映画レビュー0043 『華麗なる賭け』

久々の古い映画ですね。

私事ですが、ちょっと前に「午前十時の映画祭プログラム」という本の仕事をしまして。

これは、一部劇場で午前十時に過去の名作を上映する、「午前十時の映画祭」という試みの解説本みたいなものなんですが、その仕事をしているうちに、ちょっと古い映画を観たいなと思い立ち、借りてみたのがこの作品です。

とは言っても、この映画はその「午前十時の映画祭」には無いんですけどね!(どーん)

元々スティーブ・マックイーンの大ファンである母親が観ろ観ろうるさいので観た、というのも理由ですが。

華麗なる賭け

The Thomas Crown Affair
監督
脚本
出演
ポール・バーク
ジャック・ウェストン
音楽
ミシェル・ルグラン
主題歌
『風のささやき』
ノエル・ハリソン
公開
1968年6月19日 アメリカ
上映時間
102分
製作国
アメリカ

華麗なる賭け

大富豪の銀行強盗を見抜いた保険調査員と、その大富豪の恋。

チェスシーンがエロい!

5.5

うちの母親が、「話の筋は普通だけどオシャレな映画だよ」と言っていましたが、まさにそんな感じでしょうか。

オープニングの銀行強盗を終えるまではなかなか緊迫感もあってよかったんですが、その後はほとんど恋愛モノになってしまったのが残念。

ただ、普通の恋愛モノではなく追う者と追われる者の恋愛だけに、恋心の裏にまたもう一つ、駆け引きの要素が見え隠れしていて、その辺の心理の読み合いはなかなか面白かったと思います。

さすがに50年以上も前の映画なので、古さを感じるなと言う方が難しくはありますが、ビックリしたのが24でおなじみの分割画面がところどころに出てきたこと。ひょっとしてこの映画が元祖なんでしょうか。

あとはトーマス・クラウン自宅でのチェスシーン。これはもうとてつもなくエロかったですね!

やってることはチェスだけど、お互いの表情や指の動きで妖艶さがプンプンと。これには変に興奮しちゃいましたねぇ…。

ふふふふ…。

このシーンは結構名場面というか、今まで観たことがないぐらい、官能的なシーンでした。直接的なベッドシーンより全然エロかった。

ラストは読めましたが、まあこの時代の脚本に意外性を求めろと言うのは(当時意外でも広がっちゃったせいで今はありきたりになってたりもするので)酷でしょう。

余談ですが、序盤で出てきたオフィスシーンのPC関係がやたら古そうで、ちょっとサンダーバードっぽかった気がしたのは僕だけでしょうか。

ココが○

やっぱりマックイーンですよね。

個人的な嗜好ではありますが、古い俳優さんでも色褪せない、数少ない人じゃないかと思います。(髪型だけはどうしても古いけど)

スーツがビシッと決まってました。

ココが×

昔の映画なので、細かくどこがどうとか言う感じではないかな、と。

MVA

まあ、この人目当てで借りたこともあり、この人以外には特にパッとしないというか、もう存在感が違うので

スティーブ・マックイーン(トーマス・クラウン役)

で。

ただ、マックイーン映画で言えば、そんなに上位でもないかなと思います。

僕としては、今まで観た中では「大脱走」のマックイーンがナンバーワンですが、それこそうちの母のような当時熱狂した女性ファンであれば、この映画で恋人気分を味わえたりすると思うので、また評価は変わってくるんでしょう。

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