映画レビュー0136 『裏窓』

BSの録画より。二度目のヒッチコック作品です。

裏窓

Rear Window
監督
脚本
原作
『裏窓』
ウィリアム・アイリッシュ
出演
グレース・ケリー
レイモンド・バー
セルマ・リッター
音楽
公開
1954年8月1日 アメリカ
上映時間
112分
製作国
アメリカ

裏窓

足を骨折したカメラマン・ジェフは、毎日裏窓から隣のマンションを覗く日々。ある日、急に奥さんがいなくなった隣のマンションの住人を怪しみ、殺人事件ではないかと推理を始める…。

どこに重きを置くかで評価が変わる気がします。

5.5

古い映画の時はいつも書いてることですが、何分「古い」ので、今の映画と比べちゃうのはよくないとわかりつつも、ラスト前の住民早回しとジェフ落下のシーンは申し訳ないけど笑いました。当時はああいう表現でがんばってたんですね…。まあ、それは本筋とは別の話なので置いといて。

結局“オチ”から考えると、序盤に「もしかして…」って思ったことが「なんだよそのままじゃん」ってなっちゃう話なので、サスペンスとして観ると僕としては非常におこがましいですがあまり評価できません。

ただ、道中の反論めいた周りの意見で「ん? やっぱり違うのか?」と視点を引き戻し、先の展開を読めなくしつつ惹き付ける作りというのはさすがというか。面白かったです。

(しょうがないことですが)やや古い匂いは感じるものの、いかにもな皮肉っぽいセリフ回しもうまくて、センスの良さというのはすごく感じましたね。

結局のところ、「引きつけたもん勝ち」というわけではないですが、「あれ?? どうなるの?? やっぱ違うの??」と思わせる作りで楽しませる、という作戦はうまくいっていたと思いますが、結末としては不満が残りました。劇中語られる矛盾点も解消したわけではないし…。

まあ、昔はこういう細かいことを突っ込む嫌な客はいなかった、ってことでしょう。

しかし…誰もが思うところですが、あれだけ住民全員が窓全開で過ごすこと、ってあるんですかね~。時代性にしても無理がある気が…。

まあ、これは舞台ありきの映画だと思うので、現実味はなくても設定としてはアリかな、とは思います。

このシーンがイイ!

序盤ですが、「ミス・ロンリーハート」が一人酒を飲むシーン。歌をバックに悲しい! 切ない! すげー気持ちわかる!

わかっていいのか。

ココが○

ほぼジェフの部屋から外を見てるだけのワンシチュエーションと言っていいと思いますが、それで見せきる展開はなかなか面白かったですね。

結局、結末に対して不満があるよ、という評価ではあるものの、内容に関してはあんまり古さも感じなかったし、面白かったと思います。

ココが×

時代的な不満点を除けば、やっぱり話の帰結がちょっと納得できないというか。

今の時代の映画を観ている人間としては、もう一ひねり欲しかったなぁ。

MVA

おばさん看護婦のセルマ・リッターは味があって良かったなぁと思いましたが、でもやっぱり…

グレース・ケリー(リザ・フレモント役)

ちょっとね…。

異様なほど綺麗でした。こんな昔の女優さんなのに。

今の時代でもここまで綺麗な人っていないんじゃないかと思うぐらい。あの存在感はズルい。誰も勝てないでしょう。

調べたら後のモナコ王妃らしいですね。なるほど…。確かにお姫様っぽい雰囲気、あります。

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