映画レビュー1610 『MEG ザ・モンスターズ2』
結構前なんですが最寄りのTSUTAYAが潰れてしまいまして、ついにレンタルしに行く先がほぼ消滅してしまいました。
一応隣駅にはあるんですがさすがに返しに行く手間も考えるとそこまでして行くのもちょっとなぁ…という感じで、まあどこもそうですがやっぱりレンタルDVDショップ系は厳しくなってきたなと思います。
10代の頃は返しに行く手間も何も関係なく半径5km以内のレンタル店をはしごしながら計50本ぐらいAVを借りたりしたもんですけどね…!(悲しい武勇伝)
まだVHS時代だったし結構かさばるのによくやってたな、と数十年の時を経て己の愚かさに打ちのめされております。
ということでこの週は土曜日バタバタだったため、1本だけ観ました。例によってステイサムです。
MEG ザ・モンスターズ2
ベン・ウィートリー
ジョン・ホーバー
エリック・ホーバー
ディーン・ジョーガリス
ディーン・ジョーガリス
ジョン・ホーバー
エリック・ホーバー
『The Trench』
スティーヴ・オルテン
ジェイソン・ステイサム
ウー・ジン
ソフィア・ツァイ
ペイジ・ケネディ
セルヒオ・ペリス=メンチェータ
スカイラー・サミュエルズ
シエンナ・ギロリー
メリッサンティ・マハウト
クリフ・カーティス
2023年8月4日 アメリカ
116分
アメリカ
U-NEXT(Fire TV Stick・TV)

まだ前作よりはマシ。
- 例によって深海調査に赴いたらトラブって大ピンチ、生還のため謎の海底施設へ向かう
- 生還にはマナ・ワンの支援が必要なもののマナ・ワンには裏切り者がいて…
- 前作同様にベタからベタに流れる超ご都合主義の権化という安心感
- 得るものも失うものも(時間以外)何もなく、無の映画
あらすじ
一応ステイサム映画を全部観る呪いのため観ましたが、前作が本当に腹が立つレベルの駄作だったので期待せずに観たらハードルが低かったせいか腹が立つまでは行かなかったので今回のほうがマシ判定です。ただ駄作ではあると思います。
オープニング、なぜか不法投棄する船舶に潜入し乗組員をなぎ倒しながら証拠を持ち帰るジョナス(ジェイソン・ステイサム)の姿に「あれ!? 違う映画だった!?」と思いましたがあってました。なんでこんなことしてるんだ…?
そんなあからさまに「ステイサムがアクションを見せる時間」として用意されたとしか思えないオープニングを経て、舞台はまたもマナ・ワンへ。
今作のジョナスは「絶対にやらないからな」と言ってから1分後に現地にやってくるようなことはなく、きっちり継続してマナ・ワンで働いているようです。
前作で散々頑張って助けたヒロインももはや故人となってしまい、現在のマナ・ワンは彼女の弟であるジウミン(ウー・ジン)がCEOを引き継いでおります。
マナ・ワンは今も海底調査が主な任務のようで、今回も2隻の潜水艇で海底深くまで向かいますが、現場近くには違法にレアアースを採掘する集団が跋扈していて、その証拠隠滅のための爆発に巻き込まれる形で潜水艇は機能を停止。
違法集団が建設したと思しき海底ステーションまで行けば助かるぞ…ということで全員船から降りてステーションまで歩いていきますが、あとはもう観てちょうだいねというお話です。
ノービンビンでフィニッシュ
いやほんとに開幕でまさかの前作ヒロインすでに死亡情報が流されて笑っちゃいましたけども。今作はノービンビンでフィニッシュです。
ただ話としては笑っちゃうものの、やっぱり女優さんは歳を取るとヒロインを継続するのが厳しい現実があるのかな、とちょっと(最近よく耳にする)ハリウッドにおける男女格差みたいなものをうっすらと感じたりはしました。
リー・ビンビンは前作でもそれなりにいい歳でヒロインに抜擢されているだけに、さすがに50も過ぎたら…みたいなのがあるのかな、と。
一方ステイサムはなんら変わることなく主役ですからね。見た目も全然違いがわからないという。
本当のところはわかりませんが、ちょっと考えさせられるヒロインの扱いではあります。
ちなみに今作のヒロインは前作から続投のビンビン娘・メイインと言って良いと思いますが、彼女もさすがに成長して14歳になり、違う女優さんなのかなと思ったら同じ女優さんが続投とのことで順調に育っていて何よりですね。
