映画レビュー0442 『きつねと私の12か月』

年明けから快調に進んでおりました映画鑑賞ですが、ここに来て一気に停滞、無気力野郎と化しております。特に予定のない週末もひたすらダラダラ水曜どうでしょうを観ているだけという我ながらなんとも驚きの週末を過ごしております。ハイ。

きつねと私の12か月

Le Renard et l’Enfant
監督
リュック・ジャケ
脚本
リュック・ジャケ
エリック・ロニャール
出演
ベルティーユ・ノエル=ブリュノー
イザベル・カレ
トマ・ラリベルテ
音楽
アリス・ルイス
ダヴィド・レイエス
公開
2007年12月12日 フランス
上映時間
96分
製作国
フランス

きつねと私の12か月

フランスの片田舎。少女・リラはある日、学校帰りに1匹のきつねと出会う。その美しさに心を奪われた彼女は、毎日森に通い、少しずつきつねとの距離を縮めていく。

優しい映画。

7.0

きつねとの出会いによる、一人の少女の成長物語。

確か当時、何かの映画を観に行った時に予告編で観て、ちょっと観てみたいなぁと思っていた映画なんですが、やっぱりこの手の動物モノは大体ラストは想像できるし、わかりつつも泣いちゃう感じなのかなーと若干嫌な予感がしつつの鑑賞。

ただ、展開に関してはその想像とは少し違っていて、淡々と穏やかに、優しい仕上がりの映画でした。その分グッと刺さってくるものもなかったと言えばそうなんですが、あざとさのない、鼻につく狙いも感じさせない作りはフランス映画らしい感じで、良い映画だと思います。

でも「面白いか」と聞かれれば正直微妙なところで、結構退屈な内容ではありました。

全編通してほぼ少女ときつね&森の動物たちしか出てこない、終始きつねに恋焦がれる少女のアレコレなので、やっぱりちょっと変化に欠ける面はあります。少しずつ近付いていったり、時にきつねのピンチがあったり、とこれまた定番の仕上がりなので、これと言ってこの映画ならではの部分が無いのも残念。

ただ、舞台となるフランスの森がすごく綺麗で、また動物たちの愛らしさもたまらないものがあり、動物好き的にはなかなか見どころがあるとも思います。

特に主人公(?)のきつねは表情も豊かだし、まあよく(動物モノの映画は大抵そうですが)これだけの物語を違和感なく撮影したもんだな、と感心。

「またひと目見たい」から「触りたい」に変わり、「触りたい」から「一緒に遊びたい」になり、やがて少女はきつねとの関係をどう変えていくのか。

そこに人としての成長を結びつけ、穏やかに終わっていく物語は、終始優しく、自然と人間との関わりも考えさせられるような内容で、刺さる面白さは無くても心地良い余韻のある映画だと思います。

やっぱり親子一緒に、とかがいいかな?

このシーンがイイ!

雪からきつねが顔を出すシーン。かわいい。

ココが○

穏やかで丁寧な作り。いかにもヨーロッパ映画だなぁと思います。なんというか、こういう映画がヒットする、フランスというお国柄自体に教養を感じる。

ココが×

本当にシンプルで淡々とした地味な内容なので、短めの上映時間でありつつも集中力を切らさないのがなかなか難しい気がします。心地良い映画でもあるので、眠くなっても責められないような。

MVA

きつねにあげたいところですが、一応人にしておきます。

ベルティーユ・ノエル=ブリュノー(少女リラ役)

顔形で言えば「かわいい!」っていうタイプでは無いんですが、そばかすだらけですごく愛嬌があって、好奇心旺盛な雰囲気が非常に役にマッチしてました。

鼻につく感じもないし、自然な“かわいすぎない”子役としてなかなかニッチな存在じゃないかなと思います。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

CAPTCHA