映画レビュー0341 『SUPER8/スーパーエイト』

松井選手が引退しましたねぇ…。個人的に、もっとも好きなプロスポーツ選手だったので、ひじょーーーーーーに寂しいですが、仕方がないのもわかるので、まずはお疲れ様でした、ありがとうございましたと、このネット界辺境の地でメッセージを送りたいと思います。

引退会見とかその後の記事とか、いちいち涙腺に来ましたね。人柄がわかる話が多くて、返す返すも寂しいですが…。

SUPER8/スーパーエイト

Super 8
監督
脚本
J・J・エイブラムス
出演
ジョエル・コートニー
ライリー・グリフィス
ライアン・リー
音楽
公開
2011年6月10日 アメリカ
上映時間
112分
製作国
アメリカ

SUPER8/スーパーエイト

ある日の夜、駅のホームで自主制作映画の撮影をしていた少年たちは、目の前で列車の大事故を目の当たりにする。その日以来、住民の失踪や犬の行方不明などの事件が続くようになり…。

現代版グーニーズ+ET?

5.5

確か公開当時は「現代のET的感動作!」みたいな煽られ方をしていたように記憶していますが、その名作感漂うキャッチコピーの割に賛否両論…というよりは“否”の意見を多く目にしていたので、はてどんな映画なのかな、と思いつつ鑑賞。

結論から言えば、確かに「ET」的な捉え方も間違ってはいなさそうなんですが、全体の雰囲気はあまりそっち方面という感じではなく、個人的には「現代のグーニーズ with パニック風味」という感じ。中心となる主人公たちはみんな子供で基本一緒に行動しているので、「なんかグーニーズっぽいな」と。まあいろいろと突っ込みどころはあったんですが、まずは概要。

舞台は1979年。主人公とその仲間たちは、自主制作映画の撮影を趣味というか遊びにしている様子で、監督渾身の一作であるゾンビ映画の撮影に熱中しております。「おっ、これはもしや自分の大好きな“映画っていいよね”系か!?」と膨らむ期待を他所に、撮影中の列車事故に端を発する失踪事件が勃発。列車の残骸を調べていたアメリカ空軍の胡散臭さも相まって、きな臭い雰囲気が街を覆う中、失踪事件の犯人であろう“化物”の影が…というお話。

そう、化物なんですよ。

結果的には違うものの、煽り方とかがすごく「ミスト」っぽくて、この時点で結構イヤ~な感じというか、「ああ、こういう話なんだ…」とテンションがだいぶ下がったのが自分でもわかりました。その辺は最終的にちょっと違った方向に進んでいくわけですが、まーその過程といい結末といい、なんというかいかにもご都合主義的というか。いかにもアメリカンな映画でしたね。悪い意味で。

都合よく事が運び過ぎるし、お決まりの展開(制服奪って…的な)もあるし、主人公を始めとした子供たちの運の良さというか、軍&化物のスルーっぷりも気になるし、おまけにこれまたお決まりの「弾丸には当たらないシステム」導入により、危なそうで危なくないのが丸出しという。なんというか、まあ本当にいかにもな作りで突っ込みどころ満載でした。

ただ「お決まり」というのはある程度定番である、つまりは評価される形でもあると思うので、それなりに面白く観られました、っていう人もいると思います。こればっかりは、それなりに数観てきた人間にはどうしようもないポイントというか、もう見飽きちゃってる流れだから評価がしにくい、っていうのはあると思うんですよね。

そりゃあオープニングの列車事故に巻き込まれて主人公死んじゃったよ、なんて言ったらだいぶ話も変わるわけで、イチャモンつけるところが違うんじゃないの、という気もしつつ、でもやっぱりなーんかこういうアメリカンな感じが丸出しの映画はそろそろ厳しいな、という気がしました。

その「ET云々」もそうですが、結構人によっては「かなりの名作!」みたいなコメントを吐いてたりもしたので、それなりにいい映画なのかな、と思って観ちゃった、っていうのもあるんですが。完全なる期待ハズレでしたね…。

このシーンがイイ!

結局、エンドロールで流す「自主制作映画」が一番面白かったという。ああいうパターンもまた最近ではおなじみですが、まあでも面白かったのでよし。

ココが○

「現代のグーニーズ」的な観点で言えば、あの頃の子役メインの映画にありがちな一種の“香ばしさ”みたいなものがなくて、まあ当たり前なんですがみんなうまいし、リアルな子供を演じてたのが良かったですね。オーバーじゃないというか。

それとこの映画の中で唯一と言っていい好きな要素として、ちょっとした三角関係が描かれているんですが、あの辺りは微笑ましくていいなぁ、と。

ココが×

一言で言ってしまえば、(よく言いますが)「散漫」かな、と。

化物的なパニック映画でもあるし、グーニーズ的な冒険映画でもあるし、サスペンス的にミステリアスな展開もあるし、でも最終的にはET的でもあるし、とどこに定めようかよくわからない作りで。

これもいい映画なら全部綺麗にまとまるんですが、これは上にも書いたように本筋がいかにもご都合主義的なので、全然入り込めないんですよね。

MVA

主人公の男の子、かわいさと賢さが表に出ててすごく良かったんですが、悩みつつコチラに。

エル・ファニング(アリス・デイナード役)

あのダコタ・ファニングの妹さん。今日知りました。「幸せへのキセキ」にも出てたとか。今日知りました。

超かわいい! ってわけではないんですが、親しみのある顔してますね。そしてやっぱり演技がうまい。若干恋愛要素が絡んでくる映画なんですが、この子と主役の子はどっちも嫌味が無くて、「ディープインパクト」みたいな“余計な恋愛”感がなくてよかったです。

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