映画レビュー0099 『シャレード』
午前十時の映画祭上映作品。ということで古い映画ですが劇場まで観に行ってきました。
ちなみに、くどいようですがワタクシ唯一の自慢「午前十時の映画祭 プログラム」、シーズン1も2も改版も差し込みチラシも全部僕が一人でデザインしてますからね! ※3以降はクソ会社辞めたのでやっておりません
シャレード
色褪せない名作に認定!
ということで、昨日からシーズン2がスタートした、ずっと行ってみたかった「午前十時の映画祭」に行って参りました。と言っても別に何か賑やかに煽ってることもなく、普通に上映してただけだけど。意外とお客さんが入ってて(と言っても小さいスクリーンに3~4割ぐらい)、結構嬉しかったですねぇ。
さて。
なにげにオードリー・ヘプバーンをきちんと観るのは初めてだったので、そう言う意味でも楽しみだったんですが、まー(予想はしてましたが)今でもキレイ! カワイイ!
好み的にはもう少しふっくらした方がいいな~とか思いつつ、でもやっぱりこの人は今観てもすごく素敵ですね。
古い俳優・女優さんってどうしても古く見えちゃうものですが、僕の中ではこの人とマックイーンは別格かなぁと思います。
初めて観るオードリーが今の自分と同年代というのも不思議な感じですが、30代でも「子供じゃないのよ」と(ケーリー・グラントとの歳の差のせいもあるんでしょうが)子供扱いされそうなぐらい、若かったのが印象的。何より表情豊かでコロコロ喜怒哀楽が変わっていく様がまたかわいくて。なるほど、こりゃあ長く愛される人なのもわかりますね。大きな目とジバンシィの衣装、その衣装に合わせて変わる髪型と、終始オードリーに釘付けでした。
そのオードリーありきの名作というのは紛れもない事実でしょうが、ただ話の内容も今観ても色褪せない、なかなか巧みな展開だったのが良かったですね。
「大金のありか」は途中で気が付いたんですが、その隠し方も今観ても面白いし、最後の最後まで誰を信じて良いのかわからない展開というのも面白かった。
映画全体の雰囲気も、いかにも昔っぽい感じではあるんですが、コメディタッチでところどころ軽い笑いを混ぜつつサスペンスしていくという展開はなかなか飽きさせない作りで、とても50年近く前の作品とは思えません。
「なんでもアリだな!」と思いつつもビックリさせられたエンディングも良かったし、なるほどこれは名作だ、と思わされた次第です。ハイ。
このシーンがイイ!
仕事中のオードリーの首筋にケーリー・グラントがキスをして、うっとり嬉しそうに見つめ返すオードリーのシーン。
かわいい!
どんなロウヤもコロイチだぜ。
ココが○
オープニング。
ヒッチコックの真似事らしいんですが、それでもかっこよかった。
当然、今観ると古くさい感じは否めないんですが、その古い感じも含めてかっこいい。バックに流れるテーマ曲もすごくかっこよかった。
ココが×
特に無い、かな? 少し矛盾を感じる部分はありましたが、破綻はしてないと思うので。
あ、やっぱり一つだけ。ファンの方には申し訳ないんですが、今観るとケーリー・グラントは普通にオッサンだったのが残念。
MVA
はい、予想通りです。
オードリー・ヘプバーン(レジーナ・ランパート役)
彼女自身の魅力は上に散々書いたので置いときますが、一つ思ったのが、この役、ちょっと軽いんですよね。怪しい男にすぐ惚れちゃうし、また怪しいぞ、って思っても戻っちゃうし。すぐ惚れてすぐデレっとしちゃう。で、積極的。
この美貌でこのキャラは、あり得ないと思いつつも世の男性には相当なキラー特性を発揮しちゃうことでしょう。こんな子がいればなぁ! チクショウメ! という殿方大勢。そんな時代だったんでしょう。わかります。
。