映画レビュー0772 『キングコング: 髑髏島の巨神』

たまには映画に全然関係ない話を、ということで最近「Walkr」というアプリにハマっています。

いわゆる歩数計アプリで、歩いた(走った)距離をエネルギーに変換し、宇宙探査に使用する放置系SFシミュレーションって言うのかなぁ。説明がすごく難しいんですが。

単純にグラフィックがすごく良くてかわいくて新しい星が見たくなるのと、星を育てて収入を上げて宇宙船を強化して…というシミュレーション的な楽しみとでこれがなかなか良いゲームなんですよね。

グラフィックのセンスからアメリカかヨーロッパの会社かなと思ったら台湾のメーカーですごく驚いたんですが、日本のガチャ一辺倒な課金煽り系アプリとはまったく違って無課金でも問題なく遊べるし、基本放置ゲーなので「スタミナ消費しないともったいない」とかも無く、ノンストレスで楽しめて非常にオススメです。スク●ニとかコ●ミとかユーザーを楽しませようとする志を失った巨大メーカーに爪の垢を煎じて飲ませたい。

歩数を利用したエネルギー自体はゼロでも進められるので、そこまで「歩かなきゃ」と急かされるわけでもないんですが、ただ自分の作り出したエネルギーはいわゆるフレンドに無条件で分け与えられるシステムになっているので、あんまりサボっていると「こいつ全然エネルギーよこさねぇな」と切られかねないということもあって、ある程度定期的にエネルギーを生み出さないと自分もフレンドからエネルギーを分けてもらえなくなる、という良い感じに強制感もあってすごく良くできてます。おかげで2月から復活したランニングがまた順調に続けられそうです。

ということで「ハマったらお金たくさん入れちゃいそうだしな〜」というような心配もなく、気軽に入れられるのでオススメ。最初は何をすれば良いのかよくわかりませんが、やっていくうちにすぐわかるようになります。「歩く」こと自体に価値を感じられるようになるのでとても良いですよ。

さて本日は去年劇場で予告編を観て地味に観たいと思っていたこちらの映画。幸いなことにNetflixに追加されたので観てみました。

キングコング: 髑髏島の巨神

Kong: Skull Island
監督
ジョーダン・ヴォート=ロバーツ
脚本
デレク・コノリー
原案
ダン・ギルロイ
出演
ジン・ティエン
トビー・ケベル
ジョン・オーティス
コーリー・ホーキンズ
ジェイソン・ミッチェル
シェー・ウィガム
トーマス・マン
音楽
公開
2017年3月10日 アメリカ
上映時間
118分
製作国
アメリカ

キングコング: 髑髏島の巨神

アメリカの特務研究機関・モナークにより「髑髏島」と呼ばれる未知の島が発見され、モナークに所属する学者やフリーの傭兵、カメラマンと言った面々で調査隊を結成。軍に護衛を要請し、数機のヘリで嵐の中なんとか島に到達するも、島で暮らす巨大な類人猿・コングによってことごとくヘリを落とされてしまう。

デカイだけでオモロイ。

7.0
モンスターバースを追うなら必見の現代版キングコング
  • 「GODZILLA ゴジラ」に次ぐモンスターバース2作目
  • 史上最大らしいキングコングの迫力がお見事
  • 頭使わずに楽しめる、息抜きに最適な映画
  • コング先生の次回作にもご期待ください

なんでもWikipediaによると、キングコングは「世界で最も有名なキャラクターの1つ」らしいですよ。奥さん。

過去何作も作られてきたキングコングシリーズのリブート…というか新シリーズになるんでしょうか。どうやらキングコングに限らず「モンスターバース」と呼ばれる、いわゆるMCU的な最近流行りのクロスオーバー系映画の1本として作られた模様。ちなみにこの映画の前にハリウッド版の「GODZILLA ゴジラ」があり、そのうちゴジラとキングコングが戦うことになるんだとか。ウォウこれはちょっと楽しみだぜ!

ちなみに僕は古い「キングコング」は観たことがなく、一般ピーポーが持つ「キングコング」のイメージと同程度の知識しかございません。そもそも特撮や怪物モノに興味がないタイプの少年だったので、そのままおっさんとなった今でもこの手のものはあんまり…だったんですが、いやはや昨今のクリエイティブの進歩のおかげか非常に迫力もあって純粋に楽しませて頂きました。もう単純に「でけぇぇぇぇー!」みたいな。もちろん家で一人寂しく観ていたので脳内で言ってるだけなんですが。

まあもう本当に陳腐過ぎて申し訳ないんですが、もう「でかい」ってだけですごいなーとグッと来ちゃう部分があるんですよね。FF13のお金いっぱいくれるやつもそうだったじゃないですか。アダマンタイマイ。出てきた瞬間「ウヒョー!! でけぇぇぇぇー!!」ってもうサイズ感だけで興奮しちゃう、みたいな。ああいう気持ちよさが良かったですね。改めて。これ劇場で観たらすごい迫力だったんだろうな〜。

ちょっとストーリーの補足を。

オープニングは謎のアメリカ人兵士と謎の日本人兵士が今回の映画の舞台となる謎の島に不時着して殺し合いをするところから始まります。ついにとどめか…! というところで突如として現れる超巨大類人猿、コング。ウヒョーーーー! となったところで物語の中心となる時代に飛びます。

