映画レビュー1487 『ホワイト・ストーム』
またも香港映画。ブーム来てます。
ホワイト・ストーム

カーチェイスはすごいけど…!
- かつて兄弟分だった麻薬絶許金持ち vs 香港麻薬王
- 大スター対決は見応えアリだが…
- 駅構内でのカーチェイスがものすごい
- 素材は良いだけにいろいろ惜しい
あらすじ
悪くはないんですけどねー。シナリオがもう一歩、詰めきれていない感じがしたというか。惜しい。
香港最大の某裏組織には「麻薬にだけは手を出してはならない」という不文律があるらしいんですが、自らが管理するお店で麻薬売買が行われたことを咎められた組織の構成員・地蔵(ルイス・クー)はボス(ケント・チェン)から指詰めの刑を言い渡され、兄貴分と慕っていたボスの甥・ティン(アンディ・ラウ)から制裁を受け、組織から脱退。
一方ティンは彼女に出ていかれたこともあってカタギになりたいとボスに訴え、こちらも組織から脱退します。
それから15年後…。
金融業界でブイブイ言わせていた女性を娶って大金持ちとなったティンは金融業界の大物として名を上げ、ヤクザの過去はショナイの方向です。
一方地蔵は腹いせのように麻薬取引でこちらものし上がり、香港麻薬四天王の1人として裏社会に君臨。
大金持ちとなったティンは麻薬撲滅運動に力を注ぎ、なんやかんやで地蔵と相まみえるわけですが…あとはご覧くださいませ。
アクションすごい×話は大味
香港のスーパースター、アンディ・ラウとルイス・クーがバチバチやり合う映画。ですがいわゆるノワールなので格闘アクションはありません。
ただアクション映画ではあるので、特に終盤のカーチェイスはものすごい迫力でした。ちょっと観たことがないレベル。
この前観た「レイジング・ファイア」でもすげーなと感心したばかりですが、この映画はそれ以上にすごかった。地下鉄の駅構内を走り回りますからね。
プンプン漂う金の匂い…! やっぱり中国の潤いっぷりは凄まじいですね。
劇中のアンディ・ラウの潤いっぷりも凄まじく羨ましい限りですよ。綺麗なカタギ・ワイフもゲットしてね。
上記あらすじでは触れていませんが、ここに地蔵を狙う警察も加わってきます。
警察サイドの主人公と言えるラム刑事(ミウ・キウワイ)もかなり渋くていいんですが、しかし若干のイチャつきによってフラグを立ててくる若い警察官の話とか絶対いらねーだろ感が強く、警察の描き方がちょっとノイズかなと思います。
ラム刑事はいいんですが同僚をふくらませる意味も感じられず、だったらもうちょっと義兄弟の戦いを盛り上げてほしい気がしないでもない。
結局その辺含めて全体的には結構大味に感じられ、ストーリー的にはもう一つかな〜と。つまらないわけではないんですけどね。
ただ「トワイライト・ウォリアーズ」でルイス・クーにハマった方々には「セクシーすぎる」と大好評のようで、なるほど確かに俳優的な旨味で言えばいい映画かもしれない。ワルルイスを浴びるにはちょうどいい映画。
アンディ・ラウについては調べてびっくりしたんですが、この時点で還暦間近なんですよね。全然見えない。東洋のトム・クルーズじゃん。もう。
2人とも普通に若い頃もそのまま演じているんですが、どっちの意味でも「今と変わらないじゃん」的な感じですごい。若い役もリアルタイムの役もどっちも違和感がないというか。
おまけにバッチバチにやり合う2人の映画でありながらエンドロールでデュエットするというサービスっぷりで、果たして2人のファンはどういう気持ちでその曲聞いたらええねんと思うことウケアイです。
以上です
もうあれこれ言うようなこともなく、まあ悪くなかったけどもう一つかなという差し障りない感じで終えていきます。
ただ本当にカーチェイスだけはすごかった。どうやって撮ったのかすごく興味がありますね。
やはり金…金はすべてを解決する…!
このシーンがイイ!
これはもうカーチェイスシーンでしょう。一見の価値あり。
ココが○
アンディ・ラウとルイス・クー、どちらもかっこよくて華があるので画が保つんですよね。やはりスターたる所以。
ココが×
結局シナリオが今ひとつなところでしょうか。素材はいいだけにもうちょっとやれたと思うんだよなぁ。
結構雑音が多かった印象です。
MVA
どっちにするか…と言いつつこちらの方に。
ミウ・キウワイ(ラム刑事役)
警察側のメイン。娘ちゃんが気の毒な人。
主演2人と比べると地味ですが、でも味のあるいい表情を見せるいい役者さんだなぁと。
結構有名な人なのかな? と思ったんですがWikipediaのページも無くて意外。
こういう脇役は非常に大事だと思いますね。脇役というか準主役でしたが。


