映画レビュー0183 『レインマン』
今日も昼寝3時間、無駄に過ごす3連休です。どうも。
久々の「今さら初観賞」シリーズ。そんなシリーズあったのか!
レインマン

思ったよりもすごく淡泊。でもそこがいいのかな?
※ジャケットのトムの顔がやたらでかく見えますが気のせいです。
久々に体調的なものなのか途中で昼寝に入ったりしちゃったもんで、イマイチ集中できなかったのが非常に残念というか、映画に対して申し訳ないなぁと思いつつ、でもやっぱりこれだけメジャーな作品になると観る前からかなりハードルも上がっちゃうので、その分「思ったほどじゃなかったかな…」となっちゃったのがこれまた申し訳ないところです。
ある種の障害を持つ人物を描く作品としては、非常に淡々としているとも思うし、良くも悪くも映画的な「劇的感」がないシナリオ。ただこれはきっといい面なんでしょう。
症状が劇的によくなりましたよ、とかだと急に嘘くさくなるし、心の通わせ方、近付き方がすごくリアルで、なるほどいい作品だな、と思いました。が、その分やっぱりちょっと盛り上がりに欠ける気はして、個人的にはもう少し煽って欲しかったなぁ、というのが正直なところです。すごく淡泊で、淡々としてて。
チャーリーが激情型の性格だからこそある程度動きのある内容にはなっていますが、これがもっと控え目な人物だったらますます大人しい映画になってたんじゃないかと思います。
全体的な感想としては、ある種繊細な映画というか、じっくり考えて、じっくり観ていればだいぶ感情の動きも受け止められたものがあったと思いますが、いかんせんちょっと集中力を欠いてしまったせいもあり、自分でもったいないなぁと思いつつ、物語に乗り切れなかったかな、という印象。
もっとワンワン泣かされるのかと思ってたんですが、一度も涙を感じることもなく、淡々と過ぎちゃいました。
ラストも嘘くさくない分、あまり感情が高ぶらず…残念。
あと一つ、イマイチ入り込めなかった理由として感じたのは、チャーリーが兄に心を開いた一番のきっかけって結局お金だったんじゃないの? というのが少し引っかかったんですよね…。
遺産への執着は無くなっていたようなのでそういうわけでもないんでしょうが、一緒の成功体験がラスベガスでの大勝ちで、そこで自分も助かって、ようやく兄を大事な存在と認めるようになった、みたいな流れがどうも「ウーン」と思ってしまい…。
その前の「レインマン」のくだりでも近付いたのは感じたんですが、でもその後も一進一退だったし、このエピソードの順序が逆だったら、もしかしたらもっとグッと来てたんじゃないかなぁ、という気がします。ただこの辺は、もっと集中して観てれば何か気付くところがあったのかもしれません。
結論。映画は体調万全の時に観ましょう。やっぱり集中せざるを得ない劇場で観るのが、映画の正しい鑑賞法だなぁと再認識。
このシーンがイイ!
これはもう、エレベーターのシーンでしょう。よかった。
ココが○
この映画もまた、終盤とは言え80年代っぽい感じがありますよね。あざとさが無い感じ。やっぱりこの時代の安心感みたいなのは相変わらず感じますねぇ。
ココが×
上にも書いたように、集中力を欠くとイマイチになるような、結構繊細な映画だと思うので、観るときとか人を選ぶような気がします。
良い映画だけど、そんなに大手を振って「超オススメ!」とか万人向けに言える映画でも無いんじゃないかなぁ…と思いますがどうでしょうか。
MVA
話題のダスティン・ホフマンですが、僕の印象としては、この手の役としては割と控え目だった気がします。それがまたリアルなのかもしれませんが、期待したほど「熱演」っぽさを感じなかったなぁ、というのが正直なところ。というわけで、今回は。
トム・クルーズ(チャーリー・バビット役)
トム・クルーズについては何度か書いている気がしますが、私生活は割とお騒がせで、特にサイエントロジー絡みの話題なんて完全無宗教の罰当たり男としては正直どうなんかなぁと肯定的に見られない思いはあるんですが、演技は別。僕は彼の演技は好きなんですよね。出演作も幅広いし、演じる役も二枚目三枚目いろいろあるし。
この映画でも、若くて暑苦しいベースを押し出しつつ、でも感情を見せる時はきっちり見せてくれる演技で、(当時)若いのにいい演技するなぁ、と思わされます。
歳の離れた兄弟で、兄がダスティン・ホフマン、弟は…? となったときに、この時代にこの人ほど適役はいなかったんじゃないかと思いますね。


