映画レビュー0102 『ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い』

お友達に北海道で漁師をしている方がいるんですが、この前初めてウニを送ってもらったのです。これがA品というだけあって…想像を絶するうまさ!!!!!

これはエライびっくりしましたね。漁師による産地直送国産ウニってこんなにうまいのか、と。気絶するかと思いました。それぐらいうまかった。この場を借りて…なまさん、ありがとう!

ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い

The Hangover
監督
脚本
ジョン・ルーカス
スコット・ムーア
出演
音楽
公開
2009年6月5日 アメリカ
上映時間
100分(劇場版)
108分(ノーカット完全版)
製作国
アメリカ
視聴環境
TSUTAYA DISCASレンタル(ブルーレイ・TV)

ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い

独身最後の記念に、と親友たちとラスベガスへ繰り出したダグ。翌朝目覚めると、そのダグは姿を消し、部屋は荒れ放題、トイレにはトラ、クローゼットには赤ん坊が…。

ムチャクチャだけどマジメに作ってるのが◎。

8.0

何度か書いてますが、いわゆる「アメリカン・コメディ」みたいなものは日本人には受け入れられにくい笑いが多いような気がしますが、この映画は純粋に笑えましたね。楽しめました。

なんというか、あまり奇をてらうこともなく、監督が個性を出そうと必死にガチャガチャ映像をこねくり回すこともなく、真っ当に、でも恐ろしくくだらない話が展開していきます。この「真っ当に」っていうのが実はポイントなんじゃないでしょうか。

話の内容はあり得ないほどひどいもので、くだらないなんてもんじゃないんですが、でも映画の作り方としては「悪ふざけ」に陥ることもなく、紳士的というか、ちゃんと作っているように感じました。そこがすごくよかったし、話に入り込める映画になっていた理由なんじゃないかと思います。

話としては、男4人がハメを外しすぎてしまい、記憶喪失の夜を補完していくストーリーですが、謎解き…まではいかなくても、ただのドタバタではなく、何が起こったのかを辿っていくというストーリー展開が良いですね。

あとは、この「男4人」っていうのがまたイイ。いかにもトラブりそうじゃないですか。

僕はここまでハメを外したことはありませんが、むしろ羨ましいぐらい、ぶっ飛んでて楽しそう。あ、トラブってるから楽しくはないのかな…!

でもラストのスチュアートvs彼女のバトル辺りにも見られるような、ちょっとした男の友情的なエッセンスも少し感じられて、それが同性としてわかるものもあるし、「ただのコメディ」ではない何かというか、感情移入ができたのも面白かった一因かな、と。

単純に、「独身最後にベガスで親友たちと遊ぼう」っていうシチュエーションも好き。もうそれだけでいかにも楽しそうだし、ハメ外しちゃいそうだし。

ベガスマニアとしては風景でも出てくるホテルの名前でも楽しめて、その辺もまた楽しかったです。

このシーンがイイ!

警察での、子供vsアランの「煽り」のシーン。スローになったで! と大喜びしました。笑った。

ココが○

テンポ良く、100分にまとめているという、これまたありきたりかもしれませんが「欲張らない」作りが○。

いろいろ詰め込みたくなりそうなストーリーだけに、もっと長く、少なくとも普通の120分ぐらいにはしたくなったと思うんですが、それをしなかったために綺麗にまとまってる印象。

それとエンドロール。エンドロールのスライドショーは珍しくないですが、ストーリーを補完しているエンドロールになってるのがすばらしい。ここのおかげで上映時間が短くなったのかもしれません。文字通り最後まで、楽しませてもらいました。

ココが×

まーとにかくこれでもか、と下品です。絶対に家族では観られません。ダメです。気まずいです。内容的に、免疫無い女性はしんどいだろうなぁと思います。

MVA

ジャスティン・バーサは結構好きで期待してたんですが、失踪役なので出番が少なかったのが残念。

親父さんもいい味出してるなーと思いつつ、一人選ぶならこの人!

ヘザー・グラハム(ジェイド役)

スチュアートがベガスでなぜか結婚してしまったストリッパー。

純粋にかわいいし、お別れの表情なんかもすごくよくて、いいキャスティングだなーと思いました。脇役としてしっかりした人を選んでるな、と。調べたら(撮影時)40歳だって! 見えねー!

かわいかったです。

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