映画レビュー0013 『レッドクリフ PartI』
中学の頃、ハマりました。三国志。
それだけに期待する部分もありますが、逆に好きだとハードルが高くなるのも事実なわけで、そんな期待と不安を胸に鑑賞したのがこちら。
レッドクリフ PartI
「前フリ」の割には楽しめました。
あらかじめ2部構成なのがわかっているので、1部だけではなんとも評価が難しいところですが、鑑賞以前の「どうせ1は面白くないんでしょ」的な予想を上回る、そこそこデキのいい映画でした、というのが最初の感想です。
それなりに三国志が好きでいろいろ本も読んできた人間としては、どうせ三国志好きには納得できないような変な「エンターテイメントへの昇華」があるんだろうとタカをくくって観てましたが、割と実直に作っているような気がしました。
もちろん当然のように脚色はされているわけですが、そもそも三国志演義自体脚色だらけの本なので、思っていたよりもしっかりしていて一安心、といったところ。
2を観るのが楽しみです。
ココが○
史実を知っているか否かで物語に対する理解度が変わってくると思いますが、変に人物に寄りすぎず、また変に恋愛に走ることもなく、上にも書いたように割合実直に三国志の世界を描こうとしている点が良かったですね。
うがった先入観で観たせいもあるんでしょうが。
ココが×
大前提として前後編の2部構成なので、当然ながら1だけでおなかいっぱいという話ではないです。
それでも1だけで2時間半近くあるので、結構な時間をこの映画に割く必要があります。
そこまでの価値があるかどうかは…2を観ないとわかりませんが、三国志の世界に興味がない人にはちょっと辛いかもしれません。
MVA
正直どちらかというと(女に困っていない点に対するひがみも多分に込めつつ)嫌いな部類に入る中村獅童が存在感があって良かったのが結構びっくりでしたが、一人挙げるならこの人。
リン・チーリン(小喬役)
です。
小喬というのは、まさに歴史に残る「超美人」の代表格で、いわゆる絶世の美女というやつですが、そういう情報を知りつつ観ても、その名声にまったく負けることのない超美人っぷりにえらい驚きました。
年齢が自分より上と知って二度びっくり。やっぱり日本人だからかもしれませんが、女性はアジアンに限るぜ…と思ったり。
ほんっと綺麗です。画面に登場するたびドキドキしちゃったような人は初めてかもしれません。