映画レビュー1578 『キラー・エリート』

ちょっと検索できなかったり不具合が出ているんですが、面倒なので放置してます。どうせ自分しか使ってないでしょ!?
ということで今週もステイサムの時間です。
劇場公開作品を挟んだりしているので順番が変わって連続ステイサムになっていますが気にしないでください。

キラー・エリート

Killer Elite
監督

ゲイリー・マッケンドリー

脚本

マット・シェリング

原作

『キラー・エリート』
ラナルフ・ファインズ

出演

ジェイソン・ステイサム
クライヴ・オーウェン
ロバート・デ・ニーロ
ドミニク・パーセル
エイデン・ヤング
イヴォンヌ・ストラホフスキー
フィラス・ディラーニ
アドウェール・アキノエ=アグバエ
ベン・メンデルソーン

音楽

ラインホルト・ハイル
ジョニー・クリメック

公開

2011年9月23日 アメリカ

上映時間

116分

製作国

アメリカ・オーストラリア

視聴環境

U-NEXT(Fire TV Stick・TV)

キラー・エリート

いい人ぶるステイサム、なんともヌルい。

長年の仕事仲間が捕らえられ、引き継いで仕事に当たる殺し屋ステイサム
  • 先輩殺し屋がヘマしたので彼を救うべくその尻拭いを引き受けるステイサム
  • ターゲットは元SAS、彼らは彼らで結束していて面倒そうだが…
  • トリプル主演的な雰囲気もあり、ステイサム臭は控え目
  • 全体的に何がしたいのかよくわからずヌルい展開ばかりが心に残る

あらすじ

なんだかいろいろ言いたいことはありましたが、とりあえずまた「アドレナリン」を観ていたほうが幸せだったことは間違いありません。まあこんなこともある。

舞台は1980年代。
殺し屋のダニー(ジェイソン・ステイサム)はハンター(ロバート・デ・ニーロ)とともに要人暗殺の任務を遂行中、ターゲットの車に子どもが乗っていたことから逡巡し負傷。「もうこんな仕事はやってられない」と足を洗うことに決め、オーストラリアで幼馴染の恋人アン(イヴォンヌ・ストラホフスキー)とイチャイチャ暮らしです。
しかし平和は長く続かず…!
ある日ハンターが捕らえられた写真が送られてきたのでクソガといきり立って早々に現地へ向かうダニー。
なんでも「オマーンの族長の依頼を受けたハンターがしくじったため捕まった」とのことで、ダニーはハンターを救うべく代わりにその「不可能だ」と言われる仕事を引き受けます。
報酬は600万ドルと超高額ですが、自分は金をもらわずに仲間2人で分けろ、俺の報酬はハンターだ…とハードでボイルドなステイサム、その依頼は無事遂行できるのでしょうか。不可能って話ですけど。

納得できない

今回も殺し屋役のステイサムです。よろしくどうぞ。
一応Wikipediaではデ・ニーロ演じるハンターが「師匠」とありますが、そんな話は劇中に出てこなかった気がするので仲間としています。ただ年齢差からして師匠的存在だった可能性は十分にありそうではありますね。
依頼の詳細は「息子3人を殺した元SAS(イギリス空軍の特殊空挺部隊)の3人から自白を記録した上で事故に見せかけて殺害する」という結構な無理難題。自白を引き出してから事故て。
条件からしてほんまかいなと思うところですが(その辺の条件までそうなのかはわかりませんが)一応実話ベースの映画らしいです。ほんまかいな。
元SAS隊員の書いた冒険小説が原作という話ですが、そもそもその小説自体(武勇伝系だと思われるので)ちょっと眉唾な気がして実話なのかわからないし、映画の内容もどこまでその小説に準じているのかもわからないしでわからないことだらけです。唯一わかっているのはステイサムが殺し屋だよといういつものパターンだけ。

