映画レビュー0352 『バーレスク』

今月、同僚が結婚式を挙げるんですが、さらに誕生日もあるよってことで誕生日祝いに結婚祝いにご祝儀と、立て続けにふんだくられまして。セコいようですが、確実に彼よりも不幸な自分がなぜこれだけ身ぐるみ剥がされるのか、納得行かない日々です。

去年と今年で同僚の結婚式3回ですからね。どいつもこいつも死ねばいいのに、と。

そういうこと言ってるからお前は不幸なんだよ、と天の声が聞こえた所で、今日も頑張っていきましょう。コチラご紹介。

バーレスク

Burlesque
監督
スティーヴ・アンティン
脚本
スティーヴ・アンティン
音楽
公開
2010年11月24日 アメリカ
上映時間
119分
製作国
アメリカ

バーレスク

アイオワからロサンゼルスに出てきたアリは、ふと入った「バーレスク」でのショーに魅せられ、なんとかしてステージに上がりたい、と半ば無理矢理ウェイトレスとして働き始める。ある日オーディションの現場に飛び入りで参加し、合格したことで、次第に彼女の才能が認められはじめ…。

ショーがよくできた映画に外れ無し! パワフルで何度でも観たくなるかっこ良さ。

8.5

友達に「キンキーブーツ」をオススメしたところ、じゃあ「バーレスクも好きなはず」とオススメされた作品。確かにあの感じ、ショーと人間ドラマが織り交ざったミュージカル映画です。「キンキーブーツ」はコメディタッチなヒューマンドラマが主体でしたが、こちらはもっと音楽寄りな印象。

ストーリーは割と定番といえば定番で、田舎から出てきた歌手になるのが夢の主人公・アリが、その熱意と素直さでチャンスを得て、スターになっていき、恋と人間模様の間で揺れつつも歌います、的な内容。

振り返っても内容は特に目新しくもなく、落ち着くところに落ち着く映画なんですが、ステージのデキの良さと登場人物の描き方、キャスティングの良さでうまく「良い映画」にしています。

まずステージに関しては、まあキモなので良くて当たり前ではありますが、これが映画初主演となるクリスティーナ・アギレラのステージパフォーマンスはさすがだし、歌もやっぱりスゴイ。お店のオーナーであるシェールも、元々歌手だけあって貫禄充分なかっこ良さが光ってましたねぇ。

アギレラのライバル役であるニッキを演じるクリスティン・ベルも生意気そうなかわいさとステージのエロスが素晴らしく、おまけに受付のゲイのおっちゃん(アラン・カミング)まで最高のステージを演じてくれます。

ミュージカル映画というカテゴリーに入れられるだけあって、ステージ、歌のシーンというのは結構定期的に挟まれるので、こういうのが好きな人は飽きること無く観られると思います。「キンキーブーツ」のときも思いましたが、改めてこんなお店があったら…行きたい! もっともアギレラとシェールが毎日歌う店があったらそりゃ流行るわい、って話ですが。

そのアギレラですが、映画初主演だったとは思えないほど素人っぽい純粋さと自信満々のステージ(もっともこっちは本職ですが)がただの話題先行ではない人選を感じさせてくれて、非常にグッド。見た目は特に好きでもないんですが、実年齢よりもうまく若さを感じさせてたし、かわいらしさと若干の垢抜けなさも申し分なし。その他キャストもすごく良くて、非常に完成度の高い映画です。

ステージよし、演技よし、テンポよしと文句無し。ストーリーのありきたりさも変なアラを出さないという意味ではこの映画にとってプラスな気がします。

歌モノ、ステージモノが好きな方はぜひ!

このシーンがイイ!

さすがに名シーンも目白押し、やっぱりステージは捨てがたいところですが、強いて一つ挙げるなら、一番最初にアリがバーレスクにやってきて観たステージ。

やっぱり観客にもアリと同じ気持ちにさせる、「かっこいいなすげーなここ」って思わせる必要があるシーンだけに、かなり力の入ったステージだったと思います。たまに挿し込まれるアリの羨望の眼差しもまた盛り上げに一役買っていて、「こりゃいいわ。絶対いい映画だわ」と思わせてくれました。

ココが○

まずステージ。当然です。リハーサルも含めてすごく良かった。アギレラとシェール、二人とも抜群。

ただそのステージを引き立たせたのはキャスティングかなと思いました。アギレラとシェールもそうですが、その他の脇役陣がとにかくどの人もよくて、ここまで外さないキャスティングもなかなかないぞ、と嬉しくなりましたね。

ココが×

特になし。

強いて言えばストーリーのありきたりさですが、逆にここを捻りすぎると多分「なんか違う」って映画になっちゃうので、これでいいんじゃないかと。

MVA

ということでかなり悩みました今回。本当にみんないいんですよねー。

アギレラは歌だけじゃない、演技もしっかりしてたのが良かったし、シェールも同じく歌も演技もバッチリ、何より存在感がスバラシイ。アリをたぶらかす不動産王役のエリック・デインも若干胡散臭いけどかっこいい、良い人なのか悪い人なのか悩ましいバランスもうまかったなー。ニッキ役のクリスティン・ベルもかわいいし、ジャック役のキャム・ギガンデットもナイスガイっぷりがハンパない。

ということで選びました。コチラの方。

スタンリー・トゥッチ(ショーン役)

ハゲ親父。

もういちいちズルいんですよね。どのシーンも味があるし、お決まりの返しもビタっとハマる。笑いを差しこんでくれる貴重な存在でもあるし、この人のおかげで定番ストーリーに幅が出てたと思います。

自分はこういう脇役ほんっっと好きだなーと思いました。最高でしたね。この映画でステージに立たないのに最高、っていうのがスゴイ。

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