映画レビュー0939 『なんちゃって家族』
はい、今回もネトフリ終了間際ってことでね。よろしくやっていきますよぉー。
この映画、タイトルだけだと「かぞくはじめました」と同じ感じジャネーノ感があってあんまり興味なかったんですが、あらすじ読むと全然違った&なかなか評判も良さげなので観てみることにしました。
なんちゃって家族
ローソン・マーシャル・サーバー
ボブ・フィッシャー
スティーヴ・フェイバー
ショーン・アンダース
ジョン・モリス
ボブ・フィッシャー
スティーヴ・フェイバー
セオドア・シャピロ
ルートヴィッヒ・ヨーランソン
2013年8月7日 アメリカ
109分
アメリカ
Netflix(PS4・TV)

定番の展開も安定感あるコメディ。
- しがない麻薬の売人がミスを犯したために麻薬密輸の仕事を強要される
- 怪しまれずに越境するためには家族がいた方が良いと難ありメンバーで越境を画策するも…
- ありえない展開だらけながらコメディらしくしっかり楽しませてくれる
- 最終的には収まるところに収まる感じなもののそれもまた良し
あらすじ
ってことでね。「かぞくはじめました」的な、外圧によって無理やり家族になりました的なラブコメ風味の映画かと思ってたんですが全然違い、「仕事上やむなく家族を装う必要が出てきた」人たちによるコメディでした。はい。
主人公のデヴィッドは、いい歳こいて(言明はされませんがおそらく30代後半ぐらい?)しがないマリファナの売人として暮らしております。家庭作ってすっかり落ち着いちゃった同級生と再会したりしてね。うわーなんか刺さるわーこのシーン。全然どうでもいいシーンなんだけど刺さるわー。「独身最高だね」とか言われてさ。うるせぇよ、って。
ただ同じアパートに住むDTのケニーには妙な憧れを抱かれております。「ドラッグで食って行ってるのかっこいい」みたいな。
んである日近場でホームレスの少女がヤンキーに絡まれていたところ、ケニーが助けようとしていたのを見たデヴィッドは「バカなことしやがって」的に参戦、適当にかわしてその場を収めようとしたんですが何を思ったのかケニーが「この人麻薬の売人なんだぜ!」と自慢した結果、大事な商売道具(マリファナ)と売上を丸々奪われるという大失態。
当然ボスはお怒り…なんですが、そのミスを挽回するチャンスをくれてやるよ、ってことで「メキシコ行って“少量の”ドラッグを運んでこい」と運び屋に任命されることに。
ゴッドファーザー的に言えば「断ることの出来ないオファー」を食らったデヴィッド、しかし今の怪しい風貌のままじゃ一人で越境もできっこないぜ、と思っていたところにキャンピングカーに乗ったのんきな家族と出会い、ひらめく・・・! その刹那・・・!
