映画レビュー1381 『復讐は私にまかせて』

年初になんプロアワードで書いた通り、珍しい国の映画は「へっへっへ、どうだ俺は珍しい国の映画を観ているぞ」と自慢したいスケベ心によって採用率が高まります。本日はそれによって選ばれた映画です。

復讐は私にまかせて

Seperti Dendam Rindu Harus Dibayar Tuntas
監督

エドウィン

脚本

エドウィン
エカ・クルニアワン

原作

エカ・クルニアワン

出演

マルティーノ・リオ
ラディア・シェリル
ラトゥ・フェリーシャ
レザ・ラハディアン

公開

2021年12月2日 インドネシア

上映時間

115分

製作国

インドネシア・シンガポール・ドイツ

視聴環境

JAIHO(Fire TV Stick・TV)

復讐は私にまかせて

かなりシュールだけどなんか笑えてすごい。

7.0
EDに悩む男、戦った女に惚れて電撃結婚するも彼女が妊娠しブチギレ姿をくらます
  • ちんこは立たないが腕は立つ男、戦った用心棒の女性に惚れる
  • 彼女もまんざらではなく結婚に至るも前の男とやってしまったために妊娠
  • 妊娠=浮気なので男激怒、姿を消す
  • 何が何やらよくわからないけど妙な味がある映画

あらすじ

かなり説明が難しい映画なんですが、なんかすごかったですね。インドネシアの亜熱帯感が出ているような熱のある映画というか。いやそうでもないかも。適当に書いてます。

過去のトラウマからちんこが立たなくなってしまった男、アジョ(マルティーノ・リオ)は喧嘩だけは強いのでしょっちゅうバトる荒くれ者です。

ある日、とある悪者を倒しに行く道すがらでその悪者の用心棒をやっていたイトゥン(ラディア・シェリル)と対峙。激しい戦いの後ジャンプ的にお互いを認めあった2人はやがて惹かれ合い、ラジオで愛のメッセージを送り合う間柄に。

しかしアジョは勃起不全なので前戯だけやってお別れ…みたいな日々が続いてそこも結構シュールなんですが、なんやかんやあってやがてめでたく結ばれ、結婚。

しかしかつてイトゥンとともにいて、今も惹かれたままの男(彼氏ではなく少しだけ関係を持ったっぽい)は結婚を快く思っておらず、ある日とある頼み事をしにきたイトゥンを丸め込んで車内でコトに及びまして、百発百中イトゥンは妊娠します。

当然勃起不全でセックスが出来ないアジョは彼女の妊娠=浮気であるために激怒、彼女の前から姿を消します。

実はイトゥンはアジョの勃起不全のトラウマを取り除こうと動いていたんですが、その愛する人は自分の前から姿を消してしまい…どうなるんでしょうか。

シュールでよくわからないけど面白い

今回も結構あらすじは先の方まで書いちゃってて申し訳ないと思いつつ、でも「勃起不全男が結婚してその後どうなる」じゃ説明になってないだろってことで大目に見ていただきたいところです。

話によるとインドネシアの寓話的な物語らしく、確かに所々で意味深にメッセージが入ってきたりするので「インドネシアの歴史に明るくないとわからない」側面は結構ありそうで、実際まったく何もわかっていない僕が観たらもうシュールにしか思えず、「これもしかしたらインドネシア版殺人蝶じゃないのか」ぐらいに所々衝撃を受けたり笑ったり、というなかなか不思議な鑑賞になりました。もう何回も「どういうことwwww」って口に出しちゃったよね。

ジャンルとしては「セックスバイオレンス純愛アクション」って感じ。そこにさらにwith 謎の女も入ってきます。セックスバイオレンス純愛アクション with 謎の女。もうこれだけでも全然意味がわからない。

謎の女は本当に謎で、おそらくこの人もなんらかの寓話的な存在なんだろうと思うんですが急に出てきてあまり話の本筋とは関係ないところで急な存在感を見せつけてくるので困惑します。笑っちゃうんだけど。

過去フェーズも急に始まるからよくわからないし、その辺含めて結構説明も少なめで観客を突き放すようなところがあり、そこが困惑しつつも妙な味を感じてしまうという。不思議な映画でしたね、本当に。

果たしてこれがインドネシア映画の味付けなのかはわかりませんが、おそらく監督個人の個性なのではないかなと思います。結構古そうな、80年代の映画っぽい映像なんですが作られたのはつい最近だし、きっといろいろ何らかの意図があってやっているんでしょう。

全体的に血気盛んな人が多すぎて喧嘩っ早いのもなんかすごくて、「なんかすごい」としか言えません。

鑑賞から1か月経っているだけに忘れてしまった部分も含めて余計に頭の中で整理できておらず、これ以上何を書いたらいいのかもわかりません。何から何までわからない、そんな映画でした。ただ純愛であることだけはわかった。その形が良いとは言えないんだけど。

あとちんこの隠語が「鳥」なんですよ。「元気な鳥ね」みたいな。それも笑っちゃうんだよなー。何なんだろうほんとこの映画。

何もわからない

もう本当に何を書けばいいのかわからないのでこの辺りで引き上げたいと思います。レビューも滞っているので時短です。

おそらく日本では「インドネシアの寓話的な物語」についてピンとくる人なんて超少数派だと思われるので、大体の人は「なんかすごい」を浴びるだけの映画になると思われますが、好きな人はきっとかなり好きなんじゃないかなとも思います。

僕としてはもう少し尖ってくれればマジで「インドネシア版殺人蝶」になれたのに…と残念な気持ちが結構強かったんですが、それでも例に殺人蝶を出してしまうぐらいにはシュールだったのも確かなので、これはこれで観て良かったような気がしないでもない。

でももう忘れかけているという。どうしたらいいんでしょうね。

このシーンがイイ!

やっぱり謎の女の見せ場が一番困惑したし一番笑いましたね。「えっ」って。なんかすごい。

ココが○

意味がわからないながらそのシュールさが笑えるので、これはこれで悪くなかったなと。

シュールさが売り、ってわけでもないんですけどね。狙ってきてる感じじゃないので、そこがまた良かったんですが。

ココが×

とは言え「わかりにくい」のは事実なだけに、もうちょっと丁寧さが欲しかった…ような気もしますが多分そうするとこの映画の面白さを削いでしまう気もするし、これでいいんだろうなきっと…。

MVA

主演2人どちらもよく見ると割と美男美女なんですが、髪型を昔に寄せているので絶妙にダサいんですよね。そこがまたいいんですが。

ということでこちらの方に。

ラディア・シェリル(イトゥン役)

ヒロイン。滅法強い女性。

すごい細いんですがすごい強いんですよね。それだけしっかりアクションも魅せてくれたと思います。

ヒロインでありつつ主人公でもあるので、まあ順当と言えば順当です。

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