映画レビュー1598 『エクスペンダブルズ』
一応今週のステイサム枠なんですが、まあいい加減そろそろ観るかなというのもありまして。
※間に劇場公開だったりいろいろ順番が前後したりしてステイサムが続く場合もあります。あしからず。
エクスペンダブルズ
デヴィッド・キャラハム
シルヴェスター・スタローン
シルヴェスター・スタローン
ジェイソン・ステイサム
ジェット・リー
ドルフ・ラングレン
ランディ・クートゥア
テリー・クルーズ
ミッキー・ローク
エリック・ロバーツ
スティーブ・オースティン
ゲイリー・ダニエルズ
デイヴィッド・ザヤス
ジゼル・イティエ
カリスマ・カーペンター
アーノルド・シュワルツェネッガー
ブルース・ウィリス
2010年8月13日 アメリカ
103分
アメリカ
U-NEXT(Fire TV Stick・TV)

客の期待通りのものが出てくる。
- 小さな島の独裁者を排除する“不可能な”依頼を受ける傭兵集団
- ご存知アクション界のアンサンブルキャストでお送りするアクション大作
- アクション偏重ではあるものの話の筋も悪くない
- 好きな人にはたまらないのもよくわかる
あらすじ
個人的にスタローンやシュワちゃんの映画は通ってきていないタイプなのでそこまでハマりはしませんでしたが、何も考えずに気楽に観るには良いチョイスってやつでしょう。
マッチョなエリート傭兵集団「エクスペンダブルズ」、ご挨拶的にソマリアの海賊を軽くいなして次のお仕事は中南米の島国ヴィレーナの独裁者、ガルザ将軍(デイヴィッド・ザヤス)の排除の依頼です。
とりあえず偵察から、とエクスペンダブルズのリーダーであるバーニー(シルヴェスター・スタローン)とその相棒的存在のクリスマス(ジェイソン・ステイサム)はムキムキ男二人組ながら「鳥の観察にきたよ」と即バレの嘘をついて島に入り、案内役のサンドラ(ジゼル・イティエ)から事情を聞いている最中に軍に包囲され、後先考えずに皆殺し。
サンドラも連れ出そうとしますが彼女は島に残ると言って聞かず、やむなく二人で帰還します。
「これは無理だな、断ろう」と決めたバーニーですが、島に残したサンドラが忘れられない…! ということでなんやかんやありつつ結局やることに決め、エクスペンダブルズを引き連れ再び島に向かいます。
こういうのがやりたかったんだ感
スタローンが監督・脚本・主演と一人三役の映画。「こういうのがやりたかったんだよ」と言っている顔が目に浮かぶ単純明快なアクション大作です。
出演陣はスタローンの他にアクション界の新旧スター、ステイサムにジェット・リーにドルフ・ラングレンにミッキー・ローク、その他スポーツ界出身のいかつい面々で構成されております。
仕事を依頼する人物を演じるのはブルース・ウィリス。2026年現在はもう意思疎通も図れないそうなのでグッと来てしまいましたがこれだけ登場のチョイ役です。シュワちゃんも1シーンのみでしたがきっと2以降に食い込んでくるんでしょう。
悪役のエリック・ロバーツはジュリア・ロバーツのお兄さん&エマ・ロバーツのお父さんです。エマ・ロバーツもうちょっと売れるんじゃないかと思ってたけどあんまりですね…。
全体としては「とりあえず火薬の量が多ければいいだろ」的な感じの派手派手アクションで非常に大雑把でバカっぽいんですが嫌いじゃないです。世の中にはこういう映画も必要。
ましてや前日は暗い映画を観てグサッと来ていたのでいいタイミングでした。
ストーリーもベタではありますが(他のステイサムが出ているダメ映画のような)雑な感じはなく、それなりにきちんと構成されているので全然悪くなかったですね。ツボを押さえた作りというか。この辺はさすが百戦錬磨のスタローン、といったところでしょうか。
スタローンもこの時点ですでに70近いですが、筋肉は現役感バリバリでものすごい身体してましたね。CGだったりしない!? と疑いましたがさすがにそこは本物の身体でしょう。
目的(?)のステイサムの観点で言えば、やっていることはいつものステイサムでありつつも準主役の相棒的ポジションだからかキャラクターが少しだけいつもと違い、結構笑顔も見せる陽気さであったり別れた女性を引きずりまくってたりとやや人間臭いキャラクターだったのが印象的。
相も変わらず動きは素晴らしく、アクションとしては文句なし。
特に説明はありませんが、スタローンは(年齢的なものもあってか)銃火器と飛行機操縦のスペシャリスト、ステイサムはナイフの名手といった感じで得意分野が分かれているのも「全部一緒じゃん」となりがちなアクション映画としてはお上手です。
そしてもう一人、格闘のスペシャリストとして登場するのがジェット・リーで、彼の存在が人種的にもアクション的にも幅を広げているのがポイント。ただ嘘家族の話なんやったんや。(ただの守銭奴だったという話)
その他の面々もそれぞれ軽重はありつつもそれなりに個性的に描かれていて、なるほどこれはアクション好きにはたまらんだろうなという映画でした。
またもミスタさん似
例によってこの手の映画は他に特に言うこともなくですね。この手の映画が好きな人はもうとっくに観ているだろうし、今さら僕がどうこう言うこともありません。
もう一点だけ付け加えるとすれば、「やっぱりジェット・リー、ミスタさん(鈴井貴之)に似すぎじゃね?」ぐらいでしょう。マジでミスタさんが傭兵に混ざってるようにしか見えない。
続編も(ステイサム出てるし)そのうち観ます。よろしくどうぞ。
このシーンがイイ!
ジェット・リーはやっぱり格闘やってナンボだと思うので、彼の格闘シーンはワクワクしましたね。ちょっとだけ香港アクションが差し込まれてるような感じで。むしろもうちょっと観たかった。
ココが○
上に書いた通り「きっとこういうのが観られるんだろう」とこの映画に観客が求めているものは大体盛り込まれていると思うので、非常に先入観と実際とでギャップの少ない映画だと思います。それは良し悪しもありますが、あんまりこの手の映画でひねられても逆効果だと思うのでこの映画はこれでいいんでしょう。
あとスタローンとサンドラが甘々な関係に行かなかったのも良かった。最後キスでもしてたらブチギレてましたね。
ココが×
一点だけ、最後に“やつ”の扱いだけまったく解せなくて「ハァ?」となりました。
スタローンが(役柄上)いい人ぶりたかったのか、はたまた演者に対するフォローなのかは不明ですが…。
MVA
オールスターなので誰でもいいっちゃいいんですが、この人にしましょう。
ジェイソン・ステイサム(リー・クリスマス役)
バーニーの右腕。例によって強い。
上記の通り、ステイサムとしてはいつも通りながら若干キャラが違ったのが良かったのと、アクションがやっぱりちゃんとしているところ。
結構難しい役回りでもあったと思うんですよね。主演じゃないから目立ちすぎても良くないし、でも控え目だとファンは不満だし、っていう。その匙加減が絶妙でした。ちゃんとスタローンも立てるし。
このポジションでも確かな仕事をする感じ、さすがですね。


