映画レビュー0158 『太陽がいっぱい』

はー。

ほんと絵描くのめんどくさいわー

太陽がいっぱい

Plein soleil
監督
脚本
ポール・ジェゴフ
ルネ・クレマン
原作
『The Talented Mr. Ripley』
パトリシア・ハイスミス
出演
マリー・ラフォレ
音楽
公開
1960年3月10日 フランス
上映時間
118分
製作国
フランス・イタリア

太陽がいっぱい

貧乏な若者・トムは、友達で金持ちのフィリップと行動をともにするうち、彼を殺して自分が彼になりすまそうと計画を立てる…。

なんて悪いヤツだ! イケメンだけど悪いヤツだ! コイツ!

7.5

伝説の美男子、アラン・ドロン。

若き日の彼を観たのは初めてでしたが、まさに噂に違わぬ美男子ぶり。ちょーかっこいい。イケメン。もはやイケメンヌ

あまりにも彼がかっこよすぎ&相手役の女性もかわいいよ、ってことでラブサスペンス風味のイマイチ映画なのかと思いましたが、そこはさすが午前十時の映画祭上映作品だけありますね。しっかり楽しめました。とても50年以上前の作品とは思えない!

なんでもそうかもしれませんが、とかくサスペンスなんてものは時代とともにトリックやら小道具やらが陳腐化しやすいものだと思いますが、そう言ったこともまったくなく、「昔の割に面白いね」という感じではなく、純粋に楽しめました。アラン・ドロンの見た目もあるのかなー。古さを感じないイケメンヌぶりがまた。

導入部での、フィリップを殺そうとするトムの心情がややわかりづらいと言うか唐突な気はしたんですが、それ以降の展開は文句無し。正直なところ、ラストの展開は「あり得ないだろ!」と納得がいかない面もあるんですが、終わり方が良かっただけにそれもまた許容範囲。

そう、終わり方が良いのです。

語りすぎず、でもわかりやすく。こういうエンディング、好きだなぁ。一瞬見えるアラン・ドロンの笑顔がまた良かった。詳しく書くとネタバレになるので書きませんが。なんというか、余韻を残す終わり方で。

道中に関しては、事件以降はほぼトムの行動を追っていく展開で、事件や彼の考えに触れる会話がほとんどないため、「彼が何を考えて策を弄しているのか」の説明があまりありません。そのせいで少し難しいというか、「彼がどう頭が切れるのか」という部分を考えながら観なければいけません。

それがサスペンスだろ! と言われればそれまでですが、自分としてはそういう面がまた飽きずにしっかり観られた一因かな、と思います。この手の映画は話が饒舌すぎると一気に醒めるので、その辺りのさじ加減がうまい。

これから観る方は、トムの行動一つ一つに対して、ぜひその辺のことを考えながら観て欲しいですね。彼が何を考えて、何を狙ってそれをやっているのか。考えれば考えるほど、「コイツ悪いヤツだ!」と思うわけです。

ま、だからこそ最後は「えー」っと思っちゃったわけですが。

このシーンがイイ!

マルジェにお別れを言いに来たトムが、彼女にギターを弾いてくれと頼み、手を握って見つめる表情のアップ。

「ほんと悪いヤツだな、コイツ!」感満載の表情。いやぁ、あれは悪い顔だ。いい演技だ。

ココが○

非常に地味なところですが、昔の映画だからか、字幕のフォントが映画館っぽいというか、普通のゴシック系じゃないんですよね。観れば一発でわかると思いますが、味のあるフォントで。「しねきゃぷしょん」的な。

このフォントの違いって結構普段から感じてるんですが、DVDになった途端に普通のゴシックになって雰囲気が無くなることが結構あるんですよね。あの映画館でのフォントのまま、味のある字体で観られたのがなんか嬉しかったです。

ココが×

序盤の遊びまくる男二人の展開は結構ダラダラ。

動機が唐突な気がした=特にフリとして効いてるような気もしなかったのが残念。

MVA

まあ、もうほぼ絞られてるので…。

アラン・ドロン(トム役)

ここまでイケメンヌだともう絵の保ち方がハンパじゃない。

最初から貧乏な若者に見えないデメリットもありましたが、まあそれでもこの映画はこの人の映画だな、と思わされるものがあります。やっぱり上に書いたシーンでのアップを観ちゃうと…。すげーなドロン、と。

このイケメンヌっぷりを2%ぐらいでいいから僕に分けてくれたらもうちょっとイイ人生になった気がするんですけどね。どうでもいい話ですけどね。ええ。

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