映画レビュー0218 『テキサスの五人の仲間』
今更なんですが、「水曜どうでしょう」にハマってまして。大泉洋の田中真紀子と鈴木宗男のモノマネは秀逸すぎますね。
テキサスの五人の仲間

粋!
英語で「粋」ってニュアンスの言葉はなんて言うんでしょうねー。
ウーンなんかよくわからないけどとりあえずアメリカの劇場で観てたらスタンディングオベーションでと言っていたことでしょう。
そう、粋な映画でした。すごく良かった。
往年の大スター、ヘンリー・フォンダ主演でこれだけの良作ながら、Wikipediaに項目すらないというのはまさに「隠れた名作」ってやつでしょう。
一応舞台背景的な部分では西部劇の範疇に入るみたいですが、話はほぼ全編ポーカーです。ただ、これもポーカーだけのお話というよりは、形を変えたワンシチュエーション(でもないんだけど)ドラマのような印象。
急遽金持ち同士の勝負に参加した旅の者が、見る見る金をスッてやがて全財産をつぎ込み、「これなら絶対勝てる!」という手が入ったところで勝負続行のためのお金が尽き…っとこの先はぜひ観て頂いて。
そんなに色濃く出してはいないものの、五人もそれぞれ個性があるし、短い上映時間も相まって飽きさせないテンポの良さが○。
何より終盤30分ぐらいの展開が素晴らしい。これぞ映画、これぞ娯楽、ですね。この時代、アメリカは本当にいい映画を作ってたんだなぁ、と思わされました。
実は観終わったあと、「一言で言うならアノ映画っぽい」っていうのがあったんですが、その映画の名前を言ってしまうとそれだけでほぼネタバレになってしまうので言えません。
まるでハリー・ポッターの“あのお方”ばりに名前が言えないという。「どうせ観ないし知らねーよ」という人は下のネタバレ項をどーぞ。
この映画はアノ映画よりも先に作られた映画なので、実はアノ映画にもちょっと影響を与えてたりするんじゃないか…と思ったりもしました。
時代を超えて愛される名作と、ひっそり隠れた名作がつながってるのかな…? と思うとこれがまたなかなか味わい深いものです。
いいね。映画ってやっぱりいいね。
今日は気持ちよく寝られそうです。2本観てよかった。
このシーンがイイ!
シーンとしては他にもあったんですが、最後まで通して観てから考えると、ラスト前の新郎を返すシーンなんて最高ですね。いろんな意味で。
ココが○
映画らしい良さが詰まった上に短い上映時間というのがもう素晴らしいんですが、あと一つ強調しておきたいのは、「誰も死なない」良さ。ドンパチナシで、ハッピー。
これねー、どうでもいい人にはどうでもいいんでしょうが、僕としてはかなり大きいんですよ。楽しめて、ハッピーになれて、不幸がないっていうのは。最高です。
この辺はちょっと「オーシャンズシリーズ」に通ずるものもありますね~。
ありますね~。うんうん。
ココが×
時代性を考えると、今だと厳しかったりもするかもしれませんが、そういう「昔はいいな」っていう感傷に浸るのもまたアリだと思うんですよね。
ということで欠点ナシ。
もっといろんな人に観て欲しいですねぇ。ブルーレイはもちろんDVDすら無いっぽいのは…もったいないなぁ。
MVA
印象的だったのはこのお方。
ケヴィン・マッカーシー(オットー・ハバーショウ役)
五人のうち、一番紳士的なダンディ男。
なんかカッコよくて、画面が締まるんですよね。(観客含めて)みんなでっかい声でガンガンしゃべるので、この人がペースダウンして観やすくしてるような印象がありました。


