映画レビュー0026 『スカーフェイス』
[2017年追記]
懐かしいですね、スカーフェイス。
当時は「なんかいつものアル・パチーノのマフィアモノだなぁ」と醒めた目で観てた記憶がありますが、今また観るとちょっと違う評価になりそうな気がする映画の一つです。
この頃は逆のことを書いていますが、今となっては若い頃の脂の乗ったアル・パチーノがマフィアをやってラリる、それだけでもうたまらないみたいな。そういう領域になってきました。「Say hello to my little friend!」なんてセリフ、最高じゃないですか。
この辺も(当時と今の)映画経験値の違い故、なんでしょう。映画のみならず人生もそうですが、経験を経て観るとまた違って見えるというのが映画鑑賞の面白さですね。
スカーフェイス
純粋なマフィア映画。
さすがアル・パチーノというか、まーどっぷりマフィアしてます。狂気の演技は言うことなし。ほんとに危ないんじゃないかと思わされます。
ですが、何となく今回この映画を観て、自分はマフィア映画に向いてないんじゃないかなぁとしんみり思いました。
なんというか…きちんと描いているんですが、どうにも入り込めず…。他に似たようなのを観た記憶があるからかなぁ。
まあ、当時は斬新だったりしたのかもしれませんが、どうも3時間という長丁場のせいもあって、あんまり集中することができませんでした。
こういう世界観が好きならビタっとハマる気もしますが、そういう意味で「向いてない」のかな、と。本当はそんな個人的な趣向を語ってないで、もっと参考になるような情報を書くべきなんですが、もう「マフィアがのし上がって、そして自滅していく話」としか書きようがないんですよね。
この手の映画にすごく多いパターンだと思うし、そういう意味で新鮮さを感じられなかったのが残念でした。
ココが○
んー、特になし。
ココが×
こちらも特になし。ほんとに教科書通りのマフィア映画、って感じで…。
MVA
無難に、
アル・パチーノ(トニー役)
ですかねー。
他に印象に残ったのはヒロインぐらいで…。でもあの子もただのツン子だったし…。
アル・パチーノはさすがの演技でしたが、正直見飽きたアル・パチーノだったとも言えます。この手の役には打って付けなだけに、逆にそのイメージが強すぎて目新しさがないのが残念。