映画自体は…まあ前作同様に「誰が死ぬかすぐわかる」「誰が生き残るかもすぐわかる」、おなじみのコッテコテにベタな作風で特段何か言うようなこともありません。
ついでに言えばマナ・ワン内部で裏切り者がいるぞ的な展開になっていくんですが、これもまたわかり易すぎて興醒めです。まあしょうがないっちゃしょうがないけどね…。
また前作よりはややコメディに寄せているシーンが多い印象で、その分ハリウッド感がマシマシになりつつ軽く観られる感は増しているような気はします。その分雑でもあるんですが…。
クライマックスはいろいろとワラワラ押し寄せてきて「なんでステイサムがいるところにこんなに集まるんだよ」とかいろいろ突っ込みどころは尽きないところですが、一方でメタ的に言えば「ステイサム以外のキャラにも活躍の場を用意する」意味ではこの展開はおそらく正統進化と言っていい作りだと思います。今作もひたすらステイサムがサメを倒すだけじゃ続編の意味がないじゃん、みたいな視点に応える作りなんでしょう。
そもそも期待していなかったこともあり、途中から「やっぱこのシリーズは話に期待したらアカンな」と諦めていたので終盤の開き直りっぷりは逆に面白くなってきて、開き直ってくれるのであれば前作よりはマシかなぐらいの印象で鑑賞を終えました。
が、世間的な口コミを見るとまー酷評されているんですよね。前作と比較して。
単体で酷評はやむなしだと思いますが、「前作があんなに面白かったのに」みたいなのは何を観て言っているんだろうと不思議で仕方ありません。前作、面白かったの…?
結局僕としては「どっちもウーン」という結論ではありますが、思いの外前作を評価している人が多く、そしてそれと比べて今作を酷評している人がいてびっくりしました。
この2作で評価が二極化するほどの違い、ありますかね…?
まあ人の好みはそれぞれなので好き嫌いあって当然ですが、ただ「両方面白かった」「両方つまらなかった」は理解できる一方で「前作は最高だけど今作はクソ」みたいなのはそこまでの違いが見出だせなかった自分には非常に難解な解釈に思えて、世の中すごいなと舌を巻いた次第です。
B級サメ映画の方が観る意味がありそう
そんなわけで今作も僕のようにステイサム映画は全部観ないといけない呪いにかかっていない限りはスルーで良いと思います。
なおゴールデンラズベリー賞の最低作品賞・最低監督賞・最低主演男優賞にノミネートされたようですが受賞はならず、というのも非常に納得です。
ノミネートされるぐらいにはひどい、でも受賞するほど際立ったものがない中途半端さ、というか…ゴールデンラズベリー賞を受賞する映画はもっとエッジが立っているというか…。
ちなみに同回のゴールデンラズベリー賞を席巻したのは「プー あくまのくまさん」だそうです。観てないけどなんかわかる気がする…!(今ちょっと興味本位で調べたらグロそうなので一生観ないと決めました)
結局これ観るんだったら本当にB級サメ映画観た方がよっぽど楽しめる気がしますね。
念のため言っておきますが、それは今作に限らず前作も、です。お間違えなく。
このシーンがイイ!
なんかあったかな…今観終わってから10分ってところですがこういう映画は急速に忘れていくんですよね。
あ、マックが目をやられるところが一番笑いました。なんでだよ、っていう。
ココが○
上に書いた通り、終盤の開き直った押し寄せっぷりは良としましょう。中途半端にやられるより「なぜかステイサムのいる島に大挙していろいろ押し寄せる」方がよっぽど良いです。
ココが×
とは言え映画自体がベタかつ雑なので…。前作も、ですけど。
3も作るんでしょうか。作りそうな気もするけど…。その頃には呪いが消えていれば良いんですが。
MVA
ん〜今作は…この人かなぁ。
ペイジ・ケネディ(DJ役)
前作から続投のスタッフ。前作は一応遠隔操作のプロみたいな話だったんですが今作はそういった特色もなく、おもしろ黒人お兄さんとしてのポジションしか与えられていませんでした。
が、それなりに見せ場もあり、一番キャラが立っていた気がするのでまあ良かったんじゃないかなと。
娘ちゃん(姪だけど)も良かったですね。中国人らしいお団子ヘアがかわいくて。
あと今作から登場の眼鏡女子のジェスがめっちゃかわいいじゃん! と喜んでいたんですが眼鏡外すとそうでもなく、改めて己の眼鏡好きを認識した次第です。どうでもいい情報です。