・・・ざわ・・・
・・・ざわ・・・
要は自分も「のんきなファミリーで観光」的なシチュエーションにすれば楽勝じゃね? ってことでトラブルの発端を作ったDTケニー、この前襲われてたホームレス少女のケイシー、そして同じアパートで犬猿の仲のストリッパー・ローズの3人を引き入れ、ドラッグ密輸の旅が始まるよーっというお話です。
定番の展開ながら飽きさせない
ジェイソン・サダイキスの風貌がですね、オープニングからしばらくはちょっと僕の友達に似た感じでなかなかいい男感があったんですが、エセ家族化したら一気にサラリーマン的なダサいおっさんになっちゃってまずびっくり。我ながら良いお客さんすぎるけど。いやホント、髪型とか雰囲気って大事だなと思いましたよ…。
ホームレス少女のエマ・ロバーツにしても、パンク感丸出しの最初とは打って変わって(ヤンキーっぽさは残ってはいるものの)エセ家族化した後はやっぱりかわいくてえへえへ、みたいな。エマ・ロバーツなんか好きなんだよな〜。なんかエロいんですよね。なんか。
まあそんな感じでですね、やっぱり麻薬系のお仕事なので報酬も良いだけに、ケニー以外のメンバーは「お金欲しい」という利害が一致し、紆余曲折ありつつエセ家族を演じることにするよと。ケニーだけはデヴィッドを慕っているので無償で付いてくるんですけどね。
んで「少量の」なんて言うのは大嘘で、無事積み荷を受け取ったはいいものの、バカでかいキャンピングカーに空きがないほどドラッグを詰め込まれて出発することになり、そのせいでまたいろいろあって…ということで当然ながら道中はトラブルだらけなものの、そこはコメディ映画らしく謎ラッキーによってスルリスルリとかわしつつ、しかし次第にのっぴきならない事態にも追い込まれていくという…定番の展開ですが面白かったです。
ポイントとしては、偶然メキシコ国境で知り合うことになる、キャンピングカーで旅をするファミリーでしょうか。
彼らは最初にデヴィッドが「これだ!」とエセ家族計画を思いつくきっかけになったファミリーでもあるんですが、その旦那さんの仕事が(これまたコメディらしく)よりにもよってDEA(麻薬取締局)捜査官だったり、夫婦の抱える性的な悩みであったり、不必要にエセ家族(ミラー家)を苦しめる構図がなかなかバカバカしくて笑えます。
この辺結構下ネタ色強めなので人を選ぶ面はあるかもしれませんが、まあ「共に夜を過ごさざるを得なくなった」日のエピソードとかもうバカバカしくてバカバカしくて。
その他道中も割と頻繁に小ネタを挟んでくるので飽きさせません。
気楽に気軽に楽しむには最適
いつもの通り、あんまり詳細書いても興を削ぐだけなので短めに終わりますけども。っていうか特に書くこともないわけですけども。
この手の映画は特に頭を使わずに楽しめるし、それ故特に「ここがいいあそがいい」とかの説明も無粋じゃないですか。やっぱり。
あ、あと一つだけ言っておけば、ちょっとロードムービーのテイストが入っているのも良いですね。
さすがにこの映画が「個人的オールタイムベスト10に入る」なんて人はいないと思いますが、しかし気楽に気軽に楽しむ分には申し分ない映画だと思います。
このシーンがイイ!
“赤ちゃん”を放り投げたところとか意味わからなすぎてかなり笑いました。なんでそうなるねん。
それと「殺すには惜しい女アピール」でローズがストリップするシーン、ゴンドラ乗って降りてきたときも爆笑しました。「降りてきたでwwwww」って。
あと「キス練習」のシーンのエマ・ロバーツがエロくて興奮したことはお伝えしておこうと思います。
ココが○
ダラダラ観て笑うには最高だと思います。これもある種のストレス解消になるんじゃないかなー。金曜の夜、「土日休みだぜー」ってときにでも観ると最高にリラックスできるんじゃないでしょうか。
ココが×
際立って何かが良いというのも特に思いつかないので、悪い言い方をすると「その都度消化される娯楽」でしかないのはやむを得ないところ。面白いんですけどね。何らかの教訓やら学びやらは無いですよねやっぱり。
MVA
デヴィッドのボスが「ハングオーバー!」でおなじみのエド・ヘルムズだったんですがキャスト見るまで気付きませんでした…。でも他の映画で活躍しているのを観るのはなんか嬉しい。
で、今回は選出もベタに。
ジェイソン・サダイキス(デヴィッド・クラーク役)
「なんちゃって家族」の父親。
上にも書いた通り、最初の姿とエセ家族化後の姿のギャップがすごい。んでコメディアンらしく演技も過不足なく。文句なし。
あとはやっぱりエマ・ロバーツですねぇ…。もうちょっと売れてもいいと思うんだけどな、彼女。名前がエマ・ストーンっぽすぎて良くないのかな。(謎の理由)


