映画レビュー0045 『インビクタス/負けざる者たち』

今日はヒマなので豪華二本立て。豪華と言ってるのは自分だけ。

インビクタス/負けざる者たち

Invictus
監督
脚本
原作
ジョン・カーリン
出演
トニー・キゴロギ
パトリック・モフォケン
マット・スターン
音楽
公開
2009年12月11日 アメリカ
上映時間
132分
製作国
アメリカ・南アフリカ

インビクタス/負けざる者たち

大統領に就任したネルソン・マンデラが、ラグビーワールドカップを通して国を一つに導いていく実話。

温かく、爽やか。

9.5

いやー、参りましたね。もう劇中から終始ウルウルしっぱなしで。

個人的にスポーツ系は弱いせいもあるんですが、時期的にちょうど南アフリカでのワールドカップが最近あったこともあって、人々の熱狂や一体感にすごくリアリティを感じられました。

もうこの手のドラマを描かせたら、クリント・イーストウッドに勝る人はいないんじゃないでしょうか。

とにかく良かった。

すごく不思議なんですが、イーストウッド映画は、特に刺激的な展開も無い淡々とした内容でも飽きずに集中して観られるんですよね。物語の展開の仕方、フックの作り方がうまいんでしょうか。

あざとい演出もなく、マンデラ大統領の人柄を起点に、スポーツを軸として国と人種が融和されていく姿を、とても誠実に無駄なエピソードなく描いています。

印象的だったのが、映画全体が非常に温かい雰囲気だったこと。

これはきっと、モーガン・フリーマンの力でしょうね。あの人の柔らかな表情と声、語り方が、この映画の雰囲気をまとめ上げていました。

そして観ていて感じたのは、やはりスポーツの、そして音楽の、人々をまとめる力は偉大だなということ。スポーツは主題として、音楽は副題として、人々の融和を象徴していました。

ラグビーワールドカップのテーマ曲である「World In Union」なんてもう涙なしでは聞けませんね!

エンドロールをこの曲で流したのは素晴らしいし、きちんと訳詞を字幕で流した配慮も素晴らしい。文句の付けようがない、名作です。

ココが○

クリント・イーストウッドの特徴だと思いますが、とにかく嘘くさくなく、飾らず、きっちり描いている点が素晴らしい。

多くを語りすぎず、何が問題で何をしようとしているのかをわかりやすく伝える能力は、当代随一の監督だと思います。

ココが×

本編はまったく不満がありませんでしたが、DVDの画質が悪いのがすごく残念でしたねー。ブロックノイズがひどくて。3倍録画かよ! みたいな

良い映画だけに、もっと良い作りにして欲しかったです。

MVA

あちこちで言われているように、もはやモーガン・フリーマン抜きでは出来なかった作品だとは思いますが、それでも一押しは

マット・デイモン(フランソワ・ピナール役)

ですね。

もはや(別に嫌いではないですが)くどいほど「間抜け顔」と言い続けているマット・デイモンですが、今作は本当に、本当に良かった。

誠実で意志の強いキャプテンそのもの。

この映画はこの二人がいたからこそ、これだけの名作になった気がします。

あとはSP役の黒人・白人リーダーそれぞれもすごくよくて、キャスティングもパーフェクトでした。

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