映画レビュー0655 『エージェント:ライアン』

ということで引き続きジャック・ライアンもの。つい最近劇場で予告編を観ていた気がしていましたが、もう3年前という…そりゃ歳も取るわ。

リブート版ということで役者はもちろん、設定モロモロ変わっている上に話自体も新しい話なので、あんまり過去のジャック・ライアンシリーズとは比べる必要もなさそうです。

エージェント:ライアン

Jack Ryan: Shadow Recruit
監督
脚本
アダム・コーザッド
原作(キャラクター創作)
トム・クランシー
音楽
公開
2014年1月17日 アメリカ
上映時間
105分
製作国
アメリカ

エージェント:ライアン

愛国心からアメリカ海兵隊に入隊するも、ヘリの事故で脊椎を損傷、除隊を余儀なくされたジャック・ライアン。その姿を見たCIAのハーパーは彼をスカウトし、ウォール街で働きながらテロ資金の流れを追うように命じる。CIAの一員となったライアンは、ある時ロシアのとある顧客の資金管理に怪しい点を感じ、ハーパーに報告したところ、すぐにモスクワまで現地調査に赴くよう命じられる。

目新しさゼロ。

5.0

ジェームズ・ボンドほどのネームバリューは無いものの、今作で4代目となるジャック・ライアンを演じるのはクリス・パイン。

僕は基本的に「好きではない」俳優さんは若干いますが、明確に「こいつ嫌い」って人はほとんどいないんですよ。しかし、数少ない「こいつ嫌い」のど真ん中に鎮座するのがクリス・パイン、そのお方です。単純に顔が嫌い、っていうのもありますが、噂によると(というか訴訟沙汰になったそうなので事実でしょうが)無名だった彼を熱心に売り込んで「スター・トレック」を持ってきたエージェントを売れた途端にメール一通で切り捨てて大手に移籍した、というクズ野郎な逸話を聞き、より嫌いになりました。やったね。

もうその切られたエージェンシーは「エージェント:クズ野郎」でも撮ったら良いじゃないと思いますが、それって逆じゃん、ということで。

そんなわけで嫌いなので、普通であれば彼の映画は観ようと思わないんですが、かと言ってそこまで役者の好き嫌いで選んでもいないし、予告編でちょっと気になってたしということで観てみました。

ちなみにジャック・ライアンについては、前回の久しぶりに観た「レッド・オクトーバーを追え!」の印象しかないので、特に「ジャック・ライアンみすごい!」もしくは「ジャック・ライアンらしくない!」みたいな個人的な感情は皆無です。

リブート版ということで、改めて「ジャック・ライアンがいかにしてCIAの一員になったのか」から始まり、初の大仕事(多分)である、“CIA捜査官としての現場”を描いた一作。時代に合わせて多少のハイテク感は出てきますが、しかしあまりテクノロジーに寄った内容のスパイモノではなく、あくまでアクションスパイ映画という感じでしょうか。

この映画を観る前から思っていたことですが、もはや今の時代「アクション映画の味付けとしてのスパイ」だけでは娯楽映画としても楽しませられないぐらいに世の中のハードルが上がってるんじゃないかと思うんですよね。そんな中、この映画は実際にもうまんま「アクション映画のスパイ味」でしかなかったので、まったく新鮮味もないし、ワクワクするようなガジェットも出てこないし、クリス・パインだし、ってことで低いハードルすら越えられない程度の映画でした。

予告編では「誰が敵で誰が味方なのか…!」みたいな煽りもしていたように記憶していますが、これまたひどい予告編でそういう要素もまったくなく。普通にCIAがちょっとロシアの富豪に手を突っ込んだ、っていうだけのお話でした。

このロシア人を監督兼務でケネス・ブラナーが演じているんですが、彼もなんだか重々しい割にヌケヌケで、敵役としても脅威な感じがまったくなく、「うおお、ジャック・ライアンすげーぜ」感がゼロ。

おまけに終盤の敵の思考を読み取ってテロを未然に防ぐぞフェーズに至っては、もう観客に考えさせようという気はサラサラないのか情報が出てはすぐに答えの繰り返し。

古い例えで誠に申し訳ございませんが、少年時代に大好きだった「アメリカ横断ウルトラクイズ」の機内ペーパークイズを思い出しましたね。

「問題:なんとかかんとかはナントカカントカ?………答え3」みたいな。

ちょっと間があってすぐ答え、みたいな。マジで思い出しましたからね、これ。

あとアレ。「ナショナルトレジャー リンカーン暗殺者の日記」も思い出した。謎解きのように見えてすぐ答えが出てくるから解く気にならない、っていう。

まあそんなわけでですね。不満ばっかりの映画でしたよ。

復活したケビン・コスナーが一番の楽しみでしたが、でもなーんかCIAの手練っぽい感じも薄いし。ちょっとお腹出てるし。

キーラ・ナイトレイも痩せすぎなのか角ばっててかわいくなかったし…。

全部クリス・パインの負のパワーのせいじゃねーの? とまったく根拠のない中傷で終えます。結論としては観なくていいよ!

このシーンがイイ!

なっしー。

ココが○

これも特には…ただまあそれなりに観られたというか、一応期待が持てないながらも通しで最後まで観られたので、テンポとかつなぎ方は悪くなかったんだと思います。

ココが×

上に散々書いたので割愛。せめて現代のスパイモノらしいちょっとしたガジェットでもあればなぁ。

リアル路線で行くには登場人物の魅力が薄すぎるし、陰謀も浅い。

MVA

ううむ…消去法ですがこの人かな…。

ケネス・ブラナー(ヴィクトル・チェレヴィン役)

監督だからなのかわかりませんが、一番ちゃんと映画に貢献しようとしてたような気がするんですが、多分気のせいです。そんな眼力ありません。

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