映画レビュー0074 『オーシャンズ12』
今日もまだDVDが届かないので、立て続けに観ちゃいましょうということで。こちらも確か3度目。
オーシャンズ12

ちょっとやりすぎ。
世間的にもそうですが、やはりこの「12」は少し他2作と毛色が違うので、残念ながら一つ落ちる印象。
まず、「単純にやりこめるぜ」的なものではなく、話の内容を複雑にしようとしすぎているきらいがあり、このシリーズの良さである軽妙さとマッチしてないんですよね。
相変わらず全体の雰囲気はオサレで軽く、ところどころで笑わせてくれる素敵な世界観だけに、ちょっと方向性が違うんじゃないかなぁとモヤモヤする感じ。
それを一番感じるのは、やっぱり観客のミスリードを狙った演出でしょう。よくある「今度は観客も騙してやるぜ」的な狙いなんでしょうが、その辺がちょっとやりすぎかな、と。
ミスリードを狙ったが故に、「都合良すぎだけど面白いからいいぜ!」って思わせるよりは、「えー、なんでもアリじゃん」って感じさせちゃう部分があって、そこがこの作品の残念なところ。
結局は、複雑にしてしまったが故に観ている人を“ノリきらせる”ことができないのが、他と比べて「残念」に思わせてしまう原因ではないかと。
オープニングのアンディ・ガルシアによる「招集」とか好きなんですけどねー。惜しい。
ただ、繰り返しになりますが、世界観は相変わらずでいいし、2作目だけによりキャラクターも立ってきてるし、物騒な話が出るけど実際物騒な場面もなく、悲壮感もない…という全体的な佇まいは他にない魅力。
特に「11」と比べると、より友情面…というか、「チームだよ」というアピールが強くなってきている側面があるので、次作「13」を観る上ではやはり外せないんじゃないかと。
これ単品だけ観たら、多分恐ろしくつまらないです。
ココが○
やー、やっぱりラストシーンですよ。みんなで集まってカジノってるやつ。あのシーンが群抜きでいい。あのために2時間があると言ってもいいぐらい、イイ。仲間に入れてくれよ! っていう。思わざるを得ませんね。あれは。
あとは「ナイト・フォックスの大ホール攻略」シーンはやっぱり印象的。どうでもいいっちゃどうでもいい場面なんですが、あの見せ方がこのシリーズなんだと思う。
ココが×
今作は…やっぱりストーリーですかね~。
内容を理解すれば「理屈はわかる」んですが、やっぱりどうしても「じゃあアレなんだったの? 」感が拭えないというか。(理屈上は必要なんだけど)大半いらないんじゃないか? と思わせちゃう内容なのが、返す返すも残念。
この映画(12限定の話)はストーリーを楽しむ映画ではなくて、カット割とか音楽とか、雰囲気全般を楽しむ映画なんだと思います。
あと、どうでもいいようで個人的にすごく大きな点として、「舞台がラスベガスじゃない」。11&13と比較して、の話になっちゃいますが。やっぱりラスベガスが似合うんですよ。彼らは。
MVA
今作はマット・デイモンとどっちにしようかちょっと悩みましたが、この人で。
キャサリン・ゼタ=ジョーンズ(イザベル・ラヒリ役)
綺麗ですよねぇ。ちょっとジュリア・ロバーツがかわいそうかな、と…。でも役柄分担としては間違ってないような気もします。
デキる女っぽさと、ちょい意地悪な感じがぴったり。ブラピにもお似合いで。
次作でも登場を期待していたのに…!

