映画レビュー1104 『ピッチ・パーフェクト』

今回は隔週開催のウォッチパーティより。僕もいつか観たいと思っていたタイトルなので投票しました。

ピッチ・パーフェクト

Pitch Perfect
監督

ジェイソン・ムーア

脚本
原作

『Pitch Perfect: The Quest for Collegiate A Cappella Glory』
ミッキー・ラプキン

出演
音楽

クリストフ・ベック
マーク・キリアン

公開

2012年9月28日 アメリカ

上映時間

112分

製作国

アメリカ

視聴環境

Amazonプライム・ビデオ ウォッチパーティ(iMac)

ピッチ・パーフェクト

普通の学園モノながら、アカペラパワーでテンションアップ!

8.5
さして興味のないアカペラグループに入った女子、なんだかんだ本気になって…
  • アカペラと恋に頑張る学園モノ、個性豊かなメンバーというお決まりの青春コメディ
  • とは言え笑いもアカペラもレベル高く、きっちり差別化
  • やや下ネタ多めなのでその辺りが気になる人は注意
  • ファットエイミーが完全にアメリカ版渡辺直美

あらすじ

改めて音楽の力を思い知った映画ですね。音楽が良い映画は良い映画。定番の真理です。

主人公はアナケン演じるベッカ。彼女は音楽プロデューサーを目指す“音楽オタク”っぽい女子ですが、父が教授をしている縁で本意ではない大学へ入学。特に大学生活への興味もないまま、学業も流し気味。唯一校内ラジオ局でのアルバイトにだけモチベーションがあるようです。

彼女がある日シャワーを浴びながら鼻歌を歌っていたところ、メンバー不足に悩んでいた女性アカペラグループ「バーデン・ベラーズ」の一員であるクロエ(ブリタニー・スノウ)から「ぜひうちに!!」と熱烈に誘われ、いや裸のときに何言ってますのんと困惑しながらも承諾。

改めてグループの練習に参加すると、自らを“太っちょ”と名乗るエイミー(レベル・ウィルソン)他個性的な面々が強権的なリーダー・オーブリー(アンナ・キャンプ)にしごかれております。

「昔ながらの伝統」を重視するオーブリーによって新鮮味のない曲ばかりやらされる面々ですが、なんとかアカペラ大会も勝ち抜いていき、次第にベッカも本気になりつつ全国大会を目指していくことに…。

アカペラ以外はドベタ

売れっ子のアナケンですが、割と脇役とか(主役が別にいての)ヒロインが多いような気が(勝手に)していまして、「彼女主演の代表作」と言えるのはこのシリーズなのかもしれません。そう、シリーズなんですよね。このあと3まで作られています。

3作目まで続いているのは当然この映画がヒットしたからなんでしょう、それも納得の良作でした。まーとにかくアカペラがかっこいい。「アカペラってここまで豊かなの!?」と驚くぐらいにアカペラのパワーを感じる曲の良さ、そしてステージのかっこよさが売りです。

正直、ストーリーとしては本当にありきたりな青春もので、「興味がないのに次第に本気になった」辺りの展開にしてもそうだし、なかなかうまくいかない恋愛要素にしてもそうだし、話そのものにはまったくひねりがないと言っていいと思います。もう本当によく観た青春映画だし、ある意味でパッケージ化されたカンタンシナリオっぽい。

ただもうそれを覆い隠すぐらいにアカペラが良い。やっぱり音楽とステージが良い映画は上げ底レベルがハンパないなと改めて思いました。もうドベタだろうが全部許せちゃう。

それに通して観たときのシナリオがベタ中のベタのドベタでも、ところどころアカペラバトルが挟まったりしてそれなりに見せ場も用意してくれているので飽きません。非常に巧みな作りだと思います。

あとはやっぱり周りのキャラが良い。ある意味では「周りのキャラが良い」のもベタではあるんですが、とは言え当然この映画オリジナルのキャラたちがいろいろ見せ場を用意してくれるのでそこはこの映画オリジナルの楽しさと言っていいでしょう。

やっぱりなんと言ってもひときわ存在感を放つのが「太っちょ」エイミー。もう登場シーンからして誰もが「渡辺直美出てきた」と思わせるぐらいにあまりにも渡辺直美感。見た目も(体型のみならず顔も)似てれば動きまで似てるという。これ日本語版作るとしたら100%渡辺直美だし渡辺直美じゃなかったら相当な反発が予想されるのも間違いありません。もはや「渡辺直美を見て(違う人だけど)」と言いたくなるぐらいに渡辺直美でした。

続編でも大活躍しているそうでこれまた非常に楽しみ。

ここからアカペラに入る人続出という噂

この映画に出てくるアカペラ大会って本当に開催されているんでしょうか。なんとなくありそうな気はしたんですが…ここまでレベルが高いのであれば、もうその大会そのものを毎年見たくなるぐらいにとにかくアカペラシーンの良さが際立つ映画でしたね。

主人公たちのグループはもちろん、ライバルとなる同じ大学の男グループもキレッキレで魅せてくれるし、出てくるアカペラ全部良い。眼福耳福のオンパレード。

これを観て「アカペラかっこいい! やりたい!」って思う人が少なからず出てきてもおかしくないぐらいに素晴らしいので、とにかくそのためだけでも観て然るべき映画だと思います。話自体はお決まりでも、そこが逆に邪魔にならないという意味で良いのかもしれない。

正直恋愛とかいらないんだけどね…まあしょうがないですね、こればっかりは。

このシーンがイイ!

歌のシーンはどれも素晴らしかったですね。特に歌バトルのシーンとか最高。

ココが○

散々書いている通り、これはもう歌に尽きます。アカペラのステージ、特に大会のシーンとバトルのシーンはとにかく素晴らしいの一言。

ココが×

くどいようだけど恋愛要素マジでいらなくない!? 普通に「本気になって全国大会を目指す」アカペラ女子たちだけでいいと思うんですけど…。恋愛要素の部分は(押して引いて含めて)本当にもうドベタすぎて何の意味も感じられませんでした。

あと最後のステージの歌、できれば歌詞の訳を出して欲しかった…。

MVA

リーダーのオーブリーを演じたアンナ・キャンプも良かったなーと思いつつ、結局はこの人しかいないよねということで。

レベル・ウィルソン(ファット・エイミー役)

存在感抜群、ぽっちゃりメンバー。

要所要所で笑わせてくれる立ち位置の良さ、ステージでの「できるじゃん!」的なかっこよさ、どれも素晴らしく文句なし。貴重な女優さんだと思います。

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