映画レビュー1579 『ローグ アサシン』

例によって今週のステイサムです。

ローグ アサシン

War
監督

フィリップ・G・アトウェル

脚本

リー・アンソニー・スミス
グレゴリー・J・ブラッドリー

出演

ジェット・リー
ジェイソン・ステイサム
ジョン・ローン
ルイス・ガスマン
石橋凌
デヴォン青木
サン・カン
マシュー・セント・パトリック
ディーン・ベラスケス
アンドレア・ロス
ケイン・コスギ
テリー・チェン

音楽
公開

2007年8月24日 アメリカ

上映時間

103分

製作国

アメリカ

視聴環境

U-NEXT(Fire TV Stick・TV)

ローグ アサシン

なんだろうこのパッとしなさは…。

6.0
同僚とその家族を惨殺した謎の殺し屋を追うFBI捜査官ステイサム
  • 謎の殺し屋に同僚とその家族を惨殺され、復讐のため追い続けるステイサム
  • その謎の殺し屋はチャイニーズマフィアとジャパニーズマフィアの間で暗躍し、抗争が始まる
  • ステイサムの日本語が聞けるレアな映画
  • 一方ジェット・リーはかなりミスタさんに似ていてどうでしょう民にはジワジワ系

あらすじ

一言で言うと「ステイサムが出てくる任侠映画」という感じでした。映画としては今ひとつですかね…。

FBI捜査官のジョン(ジェイソン・ステイサム)とトム(テリー・チェン)はマフィアの抗争事件を捜査中、謎の殺し屋ローグと遭遇。あと一歩のところで反撃を喰らい取り逃がした後日、トム宅が襲われ一家全滅の悲劇が起きます。
それから数年後──
ジャパニーズマフィアが惨殺された現場から「謎の殺し屋が使っていた」と思しきチタン製の薬莢を発見したジョンはローグの再来を確信し、今度こそ追い詰めるべく捜査を開始しますが…あとはご覧くださいませ。

FBIステイサム vs ミスターどうでしょう

今作のステイサムはFBI捜査官ということでもうその時点でちょっと面白かったんですが、やってることは結局いつもと一緒で強引に突っ走って銃を撃つというおなじみステイサムすぎます。マジで同じような役しかないなステイサム…!
で、今作はジェット・リーとのダブル主演で追う側ステイサムと追われる側ジェット・リーの構図なんですが、とは言えあんまり近付かないのでジェット・リーの暗躍タイムとそれを後追いしつつパッとしないステイサムが交互に繰り返されるような印象。
ジェット・リー演じるローグは元々ジャパニーズマフィアの傘下だったようですが裏切ってチャイニーズマフィア側に付き、自宅警備員的に家で過ごしつつ抗争の種を撒いてけしかけるという…どっかで観たような…。
そう、「用心棒」の三船敏郎のようなポジションです。
ただジェット・リーは涼しい顔して何を狙っているのかよくわからない感じで行動するのでいまいち感情移入も出来ず、一方のステイサムもなんか思い出そうとしたところで何をしていたのか思い出せない程度のヌルさだったので全体的にパッとしません。
その上ジェット・リーは出てきた瞬間から「あっ、若かりし頃のミスタ(鈴井貴之)さんに似てる」と気付いてしまったのでその後ずっと「ミスタさん殺し屋やってんじゃん」とか「ミスタさんずっとアルカイックスマイルじゃん」とかもうずっと面白くて困りました。余談です。

物語の性質上日本語も結構頻繁に出てくる話なんですが、ジャパニーズマフィアのボスである石橋凌はともかくハリウッドあるあるとは言えその他の日本語シーンがまーひどい。こういうところで集中力を削いでくるのやめてほしいんですけどね。しょうがないんだけど。
ステイサムも「ここでマフィア捜査するなら日本語は必須だ」とか言いながら拙い日本語をお披露目するシーンが出てきます。
バカナラ ショウガナイケドナ!
とか。
かなり怪しい日本語でしたが面白かったのでオッケーです。

他に特に言うこともなく

終盤ちょっとした意外な展開もありつつ、でもやっぱり見せ方があんまりよろしくない感があり、結局アクションメインのなんちゃって任侠映画といった感じでした。
やっぱりステイサムにはもっとぶっ飛んだアホみたいな役をやってほしいんですが…まあダブル主演だし仕方のないところでしょうか。
U-NEXT上の評価点的にも微妙だったので多分毎週ステイサム運動をやっていなかったら観なかったと思うんですが、観たところでその評価も納得的な内容でなんとも微妙な仕上がりです。
現場からは以上です。

このシーンがイイ!

飲み屋にかかる謎の日本語掛け軸好きですね。「下手の横好き」とか絶対掛けないだろ、みたいなやつがあって。
あと映画のケイン・コスギを初めて観たので「おおっ」となりましたがすぐ退場して笑いました。

ココが○

終盤の展開は悪くなかったと思います。
ただその後、クライマックスで「それは違うんじゃないの」って感じになっちゃったのでプラマイゼロではあるんですが…。

ココが×

なんでしょうね、このパッとしなさ。
前日傑作(プロジェクト・ヘイル・メアリー)を観ちゃってたせいもあるんでしょうが、「観なくて良い映画観てるな〜」感がすごかったです。
いやそこまで言うほど悪いわけでもないんですけどね。
むしろ悪いと文句を言いたくなるのでエネルギーは出てくるんですが、良いも悪いも無いと文字通り“無”なので書くこともないという。

MVA

正直…誰でも良いッ…!
ジェット・リーはアクションもキレが良くてさすがだなと思いましたが顔がミスタさんすぎたので除外、ということでこちらの方にします。

石橋凌(シロー・ヤナガワ役)

ジャパニーズマフィアのボス。
最初は日本にいるので日本語だけだったんですが、アメリカに渡ったら流暢な英語を話していて「お、すごい」とコロッと尊敬。
上記の通り、唯一違和感のない日本語を話す方でもあり、英語もお上手(多分)となると適役だったな、ということで。

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