時は1973年、アメリカがベトナム戦争からの撤退を決めたその日。「新しい謎の島を発見した」ということで上院議員に掛け合ってなんとか調査の許可を取り付け、メンバーを選出して調査に行くぞ、ということで凄腕の元傭兵やらなんやらメンバーを集めて「常に嵐に包まれている」髑髏島の調査へ行ってくるぜというお話です。後はもうね、興を削ぐので観てくださいね。

まず地味ですがこの1970年代という時代が良いですよね。「未知の島」という単語に説得力があるじゃないですか。まだ。

現代だったらどうあがいたってあり得ないですからね。「ストリートビューにコング写ってますよ」みたいな。ボカし入ってますけど、みたいな。何に対しての配慮だよ、みたいな。ロマンもへったくれもない時代ですよまったく。

名目上は「地質調査」としてメンバーを連れて行くんですが、調査の言い出しっぺであるモナークのメンバー・ランダ(ジョン・グッドマン)はどうやらそこに謎の巨大生物がいるらしいぞというのは薄々感づいていたようで、半ば騙すような形で護衛の軍人たち含め全員を巻き込むことになるので、わかりやすい形でのサバイバルを余儀なくされるメンバーをただただハラハラ観ているだけで良い、というなかなか頭使わなくて良いよ映画的に満足できる内容だったと思います。

僕の記憶では、予告編は「謎の島にドデカイ猿がいてヤベェー!?」みたいなよくある安っぽい軽いノリの予告編だったような気がするんですが、実際は(当然ながら)そんなコメディタッチな映画ではなく、極めて真面目に「謎の島に調査に行ったら未知の生物がたくさんいてどうやって生きて帰るか」を描いたエンタメアドベンチャーアクションサバイバル映画、といったところでしょうか。もうホントああいう軽い予告編はやめるべきだと思うんですけどね。

ただもちろんシリアスな映画というわけでもなく、それなりに(良い意味での)軽さもあるので、いわゆる娯楽大作的な映画として「大当たりはしないものの普通に楽しめる」ポジションの良い映画だと思います。割と誰でも楽しめる万人向け…ではあるんですが、一部グロい…というかキモい系のリアルビッグ虫的なビジュアルもそこそこ出てくるので、そういうのが苦手な人は避けた方が良いかもしれません。そこまでキツイわけではないですが。やや大人向けの娯楽大作、というようなポジショニングかもしれないですね。

詳細を語ったり考察したり、というようなタイプの映画でもないので、あとはもう観て頂いて的な流れになっちゃうわけですが…話によると監督さんはかなりの「ジャパニーズサブカルオタク」のようで、その辺のオマージュが山ほど放り込まれているらしいです…が、僕はその辺詳しくないのであまりわからず。さすがに(多分)初代キングコングを彷彿とさせるようなシーンは気付きましたが…。宮崎アニメのエッセンスもかなり色濃く出ているようなので、実は予想外に「ジブリファン」が観た方がより楽しめる映画なのかもしれません。

ちなみにオープニングに出てくる日本兵の名前は「グンペイ」なんですが、なんとあの任天堂の礎を築いた故・横井軍平さんの名前から取っているんだとか。相当なマニアですね、こりゃ。

 

[余談]

なおエンドロール後にちょっとした映像が出てきます。

が、Netflixではいつも通りエンドロール入った直後に広告が入っちゃうのでネトフリで観る方は気をつけましょう。こういうときも広告行っちゃうのね、と初めて知りました。しかもこの前観た「アナイアレイション」の広告だし。もう観たわ!

ネタバレング

このシーンがイイ!

コングのバトルは迫力満点でどれも良かったですが、やっぱり劇中最後のバトルが一番良かったかなー。でかい生物がスピーディーに戦ってるだけでこんなに集中させられるのかー、という思い。

あとはもうね、やっぱりサミュエルさんの伝統芸を感じさせるシーンでしょうね。もう言わずもがなですよ。こんなの。

ココが○

何も考えないでハラハラドキドキしたいぜ的なご意向にはぴったり沿う映画でしょう。かと言って中身ゼロでもないし、それなりに人間関係もあったりして過不足ない作りなのがイイ。

あとはもう単純にトムヒがかっこいい。ロキ感ゼロ。やっぱり役者だよなぁ。

ココが×

さすがにこういう映画なので、細かい部分は勢いで乗り切ってる感じはあります。そこを気にしてもしょうがないとも思いますが。っていうかリアルに行くなら最初の時点で全滅してそう。

MVA

個人的に「ルーム」以来となったブリー・ラーソンなんですが、こんなかわいかったっけと驚くぐらいにお色気担当(死語)としてふさわしい良いキャスティング。真面目で芯の強い女性カメラマン…なんだけどきっちりタンクトップで目の保養を与えてくれるという、今の御時世「女性蔑視だ」とか叩かれそうな使いっぷりに乾杯です。とても良かったです。

と言いつつも今回はコチラのお方にしましょう。

サミュエル・L・ジャクソン(プレストン・パッカード大佐役)

おなじみのサミュエルさん、いかにもな軍人でいつも通りしっかりとしたお仕事…なんですが、もうほぼ70歳ですからね!? この人。なのにこの現役感なんなんだと。年齢的にはもうとっくに大将ですよ。それが現役の大佐役でこの似合いっぷり。ついでに言えばジョン・C・ライリーより全然年上だし。時間軸おかしくない!?

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