映画レビュー0142 『刑事ジョン・ブック 目撃者』
映画好きなら一度は夢見る「字幕無しで映画を観る」目標のため、これからチマチマと英語の勉強を始めようかと思い立ち、「オーシャンズ11」と「L.A.コンフィデンシャル」の字幕本(?)を発注してみました。この2つなら何回観てもいいからね!
まあ、そうそううまく行くとも思ってませんが、少しずつちょっとしたニュアンスの違いとかでもわかるようになれればいいな、という気の長いプラン。
刑事ジョン・ブック 目撃者

サスペンスが観たかったのにー…。
もはや「だったら観るなよ」でおなじみの言い訳ですが、どうにもまた集中力が無く、途中で寝たりネットしたりしながらのダメダメ観賞。
なんでそうなったのか、というと、もはや朝ゆっくり寝られない爺体質もさることながら、いかに序盤で惹き付けてくれるか…という部分が結構大事な気がします。最近。
そう言う意味では、この手のやや古い映画は今ほど演出過多で惹き付ける手法ではないために、最初に引き寄せられないと後はダラダラ観ちゃうなぁ、という気がしつつ、でも今みたいなわかりやすい演出過多も嫌いなので、じゃあお前は何がしたいんじゃい、という話です。映画向いてないのかしら。
なんせ第一回午前十時の映画祭上映作品でもあるので結構期待しちゃった面はあるんですが、期待していたサスペンスよりも人間ドラマの色合いが濃く、さらに言えば恋愛要素も強めなので、その辺で「期待と違うなー」という残念感は確実にありました。
この頃のハリソン・フォードはやっぱり若くて渋くてかっこいいし、なんか「とりあえず女絡ませとかないと」みたいな安易さを感じた…のは考えすぎでしょうか。オープニングで、目撃者の少年の母親が未亡人となるシーンが展開されるんですが、その時点で「もしや」と思った嫌な予感が当たっちゃったという。
目撃者が少年で、保護する警官が同僚に裏切られる…というプロットから受ける印象とはちょっと違った内容だったので、そこでテンションダウンしちゃいましたねぇ。
この映画のポイントは、やっぱり“アーミッシュ”との交流でしょう。簡単に言えば「電気なんて使わないぜ」的なライフスタイルで、前時代的な生活を営む人たちですが、今の日本から観ると非常に示唆に富んだ生活というか…。東電の社長もこれ観ろや、と思いますがこれはまた別の話。
アーミッシュについては、僕も若干ですが調べたことがあって、キルト(パッチワーク)が有名なんですよね。しっかり少しだけそういうシーンが出てきましたが、その辺のバックボーンを知っていると、またこの映画への理解も高まるんじゃないかと。寝た人間が言うのもなんですが。ちなみにアーミッシュに興味を持ったきっかけは愛読書ゴルゴ13です。ほんと勉強になります。あのマンガ。
だいぶ話が逸れました。
そんなわけで、話の大半は期待していた「警察内部の腐敗」的なものではなく、「アーミッシュと現代人の交流と恋模様 with 汚職警官」的なものだったので、サスペンス腹(ラーメン腹とかと同じ意味合い)で観た僕としてはちょっと残念だったな、と。
。このシーンがイイ!
あんまり印象に残ったシーンも無かったんですよねぇ。もうちょっとしっかり観ないと失礼ですね…。
ココが○
アーミッシュというのは割と日本では知られていないものだと思うので、まさに今のこの日本の状況を思うと、彼らを“知る”ことに意味がある気がします。
まったく同じような生活をしましょう、というのは無理だと思いますが、「電気がないと生きていけない」というのもまたウソなわけで、問題提起として、考えるきっかけとして、知る人が増えるといいなと思いますね。
ココが×
メジャーな作品なので、「予想と違った」とか言うのは「お前の勉強不足だろ」で片付いちゃう話だと思いますが、でもやっぱり。
サスペンスが観たかったぞーっと。
MVA
ハリソン・フォードは母親が好きで、その影響で結構昔から観てるんですが、これだけいろいろ映画を観てくると「もうちょっと違う演技見せてくれよ」って気がしちゃいますね。それぐらい、似てる役が多い気がする。それだけ、印象が確立された俳優さんということなんでしょうが…。
今回は正直なところ、役者的にもあまり興味を惹かれなかったので、そういう意味でも不満の残る観賞ではありましたが、一人だけ挙げるとすれば
ルーカス・ハース(サミュエル・ラップ役)
にしようかな、と。
やっぱり向こうの子役はほんとにかわいい! ただかわいい割には、(他の映画の子役と比べて)比較的登場シーンが少なかったのが残念でした。
ちなみにこの方、「インセプション」で最初にワタナベ潜入ミッション失敗の責めを負い、捕まってボコボコにされた人でした。向こうの子役はとにかくダメになる人が多いので、まだ一応がんばってるのがわかってちょっと嬉しかった。


