映画レビュー1541 『バッド・ブラック』

悩んだ…んですが、もう多分次に観る機会はないだろうということと単純に上映時間が短いから楽でいいやという怠惰な理由で残りの2本も観ることにしました。

バッド・ブラック

Bad Black
監督
脚本
出演
公開

2016年9月25日 アメリカ

上映時間

72分

製作国

ウガンダ

視聴環境

Amazonプライム・ビデオ(Fire TV Stick・TV)

バッド・ブラック

パワーアップしてはいるものの…。

6.5
金持ちから金品を強奪して生計を立てるバッド・ブラック vs 白人医師アラン
  • 過酷な幼少期を経て「バッド・ブラック」として成長した若きギャング
  • 人道支援にやってきた白人医師アランが彼女に財産を奪われる
  • アランは子どもたちに格闘技を教わり復讐を誓うが…
  • 全体的にはパワーアップするもフォーマットが同じなので初見の衝撃には叶わない

あらすじ

困ったことに前作以上に眠すぎて話がまったく入ってきませんでした。やはり脳が拒否してる気がする。

本編とは関係のなさそうな銀行強盗が描かれたオープニングを経て──
とあるおばあさんに育てられている少女が家出、しかしその後混ざった孤児集団ではボスに稼いだ金を搾取される厳しい日々です。
ある日彼女はボスに反旗を翻し、ライフルを奪って射殺。やがて「バッド・ブラック」として若者ギャング団を率いていく存在になります。
彼女たちは金持ちから金品を強奪して生計を立てていくようになりますが、数年後そこに人道支援として医療を提供しようとやってきたアメリカ人医師・アラン(アラン・サリ・ホフマニス)も彼女たちの餌食となり、全財産を失います。
気落ちしたアランを励ますのは医療の手伝いをしていたちびっ子。なぜか彼に鍛え上げられた(?)アラン、バッド・ブラックへの復讐を誓いますが…あとはご覧ください。

ほぼ同じスタイルで違う話

一応あらすじは書きましたが、大まかな流れはこんな感じでもなにせ(良い意味でも悪い意味でも)話が入ってこないので話半分に見ておいてください。
スタイルとしては前作同様、VJエミーがやたら喋っているのを聞きながら物語を眺めていく形。
今作ではついに(?)白人男性も登場し、「ようこんな映画に出てくれる物好き見つけてきたな」と思わなくもないですが、彼のお陰でローカル色が一気に抜けてグローバル感が出てくるような気がほんの少しするのも面白いところです。ちなみに彼がなぜこの映画に出ているのかはまた興味深い話があるんですが…それはまた近々別記事に書きます。
またその他にもカーチェイスも加わったりと全体的にパワーアップしているのは間違いありません。

ですが…!
よほどウガンダ映画(≒ワカリウッド映画)への愛が溢れていれば別でしょうが、興味本位で観てみたらチープさ&うるささに爆笑しました、みたいな僕のようなタイプは言ってみればその斬新さに惹かれたのであって、やっぱりどうしても一発屋…とまでは言いませんが、二度同じようなものを観ても面白さは薄まっちゃうよな…と当たり前のことに気付いた次第です。
一応話として前作「誰がキャプテン・アレックスを殺したか」とはまるで違うと言えば違うんですが、スタイルはまったく一緒だし何と言ってもロケーションがまるっきり一緒なのでどうしても切り替えて新しい気持ちで集中するのは難しいのかな…と思います。ロケーションが変わらないのは仕方がないんですけどね。低予算で、地場産業でやってることなので。
でもやっぱりその辺は作り手の事情として理解するとしても、観客としては「ロケーションがまるで変わらない」のは意外としんどいものなんだなと改めて気付きました。
前作以上に眠くなったのも「前回とほぼ同じ感じだな」という理解によって脳がサボり始めたせいなのかもしれません。
ところどころすごく面白いシーンとかも出てくるんですが、総じてやっぱりちょっと飽きてしまっているというか…これ、もしかしたら前作鑑賞から時間が空いて久しぶりに観るぐらいの方がちょうどいいのかもしれません。それこそ公開時にリアルタイムで観るぐらいの方が。
立て続けに観るようなものじゃないんですよ。きっと。わかんないけど。

1本観れば十分

結局観ようか迷いつつ観たわけですが、「1本観れば十分かな…」というのが正直なところ。でもせっかくなのでもう1本も観ます。
ちなみに観ようと思ったきっかけの一つがネットのレビューにあった「まさかキャプテン・アレックスを殺したのがあいつだなんて…!」という一文だったんですが、その辺もオープニングで雑に片付けられたどうでもいいものでまんまと乗せられてしまった感じです。
まあね、マジになるようなものでもないしね…。

このシーンがイイ!

「ウガンダへようこそ」と「24をまた放送しろ!」は最高でしたね。超笑った。
あと「スタローンだ!」「シュワルツェネッガーだ!」の中に「ビル・マーレイだ!」って出てきてビル・マーレイじゃないだろとそこも笑いました。

ココが○

笑わせる力はなかなかあると思います。
監督ご本人も「コメディアクションだ」と言っているので、下手なのをこっちが(バカにして)笑うという形式ではなく、おそらく作り手もチープさを逆手に取って笑わせに来ているんでしょう。
環境の不遇さを嘆くのではなく笑いに変えていくスタイルは素直に尊敬できます。かなり自虐的な笑いもありますからね。すごいですよ。

ココが×

話の大枠を振り返ると結構ちゃんとしているはずなんですが、それを通しで観て理解するにはあまりにも(文字通りの意味も含めて)雑音が多すぎて、結局あまり理解できずに流し見てしまう部分があるような気はします。
自分のせいでもありますが…。

MVA

正直今作も一番笑わせてくれたのはVJエミーなんですが、さすがに連続というわけにも行かず…この人にします。

アラン・サリ・ホフマニス(アラン役)

ワカリガにやってきたアメリカ人医師。
後半急に短髪になって「誰だよ!」と思うんですが白人は彼しか出ていないので安心です。
後日知ったところ彼は俳優ではないんですが、それでもまあ別に気にならなかった(演技以前に気になるものが多いとも言う)のもポイント。
上にも書きましたが、やっぱり一人白人が加わるとすごい映画感強まるような気がうっすらするんですよね。今回はちゃんと外から人連れてきて作ってるじゃん! みたいな。
まあ実際のところそうではなかったんですが…その辺の話もまた後日。

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