映画レビュー0116 『トラブル・イン・ハリウッド』
[2017年追記]
今年はこのWordPressによるブログ移転作業に始まり、長年ほったらかしだった部屋のレイアウト変更から若干の断捨離、さらに通信速度が我慢ならんということでついに(多分)20年ぐらい使用していたぷららからプロバイダの変更、さらにさらに諸事情によりWindowsからMacに移行と、自分の周辺環境がいろいろ劇的に変わった一年になっています。
特にネット回線とプロバイダ云々は、知らない間にいろいろと変わっていたことに気付かされ、何も情報収集していないとおっそい回線でただ食い物にされるんだなぁと勉強になりましたね。
今時自宅PCでいろいろやるぜ、というのももはや珍しい部類なのかもしれませんが、もし回線スピードに不満があるような方はいろいろと調べてみるといいかもしれません。
ただ世の中でプロバイダとネット回線云々の話ほど不親切なものはなかなかないレベルだったりするので、調べるだけでも結構一苦労ではありました。
とりあえず「IPv6 IPoE」で接続、が今のところ手っ取り早そうです。超速くなったYO。
トラブル・イン・ハリウッド
リラックスして観られるハリウッドの内幕映画。
はっきり言って突き抜けた何かがある映画ではなくて、みんなが観てる映画の裏ではこういうことが起こってるんだぜ、というご紹介…ある意味では特典映像的な映画です。そんなわけで、「むちゃくちゃ面白かった!」というような映画ではないです。
コメディタッチではあるものの、あからさまなコメディ路線ではないし、あくまでライトなハリウッドドラマといった感じ。でもやっぱり。
主人公のプロデューサーを中心に、映画産業に関わる人はいろいろ気苦労も多いよね、という楽屋オチ的な内容なわけですが、深刻なものも無いので本当に観やすい話でした。
実際あり得るだろうな~という話ばっかりでしたが、仰々しくせずにライトにしたことで「軽く笑い飛ばしてやれ!」って感じのノリがあって、僕は割と嫌いではないです。
主演のロバート・デ・ニーロも良い意味で肩の力が抜けた感じで、優秀なんだろうけど弱みがいっぱいある中年男性を好演してました。
ただ、ライトが故に全体的に平坦過ぎるのは否めず、抑揚のないまま終了、と言った印象もありました。そんなに長くもないし、悪い終わり方でもないので、観て損は無いけどでも別に観て得も無いよ、という感じ。
どんなに高評価を下す人でも「まあまあ」までが関の山かな、そこが限界かな、という映画でもある気はします。
このシーンがイイ!
ブルースのドヤ顔は良かったですね。「ああ、ありそう。こういうのやりそう」っていう。
ココが○
そんな映画なので、例えば映画好きのカップルが暇つぶしに一緒に観るか、みたいなのも悪くないんじゃないかと思います。
「映画って大変だねー」と言い合いながら、違う映画を観たときに「これ、あの映画みたいにラスト変えられたんじゃね?」とか後日話題に上る…かもしれません。
ばか!ココが×
そんなわけで繰り返しますが、何か刺さるものがあるわけではないので特に観なくてもいいかな、と。
映画好きならいろいろ思うところはありますが、まあ「そういうのもあるだろうね」という予想範囲内の出来事が展開するだけなので、特に目新しさもありません。
MVA
今回はもう序盤に決めてました。勇気をたたえて、この方に。
ブルース・ウィリス(本人役)
ヒゲ剃れとかふざけんな! と当たり散らす本人役。
初登場時なんて何度ファックと言ってたことか。これ、一般的にはイメージダウンが怖い役ですよね。
まあ、このご時世、そのまま信じるようなお子ちゃまも少ないとは思いますが。でもやっぱりこういう役を本人役としてやった勇気はアッパレかな、と。
登場時間は短いんですが、お見事でした。