映画レビュー0577 『インデペンデンス・デイ:リサージェンス』

約1ヶ月ぶりの更新となりましたスミマセヌ。

まだ絵は描いていません。今週末は3連休なので、その勢いで描きたいと思います。っていうか宣言しないと描かないのであえて宣言しておきます。

さて、そんなわけで今回も公開映画でございます。懐かしいですねー、インデペンデンス・デイ。もう20年も前の話ですか…。

今では立派に立派ではないオッサンとなった僕も、この映画公開当時は10代の少年だったわけですが、当時はまだ映画もさほど観ておらず、またアメリカ的な価値観やプロパガンダに対するアレコレも意識になかったために、ひどく素直に「なんてかっこいい話なんだ!!」と感動、一番の見せ場とも言える、大統領がトラックの上でぶった演説には号泣した記憶があります。当時はすーごい好きだった映画なんですよね。前作。

はてさて歳を取り、再び相まみえるこの映画の世界。どう受け取ることになるのか…ドキドキやで!

IMAX 3Dにて鑑賞。

インデペンデンス・デイ:リサージェンス

Independence day: Resurgence
監督
脚本
ニコラス・ライト
ジェームズ・A・ウッズ
ディーン・デヴリン
ローランド・エメリッヒ
原案
ディーン・デヴリン
ローランド・エメリッヒ
ニコラス・ライト
ジェームズ・A・ウッズ
出演
ジェシー・T・アッシャー
ビル・プルマン
マイカ・モンロー
セーラ・ウォード
ジャド・ハーシュ
ブレント・スパイナー
ヴィヴィカ・A・フォックス
アンジェラベイビー
音楽
公開
2016年6月24日 アメリカ
上映時間
120分
製作国
アメリカ
視聴環境
劇場(IMAX 3D)

インデペンデンス・デイ:リサージェンス

エイリアンの侵略から20年、人類は彼らの技術を学習しながら、より豊かな社会を謳歌していた。ところがまたも侵略しにきたエイリアンたちに為す術のない人間は、絶望の最中、エイリアンたちが怖がるものがあることを知り…。

一昔前の娯楽大作感満載。新しい映画なのにめっちゃ古い。

5.0

20年ぶりにリベンジにやってきたエイリアンたちと、それをまた迎え撃つ地球(というかアメリカ)との戦いの映画。

きっちりリアルと同じく舞台設定も20年後の世界になっていて、特に人物に関してはつながりが多く…というかつながり前提のお話になっているので、予め前作を観てから観た方が内容がスムーズに入ってくると思われます。

僕は事前予習せずに観ちゃったので、さすがにジェフ・ゴールドブラムとウィル・スミス(死んだ設定なので出てきませんが)とビル・プルマンぐらいは覚えてましたが、他は「あー、なんかこういう人いたような…あー、いたいた…? あーー(なんとなく理解したフリ)」という感じで観ていてとても残念な鑑賞となりました。

余談ですが、ウィル・スミスはギャラの問題だかなんだかで出なくなった的なことをだいぶ前に聞きましたが、代わりに登場した息子役の空気っぷりからも、前作におけるウィル・スミスの大きさを改めて感じましたね。ただ最近のウィル・スミスは落ち目と感じるような出演作のチョイスがモゴモゴ(自主規制)。ちなみに本編開始前に予告編のスーサイド・スクワッドに出てましたが。この予告編何回やるねん。

さて、横道にそれまくりましたが本編のお話。

平和に安穏としていた地球に、さらに強力になったエイリアンが攻めてきて、またも打つ手なし…かと思いきや…! 的ないつも通りのフォーマット、展開も何もかも予想通りのいつも通りの映画でございます。

それはね、いいんですよ。こういう映画は「はい人間滅んじゃいましたーwwwwwwざまぁwwwwwwww」ってのはあり得ませんからね。さすがにただの続編とは違って20年も経っているだけに、ある程度前作のオマージュというか、見せ場として似通ったものを出してくるのも当然だろうと思います。

ただ…いわゆる「アメリカン・マッチョイズム」って言うんですかね。

もう頭のテッペンからつま先まで、ものの見事に一昔前の「アメリカすげーだろ映画」しすぎててですね。今の時代、これは相当にきついな、と思わざるを得ません。

これはもしかしたら前作も当時からそう思われていた可能性もありますが、僕は純粋で何も知らない10代の少年だったせいか、そこまで思いが至らなかったのはあるでしょう。しかしそれにしても…今のこのご時世にこんなドストレートなアメリカマンセー映画っていうのは…どうなんだろう。前作が好きな人に対してのファンサービス、っていうにもちょっとズレすぎている気がします。

まあ、そんなにプロパガンダ臭がひどい、ってわけでもないんですが、ただもうね、「親友だった二人が喧嘩後疎遠になり再会、共闘を余儀なくされる」とか「死地に赴く彼を思って涙するフィアンセ(+帰ってきてのブチュー)」とか「ワケありな二人が危機を乗り越えてブチュー(+いい雰囲気を邪魔する親父)」とか「昔のヒーローが特攻」とか。

