映画レビュー0003 『ザ・マジックアワー』

えーと、このレビューで取り上げる映画っていうのは基本的にTSUTAYA DISCASで借りたDVDなんですが、あのサイトのシステム的にどうしても同じ監督つながりとかで借りがちなわけですよ。だからまた三谷映画になっちゃいましたが、特に「三谷映画がすごく観たい! すぐ観たい!」ってわけではないです。あしからず。

ってことで今回は三谷映画最新作(2009年8月現在)ですね。相も変わらず豪華な役者陣が繰り広げる喜劇です。

ザ・マジックアワー

The Magic Hour
監督
脚本
三谷幸喜
出演
深津絵里
音楽
公開
2008年6月7日 日本
上映時間
136分
製作国
日本

ザ・マジックアワー

ボスに狙われた自分と恋人が助かるために、三流役者をスナイパーに仕立て上げ、ボスを騙そうと画策するが…。

「映画っぽくない」のがすごく気になる。

4.5

決して悪いデキではないんですが、やっぱりいくら「喜劇」とは言え、途中途中で無理がありすぎ。

こういう類のストーリーは他にもありますが、さすがにこんな不自然な流れはないんじゃないかと。ちょっとご都合主義すぎないかな~と醒めてしまいました。

それでも掛け値なしに面白ければ、そういうのはすっ飛ばして「面白い!」って言えるんですが、そこまでに至るパワーがない。

あとは前回も指摘しましたが、三谷映画ってやっぱり「映画っぽくない」のがすごく気になる。ドラマとして面白くても、映画はやっぱりその一線を越えたものであって欲しいというか…。映画ならではのよさ、映画らしいよさというのが無いのが残念。

んー、なんて言うんだろう…。

こっちはラーメン食べるぞ! ってラーメン腹で来てるのにうどんが出てきた、みたいな。美味しいうどんだろうが、こっちはラーメン食いたいんだよ! っていう。

よくわからないですね。ハイ。すんません。

ココが○

いわゆる「豪華役者陣」って売り文句は好きじゃないんですが、この映画は役者陣の演技がひじょーによかったです。伊吹さんとか渋いところが良い味出してて。

あとセットの雰囲気がよかった。セット感バレバレなのが残念でしたが、街の雰囲気は良かったと思います。

ココが×

上でだいぶ叩いたんで特に他はアレですが。

他には…綾瀬はるかの役どころがちょっと鼻につきましたね。すごく熱演してたしいい演技だったと思うけど、なんか「綾瀬はるかにはこういう役」っていうステレオタイプな役どころだったのがすごくつまらない。

個人的に綾瀬はるかがイマイチ好きじゃない、っていうせいもあるんでしょうが。でもこれは彼女のせいっていうよりキャスティングの問題。

深津絵里と綾瀬はるかの役を入れ替えたらもっと面白かったと思うんだけど…。

あと、マネージャー役は以前なら西村雅彦だったんじゃないかなぁと寂しくなりました。三谷さんと袂を分かったので仕方ないんですが、やっぱりこの人は三谷作品には必要だと思うんだよなぁ…。

MVA

内容はさておき、役者さんたちは光ってました。

まず戸田恵子。

前回同様ごひいきのようですが。途中まであの人が戸田恵子って全然気付きませんでした。俺の目は節穴だね! 前回の[有頂天ホテル]とまったく違ったイメージで、しみじみ良い役者さんだなぁと。

でも! 今回のMVAは、

佐藤浩市(村田大樹役)

で。

脇役好きの僕ですが、主役をチョイスしちゃうぐらい良かった。三流っぽい感じが。

結構「演技しているところを演技する」って難しいと思うんですが、バッチリ演じてましたね。ここはナイスキャスティングでした。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

CAPTCHA