑いましたね。西部劇かよ、って。普通に捕まらない!?

あとスタッフロールでちょっとしたエピローグを描いているのが好き。謎のダンスもあったけど。

ココが○

やっぱりこの頃の香港映画はいろいろと勢いがあって独特の面白さがあるのは確かでしょう。「自由だな!」って感じがしてどうしても今の香港と比べてしまう…。

ココが×

話がどうにも入ってこなかったのがつらい。自分が悪いんですが。

MVA

主要メンバー誰でもいいっちゃいいんですが、この方に。

サリー・イップ(サリー/マリア2役)

組織の幹部サリー兼マリア役。

やっぱりロボシーンが多いんですが、無表情で体を張って頑張りつつ、でもたまに瞬きして「あ、瞬きはいいんだ」みたいな。

今見てもお綺麗だし、この方の魅力ありきの企画だったのかなぁ、なんて考えちゃいますね。

ちなみにまだ未鑑賞の「Mr.Boo!」シリーズに出ているようなのでそちらもぜひ観てみたいところ。っていうかMr.Boo! シリーズは全部観たいんですけど。

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