映画レビュー0012 『ブラッド・ダイヤモンド』
[2017年追記]
ただいま絶賛移転作業を進めておりますが、前段が無かった記事に関しては前段を追加しております。
いや、別に無くて良いんですけどね。書くこともないし。でもなんか寂しいじゃない、ということで書いております。
それにしても、古いレビューを読むとやっぱりなんだかんだで僅かながら成長…というか、時間とともに“型”が定まってきていることに気付かされますね。古いレビューは内容がうっすい!
まあ、それもまた味ということで。今のほうが慣れているからと言って良いレビューなのかというとまた別だと思うし…。というか今からレビュー書こうにも内容覚えてないし、また観るのもめんどくさいし、っていう。
日に日に近付いております。完全体のダメ人間に。
ブラッド・ダイヤモンド
ディカプリオはどんどんよくなりますねぇ。
一応カテゴリー的には「ドラマ」ですが、これは角度を変えて描いた戦争映画ですね。(※2017年移転時・カテゴリー変更)
実際にこういうことが今も行われているんだろうと思うし、その切なさと、日本との距離感には愕然とさせられるものがあります。特に大きくクローズアップされていた少年兵という存在はやりきれないですね…。
話の軸となるダイヤモンドについて、実はその価値を保つために意図的に流通を抑えている、というような話が出てきますが、これはゴルゴ13とか結構他のものでも出てくる話で、実際そういう側面があるんじゃないかなぁと思います。
現実の収量からすればもっと安いものが、実は独占的な企業によって価格操作されているという…。
その裏でこうした悲劇が繰り広げられているわけで、人間の欲深さや業というものを考えさせられますね…。
しかしその中で、主演3人がそれぞれの人間味を見せてしっかり「泣かせて」くれる辺りがまた、非常によかったです。
ココが○
割と人間関係が絞られているためにわかりやすく、またそれぞれの演技もよかったです。
でもこの映画はテーマに尽きるでしょうね。このテーマにこの配役をつけた時点で勝ちかなと。
ヒロインのジェニファー・コネリーは初めて観たんですが、味のある顔というか、超美人ってわけじゃないんだけど綺麗で、ジャーナリストっぽい強さも見えてよかったですねぇ。
ココが×
そこまで露骨ではないものの、(ある意味)戦争映画なので、やっぱり残酷な面はあります。一応、極端に苦手な人は避けた方が無難でしょう。(でもRついてない程度のものなので問題ないと思いますが)
MVA
主演の3人のどれにしますか、って話だと思いますが、これはもう、今度こそ
レオナルド・ディカプリオ(ダニー・アーチャー役)
ですね。
ほんと最近のディカプリオは発展途上国づいてるというか、汚くてワイルドな役が多い気がしますが、その辺がすごく板に付いてきました。ほんといいですよ。ディカプリオ。かっこいいし強いし。アイドル的なスタートからよくここまで脱皮したなぁと思います。
しょっちゅう「ハァン?↑」みたいな語尾が気になりましたが、これは役どころ的にアウトローだからしょうがないんでしょう。