で、「SAS」と言われれば思い出すのはマスターキートンですよね、やっぱり。
キートンさんの優秀さを考えれば元SASがターゲットとして容易でないのはよくわかるぜ…(ゴクリ)とマンガベースで判断してしまうアホな客ですが、実際上記の条件も合わせて到底できそうにない依頼なので「不可能」というのも頷けます。
が、その仕事は割と楽勝よりで進みます。不可能とはなんだったんだ…!
一応今作の悪役的存在として、そしてステイサム&デ・ニーロ連合のカウンターパートとして登場するのがこれまた元SAS役のクライヴ・オーウェンですが、彼は彼で割と序盤から主人公サイドの動きを察知してはいるもののあまり障害にもならず優秀に見えないところがつらい。
とにかくそんな感じで顔となる役者が3人いるので、ステイサムは完全に主人公ではあるものの「ステイサムしか出ていない」他のステイサム映画とはだいぶ毛色も違ってかなりシリアスな映画にはなっております。こんなマジなやつなら他のやつにやらせろよ。(暴言)

まーそれでですね、実際の任務が割とサクサク進んでその後が本番的な感じの時間配分になってはいるんですが、その後も結局何がしたいのかよくわからない形で進んでそのまま(全然こっちは納得してないのに)いい感じに終わっていくといういかにもしょうもない作りの映画になっておりまして、大層がっかり致しました。
特にクライマックス(?)、最終盤の展開は「ハァ???????」って感じでまったく納得できませんでした。なにそれ。
思うにステイサム演じる主人公がどうにも「善人ムーブ」しすぎなんですよね。これはおそらく原作ありきの弊害ではないでしょうか。いい人に見せたがる著者のキャラクターをそのまま投影したような。(完全に想像で言っているので的外れな可能性もあります)
殺し屋じゃないの? っていう。
殺し屋のくせに善人ムーブかましてくるので全然スッキリしないし嘘くさく見えるのがなんとも残念です。
まあ「足を洗った」からというのもわかるんですが、それにしたって最後はまったく釈然としません。相手含めて。

悪役なら最後まで悪を貫けよ

サクサク進む「不可能な仕事」、そして何がしたいのかよくわからない終盤。これで面白かったなんて口が避けても言えません。
結局一番不可解だったのはクライヴ・オーウェンのキャラクターでしょう。
悪役っぽく振る舞ってるくせに着地点が中途半端すぎて「何だコイツ」感がすごい。

死にたくないからか!? 死にたくないからそうしたのか!?

と最後観ていて思いました。
残念ながら消化不良で終えたので、来週はもっとスッキリしそうなステイサムを選びたいと思います。

このシーンがイイ!

まあベタですが…デ・ニーロがかっこいいシーンは良かったですね。それぐらいしかなかったというか…。

ココが○

勧善懲悪ではなく、誰が良くて誰が悪いと言い切れない混沌とした感じはリアルで良かったと思います。必ずしも主人公たちが善人というわけではない、という構造。

ココが×

まーやっぱりなんだかんだ最終的にスッキリしない落とし所である点が一番でしょう。2時間観てきてそれかよと。
あといきなり出てきて仲間入りした若い衆がピンチを招くのすごいウンザリ。そのためだけに呼んでる感じがすごい。

MVA

デ・ニーロはもうこの頃ぐらいからアクションするにも爺感が感じられて厳しそうに見えて少し寂しかったですね…。編集によるところも大きいとは思いますが、銃を撃ってるところなんて爺感強くて。
クライヴ・オーウェンもそれらしい存在感はありましたが役が中途半端なので無念。
ステイサムはいつも通りだし…ということでこれだけの顔ぶれでなかなかこの人というのがいないのがなんとも悲しいところですが、この方にします。

ドミニク・パーセル(デイヴィス役)

ステイサムの仕事仲間。もみあげがすごい。
特にこの人が良かったというわけでもないんですが、ビジュアル的に目を引いたのとポンコツな割に大物感を漂わせている雰囲気が結構良かったです。
あとめっちゃわかりやすいフラグを見せてくれたのは書いておきたいポイントです。わかりやすいフラグはなんぼあってもいいですからね。

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