映画レビュー0350 『ファインディング・ニモ』
かなりメジャーなタイトルの一つですが、お友達に薦められての鑑賞です。なんプロ350本目にして初のアニメーション映画になります。
特に意味もないと思いつつも英語版×字幕で鑑賞。タレント吹き替えとか観たくないんでね!
ファインディング・ニモ

テンポもよく、観やすいけどやっぱりファミリー向けかな。
映画ファン的に言えば、完全擬人化の魚たちがお送りする、家族の愛情を軸に据えた冒険風ロードムービーってところでしょうか。息子よりもお父さんの成長物語になっているところもポイントかなと。
概要。
いきなり大量の卵と奥さんがやられるという予想外なハードストーリーから始まる映画ですが、無事残った1つの卵から生まれたニモ君は順調に成長、愛らしいことこの上ありません。やがて“初登校”の日、ちょっとした父への反発から人間の乗るボートに近づき、捕らえられるニモ。“子離れ”できていないことを自認する父・マーリンは、息子を何としてでも取り戻そうとボートを追い、残されたゴーグルを手がかりに途中出会った酷い健忘症の青いメス魚・ドリーと一緒にシドニーへ旅に出る、というストーリー。
はっきり言ってしまえば、「ディズニーが手がける、父と子の再会を描いた旅物語」的な文面から想像される雰囲気そのものではありましたが、さすがかのピクサー作品だけあって、テンポもいいし映像も綺麗だしで申し分ありません。
ディズニーらしい小ネタも、人間がやるといちいちうるせーなと思う僕でも気にならなかったのは、やはりアニメーション映画故なんでしょうか。
物語は「ニモを探す」マーリン&ドリーのコンビと、人間に捕らえられて水槽に入れられたニモとその仲間たちのストーリーが交互に展開していきます。
一つ、すごいなと感じたのは、旅の相棒・ドリーの健忘症という設定。イライラさせつつも相棒として欠かせないポジションを作り上げ、さらにハラハラポイントも用意してくれる、というなかなかうまい設定でした。「ふーん、そうなんだ。変なの」ぐらいでスルーしそうな設定ですが、考えれば考えるほどなかなか面白くよくできた設定だなと感心しましたね。
そんなドリーとマーリンが送る珍道中、割とニモ探しは順調に進みます。コレ、多分そっくりそのまま人間に置き換えたら都合良すぎて観てられない感じだと思うんですよね。それが魚の世界でファンタジーになっているせいか、まったく気にならない「絵本の世界」になっているところがいいなと思います。まさに子供と一緒に観たい映画ではないでしょうか。最も子供はおろ(いつも通りのため省略)
ホントはもっと感動するのかなぁと構えていた部分もあるんですが、お決まりということもあり、感動という意味ではほとんどありませんでした。それでも「なかなか面白かったな」と思える辺りが、逆に巧みな演出とストーリーだったのかなと感じさせてくれるような。
ファミリー向けではあるけれど「ただのファミリー映画ではない」というような、それなりに懐の深さがある映画のような気がします。が、当たり前な話ではありますが、トンガっている映画ではないので、やっぱり「ファミリー向け」、それ以上の過度の期待は酷であるのもまた事実。僕のような独り身のオッサンが観る映画ではないでしょう。
そう思うとまたなんか切ないような気がしないでもないという。めんどくさいですね。オッサンって。
このシーンがイイ!
クラゲのシーンは純粋にすごいなー綺麗だなーと。劇場で観たら結構押し寄せ感があってよさそうな気が。
ココが○
ある意味ではアメリカンではあるんですが、魚たちの細かい動きや演技がやっぱりよくできていて、ジョブズ時代のピクサーの力量を垣間見た気がします。
…とかしたり顔で語ってますがまったくピクサーに詳しくないという事実。騙されるな!
ココが×
ここを責めるのは筋違いだと思いますが、やっぱり良くも悪くもファミリー向けなので、「うおー!こんな良い映画だったのか!!」みたいな予想の上を行く感想は持ち得ないかなと思います。
なので、裏を返せばそういう環境(子供がいるとかディズニー好きの彼女がいるとか)でない限りは特にわざわざ借りてまで観るほどの映画ではないでしょう。
MVA
英語版にせよ吹き替えなので、MVAっていうのもなかなか微妙なところですが、一応チョイス。
アレクサンダー・グールド(ニモ役)
主人公・ニモ役の声。
あっちでも子役は女性があててたりするんでしょうか。本物の子供っぽい声だったけど、でも感情豊かにすごくうまかったし、あれで大人だとしたらすごいなーと単純に驚き。すーごいかわいい声してましたね。ピッタリでした。

