映画レビュー1538 『コンスタンティン』

今回もアマプラ配信終了系です。これまたいつか観ようと思っていたやつ。
ちなみに今回の鑑賞では開幕・途中×2で合計6分ほどCMを見させられました。
今のアマプラはマジでクソなのでおすすめしません。

コンスタンティン

Constantine
監督
脚本

ケヴィン・ブロドビン
フランク・A・カペロ

原案

ケヴィン・ブロドビン

原作

『ヘルブレイザー』
ジェイミー・デラノ
ガース・エニス

出演
音楽
公開

2005年2月7日 フランス

上映時間

121分

製作国

アメリカ・ドイツ

視聴環境

Amazonプライム・ビデオ(Fire TV Stick・TV)

コンスタンティン

アクションスリラー風悪魔祓い、大アリ。

8.5
悪魔祓いの男 vs 人間界を支配したいサタンの息子
  • 悪魔祓いを生業としている男、悪魔の動きに異変を察知
  • すべては人間界の支配を目論むサタンの息子の差し金だったが…
  • 大真面目に悪魔祓いをやる感じが逆に新鮮
  • キアヌが綺麗すぎてファンタジーに説得力を持たせているとの噂

あらすじ

この手の話は微妙な判定になりそうなところでしたが、思いの外ちゃんとしていて面白かったです。

悪魔祓いを生業にしている男、ジョン・コンスタンティン(キアヌ・リーブス)は同業者のヘネシー神父(プルイット・テイラー・ヴィンス)からの依頼で少女に取り憑いた悪魔を討伐。そのときに悪魔が本来行き来できないはずの人間界に入り込もうとしていたことからなにか異変が起きていることを察知します。
一方、刑事のアンジェラ・ドッドソン(レイチェル・ワイズ)は双子の妹イザベル(同)が自殺したことを知らされ、信心深い妹が自殺するはずがない…と監視カメラを調べていたところ、彼女が「コンスタンティン」と呟いているのを発見、彼にコンタクトを取りますが塩対応を喰らって決裂。
しかしその直後、ジョンは不穏な動きをこれまた察知したため彼女を追いかけ、目の前で彼女に襲いかかってきた魔手と呼ばれる悪魔の群れを撃退し、何やらヤバいことが起こるかもしれない的な感じで彼女の妹の件について調査を開始します。
その後なんやかんやでサタンの息子「マモン」が人間界を支配しようと画策していることがわかり、対峙していくことになりますが…あとはご覧くださいませ。

キアヌ故の説得力

この映画もタイトルは知っていたしジャケットも何度も目にしていたんですが、まさか悪魔祓いの話だとは思いませんでした。全然知らなかったぜ…。
悪魔祓いと言えば最近にわかに(再)ブームが起きているような気がしないでもないジャンルですが、この映画は以前観た「バチカンのエクソシスト」のような「真面目にやっているようでいろいろおかしい」みたいなパワー系ホラーとはちょっと違い、きちんとスリラー的な物語の力もありつつ悪魔との縄張り争いに近い戦いをこなしつつ真相に迫っていく大真面目な内容。
いや思い起こせば「バチカンのエクソシスト」も意外と真面目な内容だったな…と思うんですが感じる印象が全然違うのはなぜ。主演の違いか…?
キアヌは何かとロン毛で髭面なイメージですが、この頃は短髪でヒゲもなく、もう正統派ドイケメンでドストレートに勝負しているためにまーかっこいい。かっこいいというか綺麗。40代でこれかよ…!
天界・人間界・地獄(悪魔界)の3つに分かれた世界が舞台で、それぞれ行き来はできないものの天界と地獄では「ハーフ・ブリード」と呼ばれるいわゆる人間とのハーフ的な存在を人間界に送り込み、それぞれが干渉しつつバランスを取っている…という世界観なんですが、そんなファンタジックな世界も彫刻のようなイケメン・キアヌが主人公だとあら不思議、本当に世界はこうなっているんじゃないか…と思わされるという噂です。
ちょっとアニメやゲームのような世界観だな…と思いつつ観ていましたが、それもそのはず原作はDCコミックスの作品だそうで、今作られていたらもしかしたらDCEU(DCユニバース)の一員になっていたかもしれません。
確かにマンガっぽい世界描写とかも多いんですが、20年前の映画の割にはCGもそれっぽくてあまり古さを感じないし、総じてなかなか力の入った良作だと思います。

またこの手の映画の割に宗教色が比較的薄いので、無宗教の日本人でも理解しやすい内容なのもいいところでしょう。
十字架を模した銃とか結構厨二病っぽいなとも思うんですが、これぐらいの方がわかりやすくていいねと。
この世界でのルール(水はどこにでもつながってる=ゲートになる等)もサラッと説明してくれる上にくどくないので込み入っておらず、いい塩梅の悪魔話に落とし込まれていて観やすい。
この辺の宗教世界はやろうと思えばいくらでも難解に出来そうなだけに、娯楽として程よく取り入れつつバカバカしくなりすぎないバランスがとても良いですね。
そしてこれはやっぱりキアヌだからこそサマになるのも大きいと思います。絵になるかっこよさ。
おそらく演者でだいぶ印象が違う映画になるんじゃないかな…と。ニコケイだったら多分すごい笑っちゃうし。(失礼)

良作です

キャスティング的にも味のある良いメンバーが揃っていて、詳細は書きませんが特にピーター・ストーメアがピーター・ストーメアっぽすぎて最高でした、ということは書き残しておきたいと思います。
意外と良質なアクションスリラー悪魔祓い、今流行ってるパワー系悪魔祓いより全然良いのでは…? と思ったんですが、多分これをやるには条件が難しすぎる(キアヌレベルの整いだったり映像面の演出だったり設定の巧妙さだったり)が必要なのでおそらくコストがかかりすぎちゃうんでしょうね。
と知った風にド素人が言ってます。

このシーンがイイ!

一瞬ですが「最後の戦いだ」って言ったあとのキアヌがなんとも言えないすごくいい表情するんですよね。あそこはなんかグッと来てしまった。

ココが○

悪魔祓いの話なのでそっちをメインに語られがちだとは思いますが、中身は結構しっかりミステリーっぽさがあり、単純に悪魔倒して云々だけではない作りの良さは他にないと思います。終わらせ方も良かった。

ココが×

特にないです。
細かい点で言えばテーマ的に仕方がないものの画面が結構暗いので、朝観ると大体の場面が反射してよく見えません。(おれ)

MVA

ほんのちょっとしか出てこないピーター・ストーメアにしたい気持ちをグッと堪えてこちらの方に。

キアヌ・リーブス(ジョン・コンスタンティン)

主人公の悪魔祓い。
ただよくあるヒロイックな悪魔祓いではなく、有り体に言ってしまえば「地獄行きが決定しているものの天国に行きたいから得点稼ぎのためにやってる」のがポイントで、それ故にちょっとアウトローさをまとっているのがかっこいい。
演技的には物静かで目立たない感じではありますが、上記の通りもう作りからして綺麗すぎるので「そこにいるだけで世界観に説得力を持たせる」という意味でキアヌだからこその映画になったと思います。

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