映画レビュー0987 『ロッキーハンサム』

やはりと言うか…今年は開始早々に大きな出来事があったためにどうしても低調な感が否めず、何をしててもイマイチ乗れない状況が続いているので、「こんなときはインドの力を借りるしかない…!」と思いネトフリにあるインド映画でオススメを聞いたところ浮上してきたこちらの映画を観ることにしました。

ロッキーハンサム

Rocky Handsome
監督

ニシカント・カマト

脚本

ライツ・シャー

原作

『アジョシ』
イ・ジョンボム

出演

シュルティー・ハーサン
ジョン・エイブラハム
ニシカント・カマト
シャラド・ケルカー
ノラ・フェイヒ
ナタリア・カウル
ディヤ・チャルワッド

音楽

Sunny and Inder Bawra

公開

2016年3月25日 インド

上映時間

119分

製作国

インド

視聴環境

Netflix(PS4・TV)

ロッキーハンサム

インド要素薄め。割とちゃんとしたアクションスリラー。

7.0
お隣の少女がさらわれてしまい、“ワケアリ”過去を持つ男が立ち上がる
  • 韓国映画「アジョシ」のインドリメイク
  • 舐めてたやつが強かった系…なんだけど舐められない外見してて笑う
  • 所々で挟まる歌を除けばインド感は薄め
  • 真っ当なアクションスリラー故に驚きも少ない

あらすじ

バーフバリ的な)ぶっ飛んで笑っちゃうような勢いのあるインド映画を期待したんですが、かなり真面目にちゃんと作りました映画だったので少々肩透かしを食らった感じではありました。ただその分誰でも楽しめるオーソドックスな娯楽映画になっているとは思います。

なお僕はまだ未鑑賞ですが、大ヒットした韓国映画「アジョシ」の公式リメイク作品らしく、噂によるとかなり忠実に作られているようです。だからこそその分「なんだこれおかしいだろwwww」みたいなインド要素は薄く、僕のインドゲージは満たされずに終わりました。

主人公はインドのある場所でひっそりと質屋を営む男、通称ハンサム。ハンサムだからハンサム。わかりやすい。確かにハンサムだし時折挟まるキメ顔がすごい。この映画における数少ない笑いどころです。

彼のお隣さんはヤク中の母親とその娘ナオミの(おそらく)母子家庭なんですが、ナオミにとってハンサムは数少ない友人であり、接しやすい存在として慕っているためにちょくちょくナオミは彼の家に遊びに来ています。

ある日ヤク中のナオミ母が麻薬取引に乗じてそれなりの量のブツを盗んだことで麻薬組織によって母娘揃って拉致される事件が発生、ナオミを救いたいハンサムが立ち上がるんですが、どうやら彼はタダモノではないようで…あとはご覧ください。

舐めてたやつが強かった…?

いわゆる「舐めてたやつが強かった系」の映画で、その辺のフツーの兄ちゃんかと思いきや“ワケアリ”の過去を持つ男であり、彼自身麻薬組織との戦いに巻き込まれつつ実際は麻薬組織の方が彼に巻き込まれたんじゃねーか的なスカッとぶち殺し系アクションスリラーという感じ…なんですが、ハンサムが「舐められる」には程遠いガチムチ系のお兄ちゃんというのがなんとも豪快なインド感。

絶対こいつ強いやん、っていう。おまけにクソ度胸も備わっているのでまったく動じません。これ絶対に相手しちゃいけないやつ。

全体の流れ、主人公の強さといった印象から「イコライザー」みたいな感じの映画ですね。そこはかとなく悲しい雰囲気も漂わせてるし。ハンサム。奥さん失ってるし。

結局は「巻き込んだらいけないやつを巻き込んでしまった」お話でしか無いんですが、アクションのキレもしっかり見せてくれるし、インド映画らしい謎の勢いこそないものの、それはつまり普通に観られるアクションに仕上がっているとも言えるわけで、「意外とちゃんとした映画だね」とインド映画への妙な期待を裏切ってくれる良作と言えるでしょう。

ただ僕は“そっち”を期待していたので、もっと人間離れした豪快な強さだったりいきなり挟まる謎のダンスだったりが無いのは寂しかったんですが…。

一応所々で歌は挟まるものの、その歌のシーンも(強引ではありますが)そんなに劇中世界とギャップがあるような形(例えば敵味方一緒に踊って歌って的な)でもないし、むしろ丁寧に今の心情を表現してくれてわかりやすくていいね、みたいな差し込み方だったのでインド映画初心者に向いている映画だと思われます。

あえてこっちを選ぶ理由は特にないような気も

「アジョシ」の方を観ていないのでなんともですが、ストーリー展開に関しては特に意外性もないので、あくまでアクション好きであればおさえておいてもいいかなと言う印象。

なにせ主人公が超強いために裏切りも少なく、かと言ってことさらに「普通の人」を強調するわけでもない&ガチムチなので「ああそりゃ強いよね」ってな感じでもう少しフリの効いたキャラだったら良かったのになーと思わなくもないです。ガリガリなのに強い、みたいな。

ただフツーに面白くはあるので、気になる方はぜひ。とは言え果たして「あえてインド映画で」これを観る必要があるのかと言うと少々疑問かなと思います。

このシーンがイイ!

終盤で最大の強敵的な存在の用心棒とのバトルがあるんですが、その決着の付け方だけはめっちゃ強引で笑いましたね。「急だな!」っていう。勢いで見せてたけどその戦い方は成立するのか…?

ココが○

至極真っ当な作りなので、誰が観ても安心なインド映画だと思います。「なにこれ!?」って困惑する部分がほぼない。

ココが×

逆に言えば上記の通り、僕が期待するインド映画感は皆無に等しかったのでそこが残念です。もっと「マジでやってんのか笑わせに来てるのかわからない」みたいな勢いある話が観たかったよ…。いきなりゾウを従わせたりとかさ…。

MVA

最近テレビで宮迫観ねーなーと思ってたらここに出てました、ってぐらいに麻薬組織の用心棒が激似。ここはぜひ観て欲しいところ。

ハンサムはハンサムなんですがイマイチ抑揚がなかったこともあり、この人にしようかなと。

ディヤ・チャルワッド(ナオミ役)

主人公が助ける少女。

当然物語の重要な要素なので、それに沿った納得の(子供らしい)かわいさがあってよかったですね。ただあれ髪の毛ウィッグじゃねーの? ってずっと気になってたけどどうなんだろ…。

なお調べても日本語読みが出てこなかったので、名前の読みはあっていない可能性があります。あしからず。

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