映画レビュー1092 『エンド・オブ・キングダム』

今回もネトフリ終了間際シリーズより。

前作が結構「どうせ予想通り系なんでしょ」と思いきや思いの外面白かった記憶があり、コレは一応観ておこうと思っていました。

エンド・オブ・キングダム

London Has Fallen
監督

ババク・ナジャフィ

脚本

クレイトン・ローテンベルガー
カトリン・ベネディクト
クリスチャン・グーデガスト
チャド・セント・ジョン

原案

クレイトン・ローテンベルガー
カトリン・ベネディクト

出演
音楽
公開

2016年3月4日 アメリカ

上映時間

99分

製作国

アメリカ

視聴環境

Netflix(PS4・TV)

エンド・オブ・キングダム

前作以上に予想通り。

6.5
ロンドンでの国葬中に大規模テロ事件が発生、またも危機に瀕する大統領&シークレットサービス
  • 各国の首脳が集まる国葬中を狙ったテロが発生、辛くも逃げた米大統領を執拗に追うテロリスト
  • 1シチュエーション的だった前作と差異を出すためか今作はロンドンを移動する内容
  • 例によってジェラルド・バトラー無双でありそれ以上でも以下でもない
  • はじめから約束された意外性の無さがしんどい

あらすじ

前回も書きましたが、いい加減こういう予想通り系の映画は置いといて他に時間を割いたほうが良いような気がしてきました。

決して悪くはないものの、決して良くもないというまあまあ感。そろそろ卒業しなければ…。

オープニングでチョロっと黒幕感のある武器商人に対するドローン攻撃のエピソードを描きつつ2年後の現在。

前作にてシークレットサービスに復帰したマイク・バニング(ジェラルド・バトラー)は、今作でも同じベンジャミン大統領(アーロン・エッカート)の護衛についてはいますが、奥さんの出産を機に退職しようと考えている様子です。

そんな中、イギリス首相が急逝したとの一方が入り、国葬に出席する大統領の渡英に同行するマイク。各国首脳が集まる国葬では警戒も虚しくもちろん予想通りに大規模テロが起こり、続々と各国首脳はあっさりグッバイ。

しかしベンジャミンには我らがマイクがいる…! ということでなんとか現場から去り、二人で逃げ続けます。

テロリストたちは警官に混ざっているために誰も信用ならない極限状態の中、果たしてマイクは無事ベンジャミンを祖国へ帰国させることができるのでしょうか…。

まったく意外性の無い安心映画

例によってのジェラルド・バトラー無双、ジェラルドさんがバトる映画第二弾。

前作はもちろん創作娯楽とわかりつつも「世界一警備が厳しいはずのホワイトハウスが陥落した」衝撃がワクワク感につながった部分があったと思いますが、今回はさすがにそのまま同じパターンは作れないぞ、ということで舞台をロンドンに移し、さらに移動しながらの逃走&防衛が主体で、明確に前作とは違った形のジェラルド・バトラー無双を見せようとしていたことが伺えます。

伺えますが、しかしむしろそのせいでいまいち創意工夫に欠けている印象で、良くも悪くも「よくある娯楽大作」の枠から出られていないように感じました。

舞台が限られていると、さながら“籠城戦”の様相を呈し、それ故そこに守る側(ジェラバト兄貴)の機転や戦闘能力が伺えて面白くなる面があると思うんですが、今回はそれを放棄してとにかく逃げが主体のため、いまいち盛り上がりに欠けるんですよね。

当然行く先々でピンチに遭遇はするものの、とは言えのっけから「そういう映画」なのはわかっている以上、ジェラバト兄貴が無双して生き残ることはほっといても明らかなわけで、「それを言っちゃあおしめえよ」と言われるところですがとにかく意外性が無い。そこがつらい。

それなりに「なぜこうなったのか」の陰謀が(オープニングで描かれた武器商人以外の部分でも)描かれてはいるものの、それもまた結構な既視感がある内容なので、まあとにかく想像通りの映画でしか無いのが残念。

もちろん「ジェラバト兄貴が暴れるところを観たいぜ!」という要望にはガッツリ応えてくれるので、そこの部分だけ求めているのであればまったく期待通りなので何を求めるかという話なんでしょうが、やっぱりどうしてもこの手の話はもうこすられすぎている話なので、もうちょっと裏切りを感じさせる作りが欲しかったなぁと思います。

例えば各国首脳なんて最初にアメリカ大統領以外軒並み死んでしまうので、それとかものすごくもったいないなと思うんですよ。生かしておいて陰謀に絡ませるか、はたまたベンジャミンと協力して事態にあたるとか、せっかく他の国の首脳を物語に登場させておきながらまったく利用もせずにさっさと退場、って言うのは…やっぱりひねりがないと言うか、結局「マイクとベンジャミンの上下関係を超えたバディムービー」路線でしかないじゃん、というのがね…。

それが好きな人は良いんだと思うんですが、意外性をもたせるならもうちょっと他のメンバーにも活躍の場を与えて欲しいなと。

そろそろこの手の映画は卒業です

あーだこーだ書きましたが、ただこれは「おヒュー主演のラブコメ」と同じようなもので、安心して“いつものパターン”を楽しみつつジェラバト兄貴の奮闘を観られればオールオッケー、というスタンスであればこれ以上のファンサービスもないんだろうと思います。

なので結局はジェラバト兄貴の暴れん坊将軍っぷりが楽しみなのかそれ以外が楽しみなのかの違いなんでしょう。僕はもうちょっと違う路線を観たかったんですけどね。

本当に徹頭徹尾(きっと想像通りの映画なんだろうな、という予想まで含めて)想像通りの内容なので、いい加減事前に「こんな映画なんだろうな」と想像した上にそれが当たりそうな映画はそろそろ卒業するかな、と改めて思いました。コレと「お!バカんす家族」で。

そういう意味では僕にある種の引導を渡してくれた映画として、意外と功績のある一本かもしれません。

ありがとよ。アバヨ!

このシーンがイイ!

もうこれはやっぱり最後のある爆発シーンですね。笑った笑った。やっぱり最後は爆発してナンボですよ。

ココが○

大安定のジェラバト無双。たまには良いでしょう。たまには。

ココが×

やっぱり意外性のなさがすべて、でしょうか。ぶっちゃけこれだったら続編作らなくてよくね? と。

でもさらに続編も作るらしい…観ちゃうのかなぁ。いやでももう卒業したい。

MVA

おなじみのメンバーがあまりにもおなじみな感じだったので、初めて観てかつ美味しい役どころでもあったこちらの方に。

シャーロット・ライリー(ジャクリーン・マーシャルMI6捜査官)

MI6の“凄腕”エージェント。

最近ネトフリでちまちま「サバイバー」を観てるんですが、あれに出てくるFBIのマギーQっぽいかっこよさがツボ。まあ美味しい役だったので順当です。

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