映画レビュー0850 『見ざる聞かざる目撃者』

はい、今回もネトフリですよ終わるやつですよ。

ご覧の通り最近ほとんどネトフリで配信終了になる映画を観ているんですが、これがまた終わる映画が多いので毎週選びに選んでこれだ、ってやつを観るようになっているわけです。

なんだかネトフリに行動を左右されているような感じでこれでいいのかなぁと思わなくもないんですが、ただそれでもやっぱり良い映画に出会う機会も多いのでやめられず…。

ということで今回選んだのはこちらの映画。Yahoo映画ではレビュー数は少ないものの評判が良いタイプの映画で、80年代ということもあって好きそうな雰囲気だし…と観ることに。

見ざる聞かざる目撃者

See No Evil, Hear No Evil
監督
アーサー・ヒラー
脚本
アール・バレット
アーン・サルタン
エリオット・ウォルド
アンドリュー・カーツマン
ジーン・ワイルダー
原案
アール・バレット
アーン・サルタン
マーヴィン・ワース
出演
リチャード・プライヤー
ジーン・ワイルダー
ジョーン・セヴェランス
アラン・ノース
アンソニー・ザーブ
音楽
スチュワート・コープランド
公開
1989年5月12日 アメリカ
上映時間
102分
製作国
アメリカ
視聴環境
Netflix(PS3・TV)

見ざる聞かざる目撃者

耳の不自由なデイヴが経営するドラッグストアに、新たに目の不自由なウォーリーが従業員として加わったその日、デイヴが目を離していた隙に殺人事件が起こってしまう。警察から容疑者として逮捕された二人はなんとか警察から逃げ出すものの、真犯人に追われることとなり…。

安っぽさ先行でイマイチ乗れない。

5.5
視覚障害者と聴覚障害者のちょっと変わったバディコメディ
  • 殺人事件に巻き込まれて追われるありがちパターンながら主人公が珍しいタイプのバディムービー
  • やや元ネタへの理解が必要な雰囲気あり
  • 悪役が若い頃のケヴィン・スペイシー
  • テレ東の昼間にやってそうな雰囲気

僕は初めて観たんですが、主演のリチャード・プライヤー&ジーン・ワイルダーコンビは名コンビとして有名らしく、好きな人は相当好きな映画なんじゃないかなと思います。ただ僕は二人とも初めて観たし思い入れも無かったので、普通に映画として観たら…イマイチだったなぁというのが正直なところ。

そのコンビが演じるのはそれぞれ障害を持つ人物で、このタイプの二人を主人公に据えたバディムービーというのはなかなか他にない珍しいものでしょう。

ジーン・ワイルダー演じるデイヴはビル入口にドラッグストア(というかキヨスクみたいな雰囲気のお店)を構えているんですが、しかし彼は耳が不自由でほぼ聞こえません。ただ読心術の技量は相当なようで、相手の口さえ見えていれば普通に会話ができるため、他の人にもあまり聴覚障害者というのがバレていないようです。

そんな彼の元にある日一人のバイト希望の男がやってきます。それがリチャード・プライヤー演じるウォーリー。彼は目が不自由なんですが、なぜか双眼鏡を構えて競馬に興じたりしているこれまた見栄っ張り。

一悶着ありつつもデイヴの店で働くことが決まったウォーリーですが、就業早々に殺人事件が発生、二人は容疑者として警察に捕まってしまいます。

取り調べを受けているところにボランティアの弁護士を名乗る二人組が彼らの釈放を要求、しかしその片方の女性の足に見覚えがあったデイヴは「あいつらが真犯人だ!」と大暴れした挙げ句逃走、なんとか外に出るもその二人組に見つかって命を狙われることになり、なんとか凸凹コンビで逃げられるか…! というお話です。

これねぇ…久しぶりに最初っから最後までまったく乗れなかった映画でしたね…。

年代と雰囲気的に、この前観た「殺したい女」的な良作を期待したんですが、あの映画のような展開の妙はまったくなく、終始予想通りの流れで小ネタを挟むだけの小さくまとまったコメディサスペンスと言う感じで…。

好きな人はどこが好きな点なんだろうな〜。多分主演二人が好き、っていうのはあるんでしょうね。

僕はまっさらな状態だっただけにこの二人が特にたまらないという感じもなく、申し訳ないけどこの頃にありがちな「ちょいコメバディムービー」を変わった設定にしてみました、ぐらいの映画にしか感じられませんでした。

笑いの部分にしてもまったくつまらないということはなくそこそこ笑えるシーンもあったんですが、どうも裏に元ネタを知ってないと笑えないみたいな部分が含まれてそうな雰囲気があって、これまた全体的に乗れなかったんですよね。

確証は無いんですが、なんとなくピンと来ない笑いもところどころあった気がして。

主人公の属性(視覚障害者と聴覚障害者)の割にそういったハンデキャップをことさら目立たせて笑いにしていくようなタチの悪さはあまり無かったので、そういう面では至って真っ当なコメディなんだろうとは思います。それやられちゃうともう本当に嫌悪感のほうが先に来ちゃうので、そこは良かったんですが。

いつも以上に内容の薄いレビューになりますが、特にこれ以上書くこともなく…。

ネットで調べてみると「傑作!」って言ってる人もかなりいるので、やっぱり僕がちょっと変わってる可能性は否めません。

それにしても予想外の展開がまるでないストーリーとそこまで笑えるわけでもないコメディなので…そんなに評価できるものではないかなと思います。

見ざる聞かざるネタバレ者

すごくもったいないなと思ったのがヒロインの扱い。

最初に殺人事件を起こしているだけに難しいかもしれませんが、ここはちょっと不二子ちゃん的存在でもうちょっと主人公側と敵側を行き来するような思わせぶりなキャラクターだったら…ちょっと印象が変わった気はするんですよね。

結局デイヴのチンコを立たせたぐらいで最後まで悪役のまま、そして普通に捕まっちゃうのはとてももったいないし面白くない。もうちょっとかき回して欲しいよなぁ。

ケヴィン・スペイシーの役もしょうもない小悪党でしかないし、引っ張って引っ張ってようやく登場の黒幕も「あ、はあ…」的な特に引っ張りの必要も感じない謎さでガッカリ。なんだったんだろう、あれ…。

このシーンがイイ!

ラストシーンは好きですね。ただそこだけで評価がグーンと上がるほどではなかったのが惜しい。

一番笑ったのはマグショット(逮捕時の写真)を撮るくだり。あそこ好き。

ココが○

上に書いた通り、視覚障害と聴覚障害をあざとく笑いにつなげるような形があまりなかったのはとても良いと思います。

もちろんそういうシーンはあるんですが、あまり嫌味がなくバカにした感じもなかったのでそこは良いなと。

ココが×

予想外な展開がまったくないんですよね。となると結局コメディ部分で盛り上げてもらうしか無いんですが、そこが合わなかったのでどうしてもイマイチ感が…。

あと黒幕を散々引っ張った割に顔が出てきても「誰?」なのが辛かった。なんかのオマージュだったりするのかな…。

MVA

主演二人は悪くなかったんですが個人的にはあまりハマらず、ケヴィン・スペイシーもただの小悪党だったし…で消去法的にいつも通り女性になります。

ジョーン・セヴェランス(イヴ役)

なかなかの美人でスタイルもよくおっぱいも綺麗という過不足のないヒロイン。悪役だけど。

もう少し彼女が活きるストーリーだったら良かったのにな〜と思いましたが…まあ戯言です。

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