もう数え上げたらキリがないほどいかにもなシーンが多すぎて多すぎて…。なにこれ? 今って20世紀なの? 感がすごい。いや確かに20世紀フォックスの配給だったけども。

もちろん、くどいようですが前作の継承&時間的な重みも含めて「あえて」なのかもしれないんですが、それにしてもちょっとお決まりすぎて観ていられません。

特に今作の主役であろうリアム・ヘムズワースとそのフィアンセであるシャクレ女子のやり取りなんて観てられない。ひどすぎる。未だにこんな陳腐なラブストーリー入れ込んでくるのか、って違う意味で号泣しましたよ。ええ。(クリス・ヘムズワースかと思って観てたら弟だったという節穴残念号泣もあり)

ところどころちょっとした笑いどころも入れ込んでくるんですが、これがまた前時代的でですね…。うわー、ローランド・エメリッヒって変わんねーなーと改めて思いました。いい意味じゃなくて。ホントの意味で変わらない。進化しねーなーって。

しかしそんなベタ中のベタなアメリカン・マッチョイズム映画を作ったのがドイツ人、というのもなんとも不思議なお話なんですが。この人の映画はもうあんまり期待できない気がしますね…。時代の先を行って驚かせてやろう、という気概が一切無い映画でした。

そんなわけでかなり厳しいことを書きましたが、しかし観ていてそれなりに楽しめはしました。細かい部分は雑なんですけどね。特に序盤は展開がわかりづらいし。

でもやっぱりエイリアンが攻めてきて地球が守る末期感、っていうのはそれだけで男子的な少年心をくすぐるものがあります。劇場だったらそれなりに観られる映画だと思いますね。時間も長くなり過ぎそうでそうでもないし。

ただ、家でこじんまりと観ていたらより陳腐に感じられる気がして、自分が家で観たなら多分かなりきつかったんじゃないかとも思います。

今の時代、こんなベッタベタな娯楽映画じゃ観客も興奮してくれませんよ。皮肉なことに、前作からの時代の流れを“作風で”感じてしまうという映画でした。

こうなってくると逆に前作を改めて観ておきたいとも思いますね。今の自分がどう感じるのか…。

かなり好きな映画だったという記憶だけ残っているので、ちょっと怖い気もするんですが。

このシーンがイイ!

映像的には全体的に悪くなかったんですが、ただこれと言ってグッと来たシーンは無かった気がします。強いて言えば「息子だー!」かな。ここもベタですが少し笑っちゃいましたね。

ココが○

なかなか20年経って続編、というのも珍しいですが、主要人物が大体そのまま登場、懐かしさを感じる作りなのはやっぱり嬉しいです。

ココが×

上に散々書いたのでそれ以外の部分で言えば、やっぱり「中国寄り」の内容は気になります。最近、ハリウッドのあからさまに中国市場を意識した媚売り感がひどい。

誤解されたくないのできちんと書いておきますが、僕は中国が気に食わないわけではないです。中国がお金を落とすから、ってそっちの方を向いて映画を作っているハリウッドが気に食わないんです。尻尾振ってる感じが。

もっとも、一昔前はその対象が日本だった時代もあったので、ハリウッドそのものは変わっていないのかもしれません。ハリウッドに節操が無いのは今も昔も一緒、なんでしょうか。

MVA

とかなんとか言いつつですね、この映画を観た最大の収穫は中国人美人パイロット役のアンジェラベイビーですよ。もうめっっっっっっちゃかわいかった。マジベイビー。リン・チーリン以来の衝撃。

やっぱりなんだかんだ言ってアジア人同士、黄色人種の美人は明確に訴求力が違う気がします。あの綺麗さはどんな白人さんでも(アジア人に対する感情的なリーチという意味で)勝てない気がする。マジベイビーだった。(再)

ただ英語がイマイチなのか不明ですが、登場シーンの多さの割に不当にセリフが少なかったのが気になるところ。それ故に「この役いるか?」感も強かったし、余計に中国擦り寄り感が強く出ちゃったのも事実でしょう。どうせならもっとストーリーに食い込ませて欲しかったし、それが出来ないならはっきり言っていらない。でもマジベイビーだった。男子諸君は一見の価値アリでしょう。

そんなわけで、もっと美味しい役なら彼女だったんでしょうが…今回はこの方にしましょう。

ジャド・ハーシュ(ジュリアス・レヴィンソン役)

ジェフ・ゴールドブラム演じるデイヴィッドのお父さん。

懐かしいですねぇ~。飄々としたいい爺さんっぷりがいい感じにガス抜きになってました。やっぱりいい爺さん大事。お元気そうで何よりです。

しかし反面、デイヴィッド自体はこれまたいてもいなくても的な微妙な役割だったのが残念。前作の主役の一人なんだからもっと活躍させてくれないと…。

最初に書いた通り、ウィル・スミスの息子も空気だったし、現職大統領も空気だったし、将軍も結構空気だったし、かなり余計な登場人物で無駄に膨らんじゃってた気がします。そういう意味でも作りがヘタ。

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