映画レビュー0133 『チャンス!』

とあるサイトで、「ドライビング Miss デイジー」のブルーレイ化嘆願メッセージを送った時に、その他の嘆願の中に発見した映画。何気に初ウーピーです。

チャンス!

The Associate
監督
脚本
ジェナロ・プリート
ジャン=クロード・カリエール
ニック・ティール
原作
『L’Associe』
ヘナロ・プリエト
出演
エリ・ウォラック
ティム・デイリー
ベベ・ニューワース
レイニー・カザン
音楽
クリストファー・ティン
公開
1996年10月25日 アメリカ
上映時間
117分
製作国
アメリカ
視聴環境
TSUTAYA DISCASレンタル(DVD・TV)

チャンス!

「女は出世できない」と言われ憤慨したローレルは、独立して新たな投資会社を始めるが、うまくいかない。そこに前の会社の「万年秘書」サリーがやってきて…。

多分内容すぐ忘れます。

5.0

なんというか、「ウーピー・ゴールドバーグ主演のサクセスストーリー」という文言から受けるイメージそのまま、ステレオタイプな映画というか…。

今日も環境があまりよくなかったというか集中できないような環境で観ていたせいもあるんでしょうが、どうも想像通り過ぎてのめり込めないまま終わってしまい…。結果的には何も残らなかったなぁ、と。

結局のところ、「黒人中年女性」というウーピーの持つ属性をそのままストーリーに活かしているので、そこまで大っぴらにではないものの、「女性でもチャンスはつかめる」ようなメッセージ性が強い気がして、こりゃ女性向けの映画かもなぁ、と思って観ていました。(黒人差別的な話はほとんど出てきませんでしたが)

ちょっと時代の匂いというか、ちょうどこの映画が作られた20世紀終わりのこの頃は、「女性の台頭」みたいな話がだいぶ世の中に浸透してきた時期のような気もするので(割と適当な予想)、そういう時代臭が強いというか、時とともに風化しやすいテーマが主軸になっている気がしました。

いかにもアメリカっぽい社会の話でもあるし、今の時代に日本で観ると少しだけズレを感じるような雰囲気が気になったりもして。

「ハートウォーミング」なんて言葉がピッタリっぽい映画ですが、ちょいコメディタッチで明るくがんばるわよ! みたいな映画だけに、どうしても「いやそりゃないだろー」みたいな部分も出て来ちゃうし、それをすっ飛ばして「面白い!」と思えるほどのパワーがテーマ的に…時代的に無かったのが、今観る映画としては少ししんどかったかな、という気がします。

このシーンがイイ!

ビックリするほど印象的なシーンが出てきません。そうだな~…

ナシ。

ココが○

観やすい映画なので、好き嫌い気にせず万人が観られるような映画じゃないかと。

日曜洋画劇場なんかでやってても(やったのかもしれないけど)おかしくない感じ。

ココが×

ある意味で教科書通りのストーリー展開なので、そういう面では「映画慣れ」した人はあんまりのめり込めない映画じゃないかと。

それでもいい! っていうほどの美男美女が登場するような映画でもないだけに、ストーリー以外の魅力が無い=ストーリーがダメだとツライ、というのが残念。

MVA

ウーピーはいかにもウーピーなので、今回はこの人かな。

ダイアン・ウィースト(サリー役)

これはもう、役柄的に。

ただこの人の存在自体が、もう「女性でもがんばれば」的な話につながっちゃうのがまたツライところ。

もちろん僕は男女平等が当たり前だと思ってますが、そこばっかり押されるのもやっぱり(映画の面白さ的な意味で)ちょっとしんどい部分があるので…。

そこまで押してるわけでもないんですけどね。

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