映画レビュー0487 『ツリー・オブ・ライフ』

そこそこ話題になっていた映画だと思いますが、噂では結構微妙な雰囲気が漂っていたので、それなりに覚悟を決めて鑑賞してみたわけですが…。

ツリー・オブ・ライフ

The Tree of Life
監督
テレンス・マリック
脚本
テレンス・マリック
音楽
公開
2011年5月27日 アメリカ
上映時間
138分
製作国
アメリカ

ツリー・オブ・ライフ

厳格な父に育てられたジャックは、次第に父を嫌悪していき…。

眠れない夜に最適。

3.5

いやぁ、覚悟はしていたんですけどねぇ。

想像以上に宗教的・芸術的な映画で、ブラピとジェシカ・チャステイン、ショーン・ペンの共演という結構なハリウッドキャスティングとしては珍しいほど、精神的な内容の映画でした。

あらすじも書いてはみたものの、正直映画の内容からすれば大して意味もなく、もっと広い広い、大きい世界を描いた物語だと思います。が、寝ました。かなり早い段階で。

序盤、軽く家族について触れられたあと、いきなり「生命とは」的な壮大な映像が流れ、さらに宇宙にまで広がりを見せる荘厳な世界観に完全ノックアウト。いやー、結構踏ん張ったんですが、昼食後という時間的な問題もあり、グッスリと。

すぐに「えー、こっちに広がるのかー」と嫌な予感はしてたんですが。もちろん数分で起きはしましたが、案の定、全然入り込めず。

中盤以降はきちんと家族のストーリーが流れはしますが、セリフは本当に少なく、不安を煽るようなカットが続く中、各々の表情からその心情を慮る必要のある映画です。モノによってはこういう作りも好きなんですが、この映画は宗教的な匂いの強さと、序盤でいきなり生命の根源的なものに流れて行ったのとで、どうしても興味が持てないまま、最後まで頭が働かなかったですね。あの展開、ラスト近辺で良かったんじゃないの、って気もするんですが…。

正直この手の映画を「つまらなかった」って言うのは理解力の無さを露呈するようで恥ずかしいんですが、でもつまらなかったのはつまらなかったのでしょうがない。珍しく「いやー、これ観るのやめようかなぁ…」と悩みました。それぐらい、合わなかったです。

ただ、家族というテーマと死生観に触れるお話なので、個人の経験値や家族の状況、育てられ方でだいぶ受け取り方が違うのかな、という気はします。もしかしたらもっと歳を取ってから観た方が良かったのかもしれません。

ハマる人にはガチっとハマりそうな気はするんですよね。テトリスのように。残念ながら僕はハマれず。

なんというか、おそらく深い位置には琴線に触れる何かがあるんだと思うんですが、そこに行ける人が限られているような印象。僕はもう途中からiPhoneをいじっちゃうぐらい、まったく興味が持てませんでした。いやぁ、申し訳ない。

このシーンがイイ!

印象的なシーンはいくつかあったんですが、頭の中からすっぽり抜け落ちてしまい、出て来ません。無念。

ココが○

明確につまらなかったんですが、かと言って芸術系にありがちな監督オナニー映画でもないと思うんですよね。この映画を理解できるほどの能力がなかった自分が悪いと思います。劇場で観てたらもうちょっと違ったような気もしますね…。響く人には響く、真摯な映画だとは思います。

ココが×

とは言え当然ながら万人受けする内容でもなく、自分の感想としてはあんまり人にオススメはできません。「好きな映画は?」って聞いて、「ああ、ツリー・オブ・ライフとかかな」って鼻につく感じで言う男がいたら絶対嫌いになるでしょう。

あとこれは本筋とは無関係ですが、「ブラピが親父でショーン・ペンが息子」っていうちょっと珍しい設定に若干惹かれたものの、ショーン・ペンの登場シーンはかなり少ないのでちょっと肩透かしを食らった印象。基本はブラピとジェシカ・チャステインの夫婦+子供たちが軸です。

MVA

んー、今回はこの人に。

ジェシカ・チャステイン(オブライエン夫人役)

美人のお母さんですが、優しそうな眼差しが印象的。この人は「たくましい女性像」の印象が強かったので、結構意外でした。

